赤ちゃんに冷房つけっぱなしはOK?寝るときは?夏のエアコンの正しい使い方

 

赤ちゃんが家にいると大変な事も多いですが楽しいことも多いですよね。

小さな手にぷくぷくのほっぺ。

見てるだけで飽きませんよね~。

そんな赤ちゃんがいると今まで普通だったこともちょっと心配になってしまう事も。

いろいろありますが、夏場はエアコンの使い方が気になるお母さんも多いのではないでしょうか?

今までだったら冷房をつけっぱなしにしていた家でも、赤ちゃんが来るとちょっと影響が気になりますよね。

かと言ってエアコンをつけないと、熱帯夜には寝ている間の熱中症や脱水も心配・・・。

そんな赤ちゃんのいる家庭のエアコンの正しい使い方、工夫などをご紹介します。

 
  

赤ちゃんがいて冷房つけっぱなしって大丈夫?

お天気がいいのは嬉しいのですが、最近の夏は暑さが本当に厳しいですよね。

真夏日を通り越して、猛暑日がもはや当たり前になってるというか(。-`ω-)

そんな季節になると手放せないのがエアコンです。

体温調節がしにくい赤ちゃん、あまり暑いと外に連れ出すのもできなくて一日中エアコンの中で過ごすことも。

ただ、大人でもエアコンの中でずーっと過ごしていると体調が悪くなることもありますよね。

エアコンの風が直接当たるのは苦手という人も多いです。

小さい赤ちゃんは大丈夫なのかな。口がきけないから辛くても意思表示できないし・・。

と漠然と心配になるお母さんも多いことと思います。

心配だからエアコンを使わないといっても、この暑さじゃ扇風機だけでしのぐのは逆に可哀そう。

あっという間に汗疹ができてしまうだろうし。

赤ちゃんとエアコン、どう上手に付き合っていけばいいんでしょう?

 

夏場の冷房、メリットとデメリット

冷房にはメリットデメリットがあります。

まずはメリット。

 
熱中症予防

赤ちゃんは体温調節が苦手ですよね。

お散歩は日中の暑い時間を避けて早朝や夕方にするっていうお母さんも多いのでは?

そして熱中症は外だけでおきるものではありません。

室内にいても熱中症にはなってしまいます。

エアコンを使って快適な温度を保つことで、熱中症の予防にもなります。

 

あせも対策

赤ちゃんは新陳代謝が活発で、沢山汗をかきます。

頻繁に身体を拭いて着替えさせてあげられればいんでしょうが、なかなかそう上手くはいきません。

冷房をかけて室内を過ごしやすくしてあげれば大量に汗をかかなくて済むので、結果的に汗疹対策になります。

 

暑さによる不快などで泣く事が減る

言葉でコミュニケーションを取れない赤ちゃんにとっては、泣くことがママに何かを伝えようとしています。

そしてその「何かを伝える」目的の1つが、「不快」だということ。

暑くて不快で泣くこともあるので注意が必要ですね。

冬に寒いと思って着せ過ぎたら、暑くて泣いてたなんて話もよく聞きます^^;

可愛い我が子に不快な思いをさせたくないし、赤ちゃんの泣き声お母さんがイライラしてしまったり不安になってしまうことだってよくあること。

不快になる原因をエアコンで取り除いてあげることで、赤ちゃんもお母さんも救われますね。

 

もちろん冷房を使うことによるデメリットもあります。

 
体温調節機能が弱くなる

人間の汗腺の数は大人も赤ちゃんもほぼ一緒なのですが、三歳までに汗をかく機会が少ないと働く汗腺の数が少なくなってくるようです。

私達大人も、人によって汗をすごくかく人と全くかかない人がいますよね。

人によって汗をかきやすい部位が違ったりもします。

これも汗腺がどの程度頑張って働いてくれているかの違いです。

働く汗腺の数が少ないと汗をかいての体温調節がしにくくなり、熱中症になりやすくなるともいわれています。

赤ちゃんの間はどんどん汗をかかせて、汗腺の機能を高めたいところですが、エアコンを使っていることで汗をかかなくなってしまいます。

 

汗をかいたままになっていて風邪をひく

え?エアコンがついてたら汗なんかかかないでしょ?

って思いますよね。

もちろんそうなんですが。

たとえばお散歩から帰って来た時に汗をしっかりと拭かずに、そのままエアコンの効いたお部屋で寝かせる。

お昼寝の間はエアコンをつけていなくてその間に汗をかいていたけど、拭いてあげないまま冷房をつけてしまう。

何気なくやってしまいがちじゃないですか?

汗をかいたままで冷房の中に居ると、必要以上に体が冷えてしまい風邪をひくこともあります。

 

メリットデメリット出そろいましたが、だからエアコンは使っちゃダメ、使うべきっていう話ではないんですよね。

冷房の特性を活かして、上手にお付き合いしましょうってことなんです。

ではどんな付き合い方をしたらいいのでしょう?

 

赤ちゃんが寝るときはエアコンどうする?

お母さんの一番の心配は熱中症ではないでしょうか?

やはり、熱中症予防の為にもエアコンは上手く使いたいもの。

夏場の室温は26~28℃、湿度60%以下が理想です。

熱中症は温度だけでなく湿度も関係してきますので、赤ちゃんのいるお部屋に温湿度計や熱中症計があるといいですよ。

エアコンの設定温度も大切ですが、温度計があると実際の温度が分かるので冷えすぎに気が配れます。

家庭によってもいろいろだと思いますが、私は赤ちゃんが寝ているときはエアコンは28~30℃で小さい扇風機を壁に向けてあてて付けて寝かせていました。

ちょっと温度設定が高いですかね。私がエアコンが苦手だったもので^^;

壁に向けていても扇風機をつけることで、室内の空気が攪拌されて温度が均一になりやすいんです。

今のエアコンはお利口なのでこんな機能はついているのかもしれませんが(笑)

ちょっと高めの温度の時は汗パットを背中に入れて時々チェックすれば、汗がそのままになる心配も減るので、ぜひやってみて下さい。

赤ちゃんは体温が大人よりも高いもの。

個人差はありますが、お母さんの感覚で「寒い」と思っても赤ちゃんには寒くないことも多いので、冷えすぎよりも汗の心配をした方がいいかもしれません。

ただ暑がりの人にはあてはまらないかもしれないので、赤ちゃんの様子(顔色や汗の有無など)をみて適正温度を見極めて下さいね。

冷房をつけるうえで注意することは、冷風を直接赤ちゃんに当てないことです。

これはホント気を付けてあげてくださいね。

直射日光も良くないので、お昼寝の際は風と直射日光が当たらない所に寝かせてあげましょう。

 

赤ちゃんがいる家の夏のエアコンの使い方

赤ちゃんが寝ているときは熱中症が心配なので、高めに温度設定をしたうえでエアコンの利用をおススメします。

ただ、毎日毎日エアコンの中にずっといると汗腺が発達しないのではないかと気になる場合。

そんな時は起きている時に工夫してみましょう。

ほんのり汗をかくくらいのエアコンでもいいでしょう。

遊んでる間は一時的にエアコンを切ってもいいですね。

その時は、首に巻く保冷用品なども上手に活用するのもおススメです。

汗をかくことがダメなわけでも、エアコンがダメなわけでもなくて、汗をかいたままエアコンの効いた部屋にいることで風邪をひきやすくなってしまうわけです。

だから子どもの様子を見ながら、そろそろエアコンの出番かなーと見極めてあげましょう。

顔が赤くなってしまったり元気がなくなってしまったり、おしっこがでていない(いつもより)、汗を大量にかく、または全くかかない場合は熱中症の心配もあるのですぐにエアコンをつけてあげて下さいね。

 

赤ちゃんに冷房つけっぱなしはOK?寝るときは?夏のエアコンの正しい使い方-さいごに

親としては熱中症にはなって欲しくないけど、汗腺の機能が弱まるのも嫌!

というなんとも難しい局面ですが、やはり熱中症の予防を一番に考える必要があると思います。

汗腺の機能が弱まるのも嫌ですが、子供は比較的汗っかきなので、ちょっと設定温度を下げるだけで結構汗かきますし。

また、ネッククーラーなども上手く使って暑い夏を乗り切って下さいね!