先負とはどんな日?先負にやってはいけないことや縁起の良い時間帯を調査

先負とはどんな日で、何をするのでしょうか?また、先負の日にやってはいけないことはあるのでしょうか?この記事では、意外と知られていない先負の日について徹底解説します。

「負ける」という字が入っているので「縁起が良くなさそう」と漠然と思うかもしれない、先負。実は昔、縁起の良い日だとされていたこともあるんです。どうして現在は縁起が悪いイメージになってしまったのでしょうか。

先負とはどんな日?

先負とは「先んずれば負ける」を意味する日です。午前中(旧暦では14:00まで)の運が悪いとされており、何かをするなら午後に回した方が良いといわれていますが、大事なイベントは終日避けた方が良いでしょう。もし、どうしてもやらなければいけないことがあれば、14:00以降に改めて考えることをおすすめします。「負」という字がついているので、勝負事(大会や訴訟)においても良い結果にならない可能性があります。

【参考サイト:アスクル

昔は先負も吉日だった

現代で先負とは、午前中の運気が悪い日として知られています。

しかし14世紀ごろまで遡ると、六曜発祥の地である中国では先負が吉日として扱われていました。鎌倉、室町時代は、名前も「先負」ではなく「小吉」や「周吉」と呼ばれていましたが、時代の流れとともに変わっていきました。「先負」という漢字表記になったことで、ネガティブな意味に引っ張られていったそうです。

先負の逆は「先勝」

先負の逆は「先勝」といい「先手必勝」を意味する日です。先負とは逆で午前中がラッキーとされているので、何事も午前中に行うと良いでしょう。先勝の日はやることを先に済ませ、運を午前中で使い果たすことが大切と考えられています。そして、先負とは逆に14:00以降に運気が下がりますので、午後はゆったりと過ごすのがよいでしょう。

先負にやってはいけないことは?

先負とは、午前中(14:00まで)の時間に運気が下がるとお伝えしました。では、特に先負の日にやってはいけないことをまとめてみましょう。

  • 勝負事(訴訟や試合など)
  • お金が絡むこと(契約や宝くじの購入など

勝負事には負ける可能性が高くなり、またお金の面で損をする可能性も高い日ですので、先負の日には心穏やかに過ごすことをおすすめします。

先負の日にやってもいいこともある

先負の日には勝負事、お金が絡むことは避けるべきだとお伝えしました。先負が縁起の悪い日でも、以下のイベントに関しては影響がないといわれています。

  • 入籍
  • 引っ越し
  • 納車
  • 弔事
  • 内祝い

あくまで勝負に負けやすい、お金で損をしやすいという日なので、上記のイベントには悪影響が出づらいでしょう。

まとめ

六曜の1つ、先負とは何か解説しました。縁起の悪いイメージがある先負ですが、実際には「避けるべきイベント」があるだけで、総合的に悪運の強い日ではないことが分かりました。先負よりも運が開きにくいとされているのは、赤口や仏滅。それらと比較すれば先負はそこまで悪い日にはなりませんので、入籍やお祝いなどおめでたいイベントを控えていても問題ないでしょう。ただし、勝負事とお金にかかわる行事はなるべく控えた方がよさそうですね。