職場で昼休みも電話番で仕事 これって違法じゃないの?

 

最近はブラック企業という言葉もよく耳にしますし、改めて労働環境を見直している会社も多くありますが、実際に働いていると『これって違法じゃないの?』なんていうグレーなこともありますよね?

よくあるのが、休憩時間の電話番。

電話番ってくるかどうか分からないぐらいの暇な時から、頻繁にかかってくる忙しい時もあります。

どちらもゆっくり休憩が取れないという点では同じことですが、後者の場合はもう休憩はないに等しいですよね。

私自身も、ある店舗で営業をしたいた時なんかは、電話番や来客に怯えながら(笑)お昼休憩をとっていました。

けれど電話対応や来客で潰れた休憩分は後から自己申請して取ることができたので、特に問題はなかったです。

しかし、一斉休憩を行なっている会社などはそれすらできないのではないでしょうか。

電話番くらいという気持ちも正直わかりますし、休めないくらいの電話対応は不満が溜まる問題です。

 
  

職場で昼休みにかかってくる電話対応でキチンとご飯も食べられない・・・

休憩時間って、多くの人が仕事の中で楽しみにしている時間じゃないでしょうか?

ランチを何にしようかと考えたり、美味しく作ってきたお弁当の楽しみがあったり、好きなことをしたり。

実際、労働基準法では

労働時間が6時間を超えたら最低45分以上、8時間を超えたら最低1時間の休憩時間を労働者に与えること

と義務付けられています。

休憩時間は自由に過ごして良いのが原則。

もちろん飲酒など休憩時間後の業務に支障をきたす事や、秩序を乱すような行いが禁止されるのは分かりますが、休憩時間の過ごし方を強制されるのは納得できないですよね( `ー´)ノ

そして休憩時間というのは基本的に賃金が支払われない時間です。

本来自由時間である休憩を、ご飯すらまともに食べられない時間となってしまうのはいかがなものなのでしょう。

会社側からすれば、『電話くらい対応させたって良いだろう』くらいの認識なんですよね(。-`ω-)

昔はそんなこと当たり前だったくらいに思ってる人もいるかもしれません。

でも今はそんな時代ではありません!

そしてこれは労働基準法が守られていないケースになりますので、改善されて然るべき問題です。

休憩を交代制にする事や、昼休み中は電話や接客対応などを原則行わないようにするなど、会社が対応を考えるべき問題なんです!

 

職場で昼休みも仕事していたら給与請求できる?

電話番や来客待ちをする時間の事を手待ち時間といいます。

手待ち時間は自由な時間とはいいませんので、その休憩時間を労働者である私達から奪っている場合には、労働契約不履行などによる損害賠償の対象になります。

(ただし、消防士や警察官など手待ち時間が労働時間とみなされない職業もあります。)

ただ、給与請求できたとして、休憩時間を十分に取ることができないまま働くのは精神的にも肉体的にもツライはずです。

お金さえもらえればいいよーという人もいるでしょうが、私はお金より「休憩をしっかり取る」ことを優先したいんです(;’∀’)

 

昼休みの電話番は違法?

休憩時間の電話待ちは間違っているとして、具体的に違法といえるのでしょうか?

労働基準法に反するものなので、ずばり違法と言えるでしょう。

例え昼休み分も給与を支払っていても法律で決まっている休憩時間が守られていないとして罰則が与えられます。

6ヶ月未満の懲役、または30万円以下の罰金なんですって!

給与云々よりも、十分な休憩時間を取れる職場であるということがまずは重要です。

弁護士や労働基準監督署に相談することも可能ですが、サラリーマンである私達がいきなりそんなことをすると会社内での立場も危なくなってしまいますよね。

やっぱりまずは職場内で解決したいものです。

もしかしたら悪意はなくて、特に問題視せず慣例となってしまっているだけかもしれません。

まずはそれが労働基準法違反であることを知ってもらう事が先決です。

あなたの立場にもよりますが、こういう事を上司に直接『おかしくないですか?』などと訴えてしまうと角が立ち、論点がずれてしまう事もあります。

周囲の同僚に相談しても、「余計なことをして・・・」って煙たがられることになってしまう可能性もあります。

なので、可能であれば人事部やそれに近い担当者に匿名で伝える事が良いと思います。

意外とそれであっさり解決してしまうことって多いんです^^

 

職場で昼休みも電話番で仕事 これって違法じゃないの?-まとめ

昼休みの電話番、なんとなく会社内では暗黙の了解となっている職場も多いかと思います。

もちろん、場合によってはランチに仕事を持ち込まなければいけないこともあるかもしれません。

ただ、それがいつものこと、当たり前のこととなってしまうのが問題です。

長い勤務時間の中、休憩中まで気を張っていたら落ち着かず、休んだ気にはなりません。

労働基準法の問題も含め、ランチタイムなどにはリラックスして社員同士が話し合える環境になるといいですよね。