土用の丑の日はうなぎの由来 夏バテに効果あり栄養面でも美容にも疲労回復にも最適!

 

夏の土用の丑にはウナギ!

でもなぜ、土用の丑の日に鰻を食べるんでしょう?

実はそこには、江戸時代のうなぎ屋さんさんの便乗商法があったんです!

そしてうなぎの栄養素を考えると、積極的に取り入れたい便乗商法だったりもするんですよ!

なぜ土用の丑の日に鰻を食べる?

ウナギは夏バテに効果的?

美容や疲労回復にも適しているうなぎの栄養価とは?

今回は、これらのことについてまとめてみました!

 
  

土用の丑の日にうなぎの由来

土用の丑の日には「う」のつく食べ物を食べていたというのは、2017土用の丑の日はいつ?意味や由来 うなぎの他に何食べるの?で書きました。

この記事には、土用の丑の日っていつ?なんてことも書いていますので、ぜひ読んでくださいね♪

土用の丑の日にうなぎを食べるようになった事の始まりは江戸時代といわれています。

でもはっきりした由来は分かっておらず、諸説あるんですね。

その中でも有名&有力な2つの説をご紹介します!

 

チョコレート会社の元祖は平賀源内?

一番有名なのは平賀源内さんのアイディアです。

平賀源内って、歴史の授業で聞いた覚えありますよね?

江戸時代の発明家であり学者でもあり、あのエレキテルを発明した平賀源内さん。

日本のダ・ヴィンチとも言われているそうですよ。

ある時、うなぎ屋のご亭主が夏場に売り上げが落ちてしまうんだけど、何かいいアイディアがないか平賀源内さんに相談したんだそうです。

すると、「本日、土用の丑の日」とお店に張り紙をするようにアドバイスしたところ、大繁盛になったんだそうで。

それを見ていた他のうなぎ屋さんも、我も我もと後に続いて「土用の丑の日=うなぎを食べる日」となったんだとか。

バレンタインにチョコレートを買わせる習慣を創り出したチョコレート会社の、はるか先を行く平賀源内氏ですね( ´艸`)

 

丑の日のうなぎはことさら美味しい?

次に有名な話は、昼木屋善兵衛さんのお話。

これまた江戸時代のお話です。

春木屋善兵衛が、ある武家屋敷から大量の蒲焼を作るように注文を受けました。

あまりにも量が多かったので1日では作れずに、子の日、丑の日、寅の日の3日間をかけて鰻を焼いていました。

すると丑の日に焼いたうなぎだけ味も香りもそのままに、一番美味しかったんだそうです。

それ以来、鰻は丑の日に焼いて食べるのが美味しい!となり、土用の丑の日はうなぎを食べるという風習になったんだとか。

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うなぎは夏バテにとても効果がある

夏場の売上落ち込みに歯止めをかけた平賀源内ですが、実は夏バテには鰻がいいというのは、はるか昔から知られていたようなんですよ。

大伴家持という有名な歌人が万葉集で、次のような歌を詠んでいます。

石麻呂に吾物申す夏痩せによしといふものぞ鰻(むなぎ)捕(と)り喫(め)せ
(石麻呂さんに物申します。夏痩せには鰻が効果あるから、捕ってきて食べるといいですよ!」

痩す痩すも生けらばあらむをはたやはた鰻(むなぎ)を漁(と)ると川に流るな
(夏バテで)げっそりと痩せていても生きていければいいんだから、鰻をとりにいって川に流されなんてしないように!

これは大伴家持が石麻呂という痩せている人をからかっている歌なんです。

正式な知識があったとは思えませんが、大伴家持が生きていた奈良時代にはすでに暑さで弱った時はうなぎが活力になるということは、経験値として知られていたんじゃないでしょうか。

このことを平賀源内が知っていて、うなぎ屋さんに知恵を授けたのかどうかは分かりませんが、あながち的外れではなかったということですね(=゚ω゚)ノ

平賀源内は学者でもあるから万葉集を読んでいても不思議はないですかねぇ~?

 

うなぎは栄養価が高く美容にも疲労回復にも効果的!

実はうなぎには、栄養がたっぷり含まれているんです!

ビタミンA、B1、B2、E、D

ミネラル

カルシウム

鉄分、亜鉛

DHA、EPAなどの脂質

コラーゲン

 
こんなにたくさん!

かなり優良な食べ物ですよね。

そして、うなぎを夏に食べるといい理由。

まずは夏に起こりやすい現象をあげてみますね。

☞ 汗をかくことでミネラル成分が体外に排出されやすい

☞ 夏バテの原因であるビタミンB1が不足しやすい

☞ 暑さで食欲を失くしたり、アイスなどの冷たいものばかり食べたりとバランスの悪い食事になりやすい

こういったことが原因で夏バテをしやすいんですが、うなぎにはミネラルもビタミンB1も含まれています!

さらに複数の栄養素を同時に取れてしまう!

ちなみに美容にはコラーゲン、疲労回復にはビタミンAやB1が効果的ですが、すべて鰻に含まれています!

鰻が最強な食べ物であることがお分かりいただけるでしょうか(*´▽`*)

土用の丑の日はうなぎ-さいごに

江戸時代に定着した「土用の丑の日はうなぎ」という風習。

多少、うなぎ屋さんの思惑にハマってしまっている可能性も否めませんが、あながち間違ってもいませんよね。

バランスの悪い食事が続いていたり、体が弱ってきているなーと感じたらウナギを食べてみるといいかもしれません。

今年の夏の土用の丑にはぜひウナギを食べてみませんか?

とはいっても、くれぐれも食べ過ぎにはご注意を!(*´▽`*)

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