みなさんはお子さんの幼稚園や小学校の長期休暇はどのように過ごしていますか?
私は小学校3年生の娘を連れて所沢にある古民家付き農園「corot」で、はじめての古民家体験をしてきました。
かまどの使い方やご飯の炊き方、五右衛門風呂など。
親の私も興奮しちゃいました(笑)
都心から1時間程度で行けるので、あまり遠くには出かけられないって人にもおすすめです。
もちろん、「古民家ってどんな感じなのかなー」って人にも!
では、古民家付き農園「corot」に泊まった感想をかまどなどの使い方も含めご紹介します。
古民家付き農園corot(コロット)はどこにある?何ができる?
埼玉県所沢市山口。
東京と埼玉県の間に広がる狭山丘陵は自然保護区域に指定されていて、昔ながらの里山の風景が今も残る土地です。
スタジオジブリの「となりのトトロ」の舞台でも有名で、いわゆる「トトロの森」と言われています。
トトロの森はもちろん、まっくろくろすけに出会える!?かもしれない「クロスケの家」などのトトロ関連の観光も楽しめちゃいますよ^^
池袋駅から西武池袋線急行飯能行きで約30分、西所沢駅で西武狭山線に乗り換えて約2分の「下山口駅」で下車。
「下山口駅」から歩いて15分のところにあるのが、今回宿泊した古民家付き農園「corot」です。
古民家付き農園「corot」は、野菜の収穫体験やかまど、囲炉裏体験、ピザ窯体験や、珍しい五右衛門風呂が入れる宿泊施設。
築100年以上の古民家で、昔の道具を使って自炊し、かまどでご飯を炊き、冬なら囲炉裏で暖まり、お風呂を沸かし、、。
そんな生活を、子供と体験出来たらいいなと。
近くにある実家への帰省がてらここに宿泊することにしたのです。
が。
かまどでご飯を炊く?五右衛門風呂ってどう入るの?
そんなのわからないよーー!
ってわけで、実家のじいじも道連れに(笑)、私と子供と、じいじの3人で泊まりました。
所沢トトロの森近くにある古民家付き農園corot(コロット)にチェックイン
コロットでは食事は出ないので、自炊となります。
じいじの車でお米5合を持っていき、残りの食材は宿の近くのスーパーで購入。
門の前に車の駐車スペースがあったので、そこに車を止めました。
古い大きなケヤキの木があり、作業中の宿のスタッフさんに聞いたら、「樹齢800年位かな」ということでした。
さりげなく言われましたが、スゴイ・・・
門を抜けると大きな平屋建ての古民家が。
まるでトトロの映画に出てきそうな懐かしい感じのお家。
入口の丸いライトがかわいい印象で、子供も「ライトおしゃれー」と言ってました。
戸口などの建具も昔のままでした。
少しがたつきのある玄関ドアを丁寧に開けると、広い土間に囲炉裏、開放感のある和室には掘りごたつも。
和室は丸いライトが広々とした空間に浮かんでいるように見え、広い縁側からの光が気持ちよく差し込んでいました。
床の間に飾られている椿の枝も宿の雰囲気に合っていて素敵でした。
うちの子は、おもいっきり走り回って喜んでいましたよ(記事の一番上の写真参照 笑)
宿のなかでスタッフさんが待っていてくれていて、施設の案内をしてくれました。
古くても清潔感がある洗面所の奥に五右衛門風呂。
初めて見ました!
石川五右衛門が窯ゆでに…と言いますが、本当に窯がそのままお風呂になっている感じ。
五右衛門風呂の裏にあるかまどに火をつけ、お風呂のお湯を沸かします。
写真にも写ってますがシャワーもあるので、シャワーで風呂釜にお湯をためてもOKです。
お風呂はこれだけで普通のお風呂はなかったですねー。
裏庭にはご飯を炊くかまどが二つとピザ窯があり、隣にやぎのめいちゃんがいました。
うちの子はやぎのめいちゃんと一緒に写真を撮ろうと頑張っていましたが相手にされず。
なかなかこっちを向いてくれませんでした。
施設の説明後にスタッフさんが、かまどでのご飯の炊きかた、五右衛門風呂の入り方を教えてくれたのでご紹介しますね。
古民家コロットでかまど炊きご飯と五右衛門風呂に挑戦!
おいしいかまどご飯の炊き方
かまどでご飯を炊く場合、お米が少ないと焦げやすくなりうまく炊けないので、お米は少なくとも、2.5合以上炊くとうまく炊けます。
まず台所でお米とぎ、お米を浸します。
うちは明日の分も兼ねて5合炊きました。
それをご飯を入れるかまの中に入れ、水を入れます。
水はお米を平らにならした状態で大人の手を入れ、手のくるぶしあたりの量が適量です。
水を入れたら羽釜をセットし、外のかまどへ持っていく。
持っていく時はミトンを使った方がいいですよ。
素手でつかんじゃって炭で手が真っ黒になっちゃったので。
かまどのとなりにもう一つかまどがあるので、水を入れただけのかまを置いておく。
木の枝と新聞紙とマッチが宿においてあるので、まずお米の入ったほうのかまどに木の枝を入れ新聞紙を入れたら、新聞紙にマッチで火を着けます。
ご飯炊きは主に子供とじいじが担当で、わたしは台所で鍋作り。
うちの子が「火を着けたい!」と騒いでいましたが、マッチだけはじいじが。
でもかまどに木を入れていくのは子供担当!
どんどん入れてたので、燃えすぎ?ってくらいになってましたが。
とても楽しそうでしたよ!
最初は強火で燃やしかまの横から蒸気が出てきたら少し火を弱め15分(中火)。
この時火を弱めるには、隣のかまどに火のついた枝を移します。
15分経ったら火を消し、余熱で15分蒸らしたら完成です。
じいじも初めてだったけど、こんなに簡単なんだ!というくらい簡単でした。
その後、出来上がった鍋を囲炉裏にセットし、お待ちかねの夕食タイム。
炊飯器のご飯とは、味が全然違う!
おこげも出来ていておいしかった!
子供もおかわりしてました。
残ったご飯は、ラップに包んで明日の朝食用に。
うちは鍋だったので朝食は残ったご飯で雑炊を作るのでこれでよかったですが、普通にご飯やおにぎりとして食べるのはあまりおすすめしません。
おこげが固くなっちゃいますからね!
朝食もかまどのご飯にするなら、うちのように雑炊として食べるか早起きしてもう一度炊くかだと思います。
初体験!五右衛門風呂に入ってみました
五右衛門風呂は隣のかまどに火を着けて沸かします。
火のつけ方は、かまどご飯の時と一緒。
水からだと時間がかかって大変なので、シャワーの温水で半分ぐらいお風呂にお湯をためてから、水を入れて温度を調整すると時間の短縮になります。
五右衛門風呂は大きなご飯のかまのような素材でできています。
なので、そのまま入ると「あちち!」って事に。
釜ゆでになっちゃいますー(笑)
お風呂の大きさの穴の開いた板があるので、それを足で沈めながら入ります。
まず私が入ると板が浮き上がって丁度いい高さに。
板の中央に体重をかけるように、正座で板を抑え込むのがポイント。
春だったので窓から入ってきた桜の花びらが湯船に浮かびいい感じでした。
次に子供が入るのを見ていたら、子供だと体重が軽いから結構浮き上がるんですよね。
何度か転覆しながら、キャーキャー言いながら楽しんでました(笑)
うちの子は小3なのでいいですが、もっと小さなお子さんは大人と一緒に入ると危なくないですよ。
転覆してそのまま体勢を崩してしまうと危険なので、安全には十分注意してあげてくださいね。
所沢の古民家corot(コロット)でかまど炊きご飯と五右衛門風呂に挑戦!-さいごに
いかがでしたか。
かまどでご飯を炊くのも、お風呂を沸かすのもそんなに難しくなかったです。
何より子供と楽しんでできるので、体験してみてはいかがでしょうか。