社内での年賀状やお中元、お歳暮の贈りあいは「虚礼廃止」として禁止している会社も増えてきています。
が、未だに日本の伝統でもある風習を大切にしている会社もたくさんありますよね。
ちょっと面倒に感じても、人間関係を円滑に保つための工夫でもあります。
新しい部署へ着任した時や、新たな上司が異動されてきたとき、上司のご自宅の住所を知らないということもありますよね。
そんなとき、どんなふうにお伺いすれば失礼にならないスマートな聞き方になるんでしょうか？
日頃お世話になっているから失礼なことをしたくない・・・という人ももちろんいるでしょうし、こんなことでケチつけたくないと思ってる方もいますよね。
今回は、マナー違反とならないような聞き出し方をご紹介します！
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上司の住所を知らない場合の聞き方
昔は会社や学校では、それぞれ名簿を作り配布していましたよね。
そこには住所だけでなく電話番号も当然載っていましたし、学校の名簿では親の名前まで載ってる。
そんなことが当たり前の時代もありましたが、現在では「個人情報保護の観点」から一切公表されていません。
上司ですら、部下の住所などは知らされていないことが多いものです。
同じ部署内でお互い知っているのは、携帯の番号とどの辺に住んでるのかくらいではないでしょうか。
ではどうやって住所を聞き出しますか？
一番いいのはと言うより、唯一の方法は上司の方に直接伺う事です。
忙しい上司に時間を取らせるのは申し訳ないから、先輩や同僚で知っている人がいたら教えてもらおう・・・。
こう思ってしまう人もきっといますよね。
でもこれは、逆に失礼な行為になってしまうかもしれません。
上司から見れば、住所を知らないハズ(教えていないはず)の部下から、いきなりお中元だったり年賀状だったりが届くわけです。
ちょっと不快な気分になる人もいますよね。
もしくは、ちょうど年賀状を送るタイミングだったとすれば、喪中の可能性だってあります。
ここは素直にご本人に聞きましょう。
その時は、はっきりと理由も言ってお伺いすることです。
これでオッケーです。
理由をはっきりと伝えていれば、住所を聞かれても不審に思わないでしょうし、失礼とも思いません。
逆に何で住所が知りたいのかを明確に言わない方が、相手は不安になってしまいますよ^^;
上司の住所をメールで聞くのはマナー違反？
本人に直接聞くのがマナーだとして、口頭ではなくメールで伺うのはアリなんでしょうか？
基本的にはNGだと思いましょう。
いつも上司の目の前に座っていたり、一緒にお得意先へ同行したりしているのに直接聞かない。
気難しい上司で直接聞くのが怖いから、口下手でうまく言えそうにないから・・・。
こういう理由でメールを送れば、「普段あれだけ顔を合わせているのになんで直接聞いてこないんだ！」って思われる可能性もあります。
ただし、上司が多忙だったり、あなた自身がいつも出ずっぱりでなかなか上司と顔を合わせるチャンスがない場合は、メールで聞くのも「アリ」です。
メールで聞くときも、住所を知りたい理由をきちんと伝えましょう。
また、相手の住所を聞くんだから自分の住所も教えないと失礼かな？と思って、自分の住所をメールに書いてくる人も見かけます。
が、これはNGです。
自分の住所を相手に教える＝お中元やお歳暮、年賀状を相手に催促していると受け取られるかもしれません。
上司から、君の住所も教えてくれる？と言われたら教えるようにしましょう！
上司に住所を聞いて断られたら？
もし上司に住所を聞きに行った時に、「送らなくてもいいよ」と言われたらどうしましょうか？
喪中が理由であれば、当然年賀状を送ってはいけません。
でもその代りに寒中見舞いを送ることはできますよね。
でもそういった類のことはしなくてもいい、いわゆる「虚礼廃止」と言われたら？
受け取るとお礼が面倒だから、住所を知られたくないから、夫婦2人家族だから食べきれない(お中元やお歳暮の時)。
様々な理由で、断ってくる人も多いです。
こういう時は、それ以上強引に住所を聞き出すことをするのはやめましょう。
謙遜ではなく、本気で断ってる可能性の方が高いです。
まあ、念のために周りの先輩や同僚に確認はしておいた方がいいかもしれません。
「いや、課長は毎回ああいうけど、実はすごい期待してるんだよ。皆毎年送ってるよ」なんて返事が返ってくる可能性も、まあなくはないですからね(;´∀｀)
上司への住所の聞き方－さいごに
こういう季節季節のご挨拶って、ちょっと面倒なんですよね。
でも別の見方をすれば、その面倒なことを欠かさずにきちんと行っているだけで上司のあなたに対する印象が良くなったり、評価が急上昇することだってあるんです。
それを考えれば、ある意味で一番コスパの高い仕事かもしれませんよ？(笑)
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