海外旅行に行くとき、入国審査にドギマギしてしまうことってありますよね。
私は今まで、旅行や長期滞在中の一時帰国などで、数十回は外国の入国審査を受けています。
慣れてるからあっけらかーんとしている時もあれば、理由もなくドキドキしていることも。
海外旅行に慣れていない人、英語が苦手な人は、入国審査が第一関門みたいなもんですよね。
入国審査についてお勉強しちゃいましょう!
海外旅行中の空港の入国審査の英語はどこも同じです
世界広しといえども、入国審査がない国はないと思います。
でも、入国審査で審査されることって、ほとんどの国で同じなんですよね。
特に日本人が観光で行くことの多い国だったら、似たりよったりだと思ってください。
そして、大抵の国では、日本人は信用されています。
日本人はおとなしくて真面目。
わざわざ外国まで来て、変なことはしないと信用されています。
非常に扱いやすいんですよね。
だから、日本のパスポートを持っていて、明らかに観光客だと分かると、さっさと解放されることがほとんど。
それでも余計な疑いを招かないためにできることがある
日本人は信用されているといっても、犯罪者はゼロではないし、怪しまれる日本人もいるわけです。
疑いが晴れたとしても、別室に連れていかれると時間がもったいないし、精神的なダメージが大きいですよね。
ということで、ちょっとしたアドバイスです。
なるべくちゃんとした身なりでいる
別に、クリーニングしたスーツやワンピースでっていうわけではないですよ。
ラフな格好でも問題ないです。
顔もスッピンでもいいです。
眉毛くらいは描いてもいいかもしれないけど(笑)
ただ、清潔感のある恰好をしていましょう。
英語ができる振りをしない
中途半端にしか分からないのに、英語ができる振りをしないこと。
理解できてないのに適当に相槌を打っていたり、適当に返事をしてしまったり。
審査官は英語が出来ない人に慣れています。
英語圏以外の国では、審査官自身も英語が外国語であったりしますしね。
ムリに英語ができる振りをしてもいいことはありません。
逆に、適当に返事をしていたおかげで、大切な質問に良くない回答をしてしまったなんてことも。
分からないなら分からないで大丈夫です。
余計なことは言わない
これも入国審査の鉄則です。
とにかく、聞かれたことにだけ答える。
聞かれていないことは喋らない。
会話が成立したことに嬉しくなって、ついお喋りしたくなってしまうかもしれません。
怪しい人じゃないよアピールで、つい必要ないことまで喋ってしまうかもしれません。
何気なく口にしたことでも、何かのきっかけで怪しまれてしまうかもしれませんよ。
余計なことは言わないでおきましょう。
入国審査の目的を知っておけば英語が出来なくても対応できます
入国審査の目的はどこの国もほぼ共通だって、さっき言いましたよね。
不法に滞在する可能性はないか?(許可された滞在日数が過ぎても出国しない)
不法に就労する可能性はないか?(働いてもいいよっていう許可を持っていないのに勝手に働いている)
その国や国民に対して危害を与える可能性はないか?(テロや犯罪行為を行う危険性)
この3つだけなんです。
強いて言えば、プラスして指名手配されている犯罪者かどうかのチェックも、パスポートを通して行われている可能性がありますが、まあこれは置いておきましょう。
ということは、普通の観光客の場合、基本は何の問題もなく入国を許可されます。
海外からの観光客っていうのは、その国に外貨を落としていってくれるわけで、国としても歓迎すべきですからね。
だから、目の前にいる外国人が、何の目的この国に来て、何日間滞在して、どこのホテルに泊まって、いつこの国から出て行くのかがはっきりしていて、嘘ではないと思ってくれればすぐに無罪放免です。
そして、日本人は信用されているため、これらの情報をはっきりと伝えれば、ただの観光旅行であれば大抵は大丈夫です。
空港の入国審査で聞かれる質問と見本の答えを英語で覚えておきましょう
英語が出来なくても大丈夫と言われても、やっぱり不安にはなりますよね。
なので、ここで入国審査でよく聞かれる質問と、一般的な答え方を書いておきますね。
Next!(次の人!)
※こう言われたら、審査官の前に行って全員分のパスポートを提出しましょう。
What’s the purpose of your visit? (訪問の目的は何ですか?)
Sightseeing. (観光です)
※もっと簡単に、「Pleasure or business?」なんて聞かれることも
How long will you stay in this countly? (どのくらい滞在予定ですか?)
3(three) days / 1(one) week / 10(ten) days
Just transit. (乗り継ぎです。 → 乗り継ぎだけですぐに他の国に行く場合)
※入国審査や税関用の紙に書いた滞在期間と同じになるように!
Where are you going to stay? (どこに滞在する予定ですか?)
At a hotel. (ホテルです)
At a hotel in Los Angels. (ロスアンゼルスのホテルです)
At Hilton Hotel (ヒルトンホテルです)
Do you have a return ticket? (復路のチケットを持ってますか?)
Yes I do. (持ってます)と言いながら、チケットや予約表を見せる
What is your occupation? (職業は何ですか?)
What do you do in Japan? (日本で何をしてますか?=仕事は何ですか?)
I’m an office worker. (サラリーマンです)
I work at a bank. (銀行で働いています)
I’m a college student. (大学生です)
I’m sorry but could you say that again please? (すみません。もう1度お願いします)
聞かれたことに対して、文章を作って答える必要はありません。
単語だけで充分です。
どうしても自分の言っていることが通じなければ、旅程表やホテルの場所を書いた紙を見せましょう。
そして、帰りのチケットと予約したホテルの確認メールは必ず手元に持って、いつでも見せられるようにしておくこと。
初めての海外旅行、1年に1回くらいしか海外旅行に行かないっていう人の場合、これくらいの情報がしっかりとしてあれば、よほどのことがない限り疑われません。
堂々としていて大丈夫ですよ。
おまけです
ときどき、相手が日本人だと分かると、カタコトの日本語を使ってくる人っていません?
入国審査の審査官でも、日本人観光客が多い空港では結構見かけます。
コンニチハー
オゲンキデスカー?
カンコウデスカー?
こう聞かれたらどう反応しますか?
英語で何か返す人、ニコニコと笑顔で笑っている人、よく見るんですよね。
でも、私は必ず日本語で返事するようにしています。
こんにちは。
はい、元気です。ありがとう。
はい、観光です。
せっかく頑張って覚えてくれた日本語で話しかけてくれてるのに、スルーされたり、英語で返事されたらちょっと残念ですよね。
たった一言だけかもしれないけど、日本語で話しかけられたら、ぜひ日本語で返事してあげてください。
それだけでも、ものすごく嬉しそうな顔をしてくれますよ。
まとめ
入国審査は、慣れないとハードルが高く感じられます。
でも最低限の英会話を覚えておいて、上に書いてきたような注意事項さえ守っていれば、基本的に問題なく入国が許可されます。
審査官の態度が高圧的に感じられるかもしれませんが、彼らは悪者を入国させないための最後の番人です。
決して、あなた個人に悪い感情を持っているわけではない、仕事なんだからと思うようにしましょう。