運慶展の次は「仁和寺と御室派のみほとけ」展が始まる東京国立博物館。
仁和寺だけでなく、仁和寺を総本山とする御室派寺院が所蔵する多くの作品が出展されます。
普段は公開されていない仏像もやって来ますので、仏像ファンのみならず必見の展覧会ですね。
特別展の見どころと前売り券を含むチケット情報、さらには混雑予測をご紹介します。
今回は運慶展並みの待ち時間が発生するのか!?
仁和寺と御室派のみほとけ展in東京国立博物館の見どころと日程
会期: 2018年1月16日(火)~2018年3月11日(日)
前期: 1月16日(火)~2月12日(月)/後期: 2月14日(水)~3月11日(日)
時間: 9:30~17:00(金土は21:00まで、入館は閉館30分前まで)
休館日: 2/12を除く月曜日、2/13(火)
最寄駅: 各線「上野」駅
京都の仁和寺(にんなじ)は「古都京都の文化財」として世界遺産にも登録されているお寺。」
そして御室派(おむろは)とは、鎌倉時代には御室=仁和寺のことで、現在は仁和寺を総本山とした真言宗一派のことを差します。
実に790の寺を数えるんだとか!
仁和寺を含めた御室派は皇室と深いかかわりを持っていることからも、数多くの名品と呼ばれる仏像を所蔵しています。
今回は、そんな仁和寺と御室派の寺院から貴重な160点が出品されるんだそうですよ♪
仏像が中心ですが、絵巻や書物、置物など多岐にわたっています。
また会期が2か月間あるため、期間限定の展示や展示替えが行われます。
作品保護のためだったり、より多くの作品を展示するためというのは分かりますが、1度に全部見られないというのは悩ましいですよね(;”∀”)
ちなみに今回の目玉は大きく3つ。
1 普段は公開されずに「秘仏」とされている多くの国宝や重要文化財を含めた、仏像約70点が集まります!
会期途中での展示替えなどもあるのですべてを同じ日に見られるわけではありませんが、これでもか!という圧を感じそうです(笑)
2 弘法大師・空海ゆかりの国宝「三十帖冊子」が、2週間の期間限定で全ページ大公開!
その他の期間は部分展示となるそうですよ。
3 仁和寺の観音堂をそっくりそのまま再現!
仁和寺の観音堂は僧侶たちの修行道場となっているため、基本的に常に非公開です。
そんな観音堂を、仏像33体だけでなく壁画すら再現してしまいました。
ここの空間に足を踏み入れると、仁和寺の観音堂にいるかのような錯覚に陥ります^^
千手観音菩薩坐像(国宝、8世紀、大阪・葛井寺蔵、2/14-3/11展示) 東京での公開は400年ぶり!
阿弥陀如来坐像(国宝、888年、京都・仁和寺蔵)
薬師如来坐像(国宝、1103年、京都・仁和寺蔵)
十一面観音菩薩立像(国宝、8~9世紀、大阪・道明寺蔵)
馬頭観音菩薩坐像(重要文化財、13世紀、福井・中山寺像)
五智如来坐像(重要文化財・12世紀、大阪・金剛寺蔵)
三十帖冊子(国宝、9世紀、京都・仁和寺蔵) 全帖公開は1/16-1/28のみ
宝相華迦陵頻伽蒔絵冊子箱(国宝、10世紀、京都・仁和寺) 三十帖冊子を入れる箱
高倉天皇宸翰消息(国宝、1178年、京都・仁和寺像、1/16-2/12展示)
孔雀明王像(国宝、11~12世紀、京都・仁和寺蔵、1/16~2/12展示)
彦火々出見尊絵(17世紀、福井・明通寺像)
仁和寺と御室派のみほとけ展in東京国立博物館のチケット情報 前売り券はある?
チケットはいつものごとく、前売り券と当日券があります。
前売り券は会期初日の前日、2018年1月15日(月)まで買うことができ、会期が始まる1月16日(火)以降は当日券です。
当日券とは言っていますが、別に観覧しに行く当日に買う必要はないですよー。
チケットに入館可能な日付が入っているわけではないので、いつ購入しても大丈夫です!
チケット料金は、
一般1,600円(1,400円)、高校生900円(700円)、大学生1,200円(1,000円)
です。カッコ内が前売り料金です!
前売りの方が200円安いので、絶対行くって決めてる人は前売りを買いましょう^^
チケットは東京国立博物館のチケット売り場で買うことも出来ますが、インターネットやコンビニなどでの購入も可能です。
個人的には、どこで買うにせよ展示を見に行く前に買っておくことをおすすめ!
展覧会が混んでいない時は大して違いませんが、混雑が激しくなってくるとチケットをすでに持っているかどうかで待ち時間が変わってくるんですよ。
チケットを持っていないと、まずはチケットを買うための列に並び、その後で今度は入館のために列に並ばないとダメです。
でもチケットを持っていたら?
入館待ちの列に並ぶだけですみますよね。
この仁和寺展が運慶展ほどの人気展示会になるかどうかは分かりませんが、混んでるときは上野駅に着いてからでもいいので、事前にチケットを買いましょう!
チケットは、公式オンラインチケットもしくは各コンビニはプレイガイドで購入可能です♪
仁和寺と御室派のみほとけ展in東京国立博物館の混雑予測
まだ会期が始まってないので、実際の混雑がどうなるかは分かりません。
運慶展の勢いがそのまま続くのか、熱が冷めてしまうのか・・・。
展示が始まったら、最新の混雑状況はこちらにも随時アップしていきますね!
ここでは混雑がひどく待ち時間が発生すると考えて、混雑回避のコツをご紹介します(”ω”)ノ
チケットは事前に購入!
これは↑で書いた事、そのままです^^
会期が始まったら早めに行く
こうった展示会にありがちですが、基本的には会期が進むにつれて人出は増えます。
口コミが広がったりテレビで取り上げられたりして、「行っていようかな」っていう人が増えるんですね。
「まだ始まったばかりだし、もう少し経ってから行こう」っていうファンもいます。
なのでとにかく早めに行けば行くほど、まったりと鑑賞できる可能性が増えます!
週末より平日、朝一番もしくは16時以降が狙い目
週末より平日の方が空いているっていうのは、何となく分かりますよね。
もう1つの特徴として、どこの展覧会も混雑のピークは11:00~15:00ごろで、14:00や15:00を境に待ち時間も減っていきます。
これは行動開始時間が早い高齢者を中心とした人たちが、午前中から並んで15時ごろには帰っていくから。
そしてもっと言えば仕事終わりの人達が来るのが19時ごろからなので、その間の16:00~19:00ごろが一番の隙間時間です。
夜間開館日だったら16時に入館してもたっぷり時間がありますね^^
朝一番っていうのは、開館時間と同時に入館できるように早く来て並ぶパターンです。
並ばないといけないんですが、最前列で見られる可能性が高いですし、何よりも展示ケースに指紋などがついていなく綺麗な状態で作品を拝めるというメリットが!
この3つのポイントを押さえるだけで、それなりの混雑回避が可能になりますよ(*´▽`*)
ただ入館待ちが出来るような場合は、スムーズに館内に入れたとしても中はしっかりと混んでますので、そこは覚悟しましょう(;^ω^)
仁和寺と御室派のみほとけ展の見どころとチケット、混雑予測は?東京国立博物館だよ!-まとめ
今回の特別展も、なかなか普段はお目にかかれない貴重な仏像や芸術品が勢ぞろいします。
出来ることなら前期と後期両方に足を運びたいところですが、たとえ1回だけになってしまうとしても満足度は高くなるはずです。
ぜひ今のうちに前売り券を買って、会期スタートを待っていてくださいね(^▽^)/