友人宛ての年賀状をやめたい…高齢を理由にする文例はこちら

 

高齢になってきて年賀状を書くのが大変なので、年賀状を辞退したい80代の親の代筆を頼まれた。どんな風に自体すればいい?文例を知りたい。

年賀状は昔からの日本の文化ですが、歳を取ったら正直書く事が辛くなってしまいます。

無理して書いている人は沢山いるのです。

いい加減そろそろ辞退したいと思った親が代筆を頼んできたら?

そんな時、相手に失礼がないように年賀状の辞退をする方法をご紹介します!

 
  

もう高齢だし友人への年賀状をやめたい

毎年、年賀状を書くシーズンになってくると憂鬱に感じる事ってありますよね。

高齢の人は特に、パソコンを使えない人が多いため時間が掛かります。

干支などが印刷されたはがきを買ってきて、あて名を自分で書く人が多いと思います。

そこへメッセージを一人ずつ書いていたら、疲れてしまいますよね。

しかもはがきのお金も掛かるので年金暮らしには厳しいと感じる人もいます。

もう年賀状を書く事を止めたいと思っていても、なかなかどうしたらいいかと悩んでしまいます。

そして結局、毎年無理をして書いてしまうのです。

年賀状がとても大切だと思っている人が昔の人には多いのです。

普段連絡を取らなくても年賀状で生存確認をしていたり、何十年も年賀状の付き合いがあると、途中で辞める事はなかなかできません。

毎年年賀状が来る人から来なくなったら心配してしまいますよね?

でも歳をとってくると、歩く事すら困難ではがきを買いに行くことが出来なくなることもあります。

もし買いに行けたとしても、目が悪くて字を書く事もできなくなる事もあります。

でもそろそろ限界、もう年賀状は終わりにしたい…そう思って、親が年賀状の辞退の旨を周知してくれないかと代筆を頼まれたら?

今まで長い付き合いで年賀状を交換していた親の知人たちにどう説明すれば?と悩みますよね。

付き合いを切りたいということか!と勘違いされたら困ります。

相手に失礼が無いように、年賀状を出さなくても良い方法はないのでしょうか?

 

2高齢を理由に年賀状を辞退するのは大丈夫?

本来、年賀状は自分で書いて自分で出すものです。

自分で出す事ができなくなってしまったら年賀状を辞退しても良いのです。

ただ、辞退する理由を相手に知らせないと相手の方は心配してしまいます。

高齢で難しいという理由を伝えれば相手の人もしょうがないとしか思いません。

いずれかは誰でも通る道なので、気にしすぎる事はないのです。

できることなら字を書く事や読むことが出来る間に、年賀状を辞退すると本人が伝えるべきです。

でも、もしもう字を書く事がすでに難しくなってしまったら、子供の自分たちが代筆してあげましょう。
辞退の旨を最後の年賀状として、代筆して出せば良いんです。

ですが、年賀状に今後のやり取りを断る事を書くのは、お正月から縁起が悪いと言う人も中にはいます。

ですので、そう思われるのが気になるのであれば、年賀状ではなくその前に辞退の手紙を書くのも方法です。

もし今年で最後として年賀状を出したあとに、辞退を決めたなら寒中見舞いで伝えます。

夏でしたら暑中見舞いで理由を書きます。

要はもう年賀状は…と決めた時に、辞退の旨をいずれかの方法で伝えればよいのです。

 

年賀状を辞退する文例

年賀状に辞退することを書くか、年賀状を相手から受け取ってから寒中見舞いで辞退することを伝えるのが一番タイミングの良い方法です。

季節がずれていると相手も忘れてしまっている場合もあり、心配してしまいます。

まず、年賀状に今後の年賀状を辞退することを伝える例文をご紹介します。

まずは毎年書いているような新年のあいさつをします。

その後に親の事情を書き出します。

あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いします。

母(父)も寄る年波には勝てませず、年賀状をしたためる事が難しくなってきてしまいました。

申し訳ございませんが、本年をもちまして新年のご挨拶をご遠慮させていただきたいと申しております。

勝手ではございますが、今後とも変わらぬお付き合いのほどよろしくお願いします。

皆様のご多幸とご健勝をお祈り申し上げます。

 

次に寒見舞いで年賀状を辞退する場合の例文をご紹介しましょう。

寒中お見舞い申し上げます。

年賀状、ご丁寧にありがとうございました。

母(父)は高齢となり、文字を書いたり読んだりすることが難しく感じる身となって参りました。

申し訳ございませんが、今後賀状交換はどなた様とも控えさせて頂きたいと存じま。

勝手ではございますが、何卒ご理解くださいますようお願い申し上げます。

今後も皆さまのご活躍とご健勝をお祈りいたしております。

 
文章のポイントは、あなただけではなく、誰にも年賀状を出さないと言う事を伝える事です。

また、親が自分で書く事が困難な事や高齢という事を伝えましょう!

もし自分からは送らなくても相手からは受け取っても良いと思う場合は、

「年賀状を戴いてもお返事できないと思います。勝手ではございますが、何卒ご容赦くださいませ。」

と一言付けても印象が良いですね。

もしご近所で毎日のように顔を合わせる人だったら、堅苦しく手紙に書くより、直接話をした方が相手に伝わる場合もあります。

その場合も他の人にも出せない事、書くことが困難であることを伝え、お付き合いは今後とも同じようにしていただければ、とお願いするといいですね。

 

友人宛ての年賀状をやめたい…高齢を理由にする文例はこちら-さいごに

いずれは誰でも通る道です。

親に辞退の代筆を頼まれたら、慌てずにそのまま高齢を理由として親の知人たちに知らせましょう。

でももし、代筆を頼まれる前に、自分の親が字を読んだり、書いたりすることが辛そうだと先に気付けたら、まずは自分で年賀状を辞退する方法を教えてあげたいですね。