鈴木春信は、浮世絵版画の最終形態である錦絵(にしきえ・木版多色刷り)の第一人者の一人。
もともと現存する作品が少ないうえに8割以上が海外で所蔵されているため、日本人画家なのに日本でお目にかかることが難しい浮世絵師の一人。
その鈴木春信の展覧会が、全国を巡回します♪
すでに千葉での展示が終了し、現在は名古屋ボストン美術館で展示中。
今回は鈴木春信展の見どころやチケット情報、グッズの図録の紹介です(^▽^)/
鈴木春信展が全国巡回 チケット料金はいくらでどこで買う?
名古屋ボストン美術館 2017年11月3日(金)~2018年1月21日(日) ← 今ココ!
時間: 10:00~19:00(土日祝と1/2、3は17時まで、入館は閉館30分前まで)
休館日: 1/8を除く月曜、1/9(火)
最寄駅: 金山駅
大阪・あべのハルカス美術館 2018年4月24日(火)~2018年6月24日(日)
福岡市美術館 2018年7月7日~2018年8月26日(日)
前売り券はすでに販売を終了しており、現在は当日券のみの販売です。
一般1,300円、高校・大学生900円、中学生以下無料
チケットはチケットぴあや大抵のコンビニ(JTB商品番号: 0246539)で購入可能です。
チケットは名古屋ボストン美術館のチケット売り場でも購入可能です。
今はさほど混雑していないので会場で直接買うのも問題ないですが、混雑してくるようになると事前に買ってから出向くことをおすすめします。
結構時間の短縮になるんですよ^^
鈴木春信展が全国巡回 グッズの図録は買うべき?
展覧会にはつきものの図録。
今回の図録は全264ページで、全出品作品約150点のカラー図版と作品解説などが掲載されています。
図録って大きいし重いから持って帰るのが大変だし(汗)、やっぱり写真になってしまうと魅力が半減してしまいますよね。
版画の場合だと緻密で繊細な線の彫りかただったり、微妙な色味などは、やっぱり印刷されたものからは伝わり辛いです。
でも私は買うことをおススメ!
詳しい作品解説が載っているのももちろんなんですが、鈴木春信の作品って日本ではなかなかお目にかかれないですよね。
日本人浮世絵師なのに、日本で展覧会を開くのが一番難しい浮世絵師という(;^ω^)
今回も初めての里帰り作品がありましたし、そもそも春信の現存する作品自体が少ないんです。
そしてこの巡回展覧会に備えて、作品の状態を保つために里帰りの前後10年間は、ボストン美術館でも展示をしないんだとか!
それ以前に600点以上の春信作品を所蔵しているボストン美術館ですが、そのうちの半数は門外不出でボストン美術館内でも展示されることはない扱いです。
これがどういうことかというと、今回見逃したけどボストンに行けば見られるしー、といったものでもないんですね( ゚Д゚)
だからこそぜひ直接見に行ってほしいんですが、図録があれば魅力は半減するかもしれませんがいつでも春信作品を見ることが出来ます。
図録を見る度に本物を見た時の感動や、間近で見たからこそ分かる緻密さを思い出せます^^
鈴木春信展が全国巡回 すでに行った人の感想をご紹介
鈴木春信展はすでに千葉での展示を終えています。
すでに展示を見に行った人たちからは、概ね満足してる声が多数。
鈴木春信展@名古屋ボストン美術館。素晴らしかった!
ちょうどお昼時で空いてる中、かぶりつきでゆっくり一周。二周目は混んでたけど。千葉で見逃したのを見に来てよかった!細い目とたおやかな指先に色香漂う人物たち。特に見立て那須与一・玉虫の一対と、猿を見る遊女と禿の絵が印象に残った。— 櫻子 (@morninggloryJPN) November 3, 2017
昨日は鈴木春信展を滑り込みで観てきました、どれも美しかった…
中国や日本の偉人を綺麗なおねーちゃんに描き替えて作品にしてるとことか、今のアニメやゲームと250年前にやってることとあんまり変わらないんだなぁと思いました笑 pic.twitter.com/qfO4t0TGIV— ノゾム (@1nz6) October 24, 2017
長沢芦雪を見たあと名古屋ボストン美術館の鈴木春信展へ。浮世絵カワイイ系美人画といえば鈴木春信だろう。所作の表現がとにかく上手い。特に手の表現力には感心する。日本に春信はあまり残ってない。浮世絵好きには北斎展にも勝る貴重な機会だ。約半年後に大阪へ巡回。
— 武良夢寿 (@bunyansym) November 13, 2017
名古屋ボストン美術館の鈴木春信展見てきた。春信の可憐で華奢で儚げな美人画、大好き。雪中相合傘が無いのは残念だけど春信の作品がこんなにたくさん見られるなんて、本当にうれしい。しかし名古屋ボストン美術館が無くなるのは寂しい。浮世絵のいい展覧会いっぱい見た思い出😢
— まーるこ (@saramaaru) November 8, 2017
鈴木春信展が全国巡回 チケット情報と先行組の感想、グッズの図録を紹介-まとめ
浮世絵と言えば北斎に注目が集まりがちですが(今も北斎展が人気ですねー)、やっぱり鈴木春信の存在も忘れてはダメ。
今回を逃したら次はいつ機会が訪れるか分かりません。
今のうちにぜひ行ってくださいね^^