防虫剤の臭いって害がある?ナフタリンの臭いの取り方は?タンスまでくさい!

 
もうすぐ衣替えですね。

衣替えといえば防虫剤。

防虫剤といえばあの独特な臭い。

虫がつかないのは有難いけど、臭いはべったり着いちゃった。

おまけにタンスにまで!

なんて経験ありますよね。

さらにあの臭いって身体に害はないの?って思う人もいると思います。

実は防虫剤って結構危険な成分を使っているんです。

だから防虫剤そのものだけでなく、臭いがこびりついた衣類の扱いには本当に気をつけないとダメ。

今回は防虫剤の危険性と、衣類やタンスにこびりついた臭い対策についてまとめました。

 
  

防虫剤の臭いは有害?

防虫剤のあの臭い、あれは使われている成分が原因です。

はい、そんなことは当たり前ですよね(;´∀`)

そして臭いの元である成分は、実はとても危険なものなんです!

最近では無臭タイプの防虫剤も増えてきていますが、成分の危険性については変わりません。

無臭だから安全♪と思わないようにしてくださいね。

 
防虫剤に使われる成分は複数種類あって、成分によって効果や有効な期間が違うんですね。

決して混ぜて使っているわけではありません。

というより、混ぜて使ってはダメ!

で、これらの成分は毒性が強く虫に対してだけ効果を発揮するのではなく、私達人間にも症状が現れることがあります。

代表的な症状としては、吐き気、皮膚が赤くなる(皮膚炎)、目や鼻に刺激、頭痛。

症状が重くなってくると肝臓や腎臓、血液に障害が出たりしてしまうこともあるんです。

そして注意したいのが、症状がすぐに現れるとは限らないこと!

毒性成分の吸収が遅い場合、1~2日経ってから症状がでることもあるんです。

衣替えをするときは、部屋の窓やドアをあけて風通しをよくしてから行いましょう。

抵抗力が弱ってきているお年寄りや赤ちゃんは、衣替えの最中は別の部屋にいてもらった方が安全かもしれませんね。

特に赤ちゃんや幼児の場合は、誤飲してしまうリスクがありますので注意しましょう。

万一誤飲してしまったり症状が出てきた場合は、どうしたらいい?

☞ すぐに成分を確認。誤飲の場合は#7119やかかりつけ医へ電話。指示を仰ぎましょう。
→衣替えの時は、使用する防虫剤の外袋も一緒に閉まっておくと安心ですね

☞ 牛乳や脂肪分の多いものは飲ませない
→油分に溶けて体内に吸収されやすくなってしまいます。水は大丈夫ですよ。

☞ 臭いを吸い込んだことによる場合は、新鮮な空気を吸わせる

☞ 触ってしまった箇所をよく洗い落とす

数時間様子を見ても症状が治まらない場合は、#7119やかかりつけ医へ相談しましょう。

 

ナフタリンなどの防虫剤の臭いの取り方

衣替えのあるある、ナフタリンを始めとした防虫剤の臭いが衣類に着いてしまう事。

1度くらいは経験ありますよね。

防虫剤の臭い=おじいちゃん、おばあちゃんの臭いなんて人も多いみたいですが、そんなノスタルジーな思いに浸っていてはダメです!

防虫剤は人体に有害な成分を使っていると書きましたよね。

ということは、衣類に臭いがついている=有害成分がが付いてしまっているということなんです!

使用前にしっかりと臭いを取ってしまいましょう。

 
臭い取りの基本は風通し
防虫剤のほとんどは揮発性です。

ということは、風を通すことで気化が早くなり臭いも消えていきますよね。

一番簡単で確実なのは、風通しのいい場所にハンガーで吊るしておきましょう。

着る2~3日前からぶら下げておけば確実ですよ。

日陰干しが必要な衣類は、日に当てないよう日陰で風通しのいい場所を選んでくださいね。

布団や毛布の場合は、お日様の日光浴と風に任せてしまいます。

お天気がよくて湿気の少ない日に、布団干しをしてしまいましょう。

 
臭いが頑固だったり、急に着ないといけない場合は水蒸気が活躍
不幸があって急に喪服を着ないといけなくなった、臭いがこびりついてしまってなかなか落ちない。

そんな時は水蒸気に活躍してもらいます。

一番手っ取り早いのはスチームアイロンです。

防虫剤の匂い成分は熱や水分に弱いんですね。

そして頑固な臭いの原因は、繊維の中にまで成分が入り込んでしまっているから。

スチームアイロンで熱と水分の両方から攻めてしまいましょう( `ー´)ノ

でも直接アイロンをあててはダメですよ!

アイロンは服から2cmほど浮かしてその状態で蒸気だけをあててください。

そしてハンガーにかけて数時間置きましょう。

我が家のアイロンはスチームがないわ・・・っていう方は、濡れタオルを応用できます。

ぬるま湯で絞ったタオルを用意して、タオル越しにアイロンをかけましょう。

いや、実はアイロンそのものがないんです・・・。

その場合はお風呂場!

お風呂に入った後って湯気でモワッとしてますよね。

浴槽のフタを開けて、お風呂場に一晩中吊るしておきましょう(^O^)/

 
とりあえずの応急処置だったらドライヤーや扇風機
今すぐ着ないといけない!というような場合は、とりあえず表面の臭いだけでも取ってしまいましょう。

ドライヤー(必ず冷風!)や扇風機を衣類にあてると、表面の臭いは飛んでくれます。

でも繊維の中に入り込んだ臭いは落とせない可能性が大。

帰宅したら改めて臭いを落とすことをおススメします。

ちなみに、ドライヤーを温風で使うと、熱は出ますが蒸気は出ないですよね?

なのでスチームアイロンと同じ効果は期待できません、というよりも衣類を傷める原因になります。

ドライヤーを使う時は必ず冷風で!

 
消臭グッズに活躍してもらう手もあります
冷蔵庫の隅っこに入れておく消臭剤ありますよね?

あれと衣類を一緒にビニール袋に入れて、しっかりと密封してください。

そのまま一晩放置しましょう。

結構臭いが取れますよ(*´▽`*)

 

ナフタリンの臭いがタンスにまでついた場合

衣替えのあるある第二弾。

衣類だけじゃなくて、タンスにまで臭いが染みついてしまった( ;∀;)

どんなに衣類に付いた臭いを取っても、タンスにしまったらまた臭いがついてしまう。

これもよく聞く話ですよね。

木で出来たタンスって特に臭いが染みつきやすいんだそうです。

一番いいのは、お庭でタンスの天日干しですが、なかなか実現は難しいですよね。

そこで簡単にできる対策を2つご紹介します!

まずは緑茶の葉っぱを使う方法。

緑茶ってカテキンやポリフェノールが含まれてますよね。

あれって消臭効果があるんですよ。

そこで、緑茶の葉っぱをフライパンでしっかりと炒りましょう。

煙が出るくらいまで炒って、水分を完全に飛ばします。

そしてそれをタンスの引き出しに入れて、4日~1週間程度放置します。

すると、臭いがすっきり!

もう1つの簡単な方法、今度は新聞紙を使います。

よく濡れた靴を乾かすのに新聞紙を使いますよね。

新聞紙って湿気をよく吸収してくれるんですよね。

そしてそれだけでなく、インクに防臭効果があるんです。

タンスの引き出しに何かを敷いてから、衣類をしまう人多いと思います。

その何かの代わりに新聞紙を敷いてみましょう。

臭いを取るだけでなく、除湿にもなりますよ。

防虫剤の危険性と臭い取り-さいごに

うわー、ナフタリンの臭いだー、おばあちゃん思い出すなー(*´▽`*)

気持ちは分かりますが、防虫剤の成分は有害です。

ちょっとくらい大丈夫と思わないで、着る前にはしっかりと臭い取りをしましょう。

そして万一誤飲してしまったり、臭いを吸い込んで中毒症状が出た場合は、成分を確認して医療機関に相談してください。

使い方を守って気を付けていれば、虫食いから大切な衣類を守ってくれる防虫剤です。

今度の衣替えの時に、このことをちょっと思い出してくださいね(*‘∀‘)

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