旅行中の犬の留守番 誰かに預ける?ペットホテルや動物病院の料金や選ぶ基準は?

 
旅行や帰省で長期留守にする時、どうしてもペットの犬に留守番をさせないといけないことってありますよね。

留守番と言っても、ずっと1人にさせるわけにいきません。

エサや散歩など誰かにお願いしないといけないですよね。

そういう時の選択肢って、誰か知ってる人に面倒をお願いする、ペットホテルや動物病院に預けるっていう方法があります。

でもそれぞれにいい点もあれば良くない点もあるわけで。

今回はそれぞれのメリット・デメリットをを確認してみましょう。

 
  

旅行中 犬を誰かに預けるのはいいこと?留守宅に見に来てもらうのは?

普段の環境が変わるとストレスになるのは、人間でも犬でも猫でも同じことです。

だから本番をいきなりするのではなく、まずは「お留守番」ということに慣れさせてしまいましょう!っていうのを、以前書きました。

参考 旅行中 犬に留守番させるのはかわいそう?ストレスでパニックにならないように慣れるまで練習!

お留守番慣れているワンコという前提で行くと、一番環境が変わらなくていいのは、信頼できる誰かに定期的に家に様子を見に来てもらうということですよね。

その人があなたの犬と仲が良ければ犬にとっても楽しいですしね。

ただこのデメリットは、泊まりこみが難しかったらワンコが1人でいる時間が圧倒的に長くなってしまう事。

1日のうちの20時間とかそれ以上を1人で過ごすことにだってなりかねません。

お願いできる人が犬好きで理解があるなら、犬をその人に家で預かってもらうことも出来るでしょうが、これはなかなかハードルが高いですよね。

家具を壊してしまったり、粗相をしてしまったら大変です。

弁償してすむものだったらまだしも、大切な思い出の品とかだったら・・・。

そして、お友達や知り合いに面倒をお願いする場合の一番のデメリットは、その人は決して専門家ではないということ。

万一犬に何かあったとき、飼い主でもなければ専門家でもない人に全てを委ねることになります。

病院に連れていくかどうかの判断、連れて行ったとしても治療の選択肢の判断、あなたに連絡がつかなかったらその人が全責任を背負わないといけません。

万一何かあったとき、その結果が残念なことになってしまったとき、あなたはその人を責めない自信がありますか?

ちなみにこの「万一」には、犬に何かあった場合の「万一」だけではなく、留守宅に入り込むことになるので防犯という意味での「万一」も含みますよ。

プロでない人に犬の面倒をお願いする以上、何があっても責めることはできません。

犬の健康状態に何の問題もなく、犬自身がその人に懐いていて、留守番にも慣れている。

飼い主であるあなたも、その人のことを心から信用している。

なおかつ家を不在にするのが1週間程度までであれば、私の中ではアリです。

それでも、私の周囲の人間を考えた時、お願いできる相手は1人しかいないですねー。

その人に託して万一のことがあったら、託した自分が悪いし絶対に相手を責めないです。

出来る限りのベストを尽くしてくれただろうし、私がいても同じ結果になっただろうからと思えるからです。

でもその人以外にお願いして何かあったら・・・、分からないですね。

もしかしたら、何であの時こうしてくれなかったんだろう・・・って思ってしまうかもしれません。

 

ペットホテルと動物病院はどう違う?

個人的な知り合いに面倒をお願いすることが難しければ、専門施設にお願いするしかありません。

ペットホテルや動物病院ですね。

動物病院と言っても、動物病院が経営しているペットショップ=動物病院併設のペットショップと考えてください。

一口にペットホテルと書きましたが、様々な形態があります。

大きく分けて3つ。

  • 今も書いた動物病院併設のペットホテル
  • トリミングやペットショップが運営しているペットホテル
  • ペットホテルを専門事業としているペットホテル

さらに細かく見ていけば、預かる犬をどのようにして面倒みるのか、お散歩などの運動はどうしているのかも様々です。

☞ 一匹ずつケージに入れて預かるところ

☞ 昼間はみんな一緒に遊ぶけど、寝る時はそれぞれ個室に入れるところ

☞ 昼も夜もみんな一緒のところ(ケージで寝るけど部屋は一緒)

☞ 室内に犬の遊び場があるところ

☞ スタッフがお散歩に連れ出してくれるところ

☞ ドッグランのような場所が併設されているところ

☞ 獣医が常駐しているところ

☞ 獣医の常駐はないけど提携している動物病院が近くにあるところ

☞ 毎日犬の様子をメールで知らせてくれるところ

☞ シャンプーやトリミングのサービスをしてくれるところ

もう実に様々ですよね。

サービス内容に応じて料金も、もちろん様々です。

 

いいペットホテルの基準は?

ペットホテルに預ける場合、こういうところに預けるべき!というのはありません。

ただし、これだけはチェックしましょう!

それは「動物取扱業」の登録をきちんと行っているかどうか。

ペットホテルだけでなくペットシッター、トリミングのお店などはこの「動物取扱業」の登録が必須です。

登録されていないところは論外と考えてください。

そして私の場合、お泊りを含むお留守番だったら、

ワクチンなどの予防接種証明書提示を義務付け

毎日の健康チェックをしてくれ、異常がある時は速やかに獣医の新札が受けられる

この2つは最低限の条件になるかなーと思ってますね。

それ以外の条件は、全てケースバイケースではないでしょうか。

元気いっぱいの子、体調を崩しやすい子、ケージが苦手な子、他の子が同じ部屋にいると落ち着かない子

みんな様々ですよね。

臆病な子もいれば、みんなに愛想を振りまく子もいます。

また同じ子でも、1泊の時と4泊5泊となる時では、預ける環境を変えた方がいい時もあります。

責任を持ってきちんと運営してくれるペットホテルというのは最低限の条件ですが、運営面で信用できるのであれば後はその時のワンちゃんの状態や日頃の性格、預ける期間などで決めればいいのではないでしょうか。

旅行中の犬の留守番-さいごに

犬にとって過ごしやすい環境を整えてあげるのは、私達飼い主の責任です。

大切な家族の一員であるワンコが、少しでもストレスフリーでお留守番できるようにベストな選択肢を考えてあげてくださいね!