犬だって夏バテ 嘔吐や食欲がなかったら注意!症状とごはんのあげ方をチェック

 

夏バテは人間だけがなるものだと思ってませんか?

犬や猫だって夏バテになるんです。

そして人間に飼われている犬や猫は、自分で夏バテ対策を取ることがあまり出来ません。

涼しい場所を探そうにも、自由に他の部屋に行けないことだってあるし、家中が暑いことだってありますよね。

だから人間がよく注意してみててあげる必要があるんです!

今日は犬の夏バテについてのお話です。

夏になって急に嘔吐を繰り返したり、ごはんを食べなくなったりしたら夏バテのサインかもしれません。

犬が夏バテになるとどんな症状が出るのか?食欲を回復させるために、エサのあげ方に工夫は出来ないのか?

1つずつご紹介していきますね。

 
  

犬だって夏バテするんです 嘔吐や食欲がなかったら注意!

嘔吐を繰り返したら、いつも凄い勢いでご飯食べてるのに急に食べなくなったなんてことがあったら、夏バテも疑ってみましょう。

もちろん夏バテには他にも症状があるんですけどね、飼い主さんがあれ?なんかこの子体調悪い?って思うきっかけになることが多いのが、この「嘔吐と食欲不振」なんです。

もちろん、食べたものを吐いてしまったり、エサを全く食べなくなったイコール夏バテとは限りません。

よくある病気として、胃腸炎や腸閉塞を起こしている可能性もあります。

やんちゃのワンコの場合、子供のおもちゃや異物を飲み込んでしまったっていう可能性もありますよね。

さらに言えば、夏になり始めのころに犬がご飯を食べなくなることは、よくあることでもあるんです。

冬から夏に向けて蓄えていた脂肪を、ご飯を食べないことで燃焼させてるんですね。

ある意味で自分でご飯の量をしっかりと調節して、ダイエットに励んでいるとも言えます。

なんて賢いんでしょうか、というよりも羨ましい(笑)

元気はあるようだったら、他にも症状がないか2~3日しっかりと観察しましょう。

その間もこれ以上悪化させないように、涼しい部屋に移動させる、水分をしっかり取らせるなどの対策はできますよね。

そして回復しないようであれば、その時は獣医さんの出番です。

しっかりと診断してもらい原因を突き止めて、治療や対策をしていきましょう(^^)


 

犬が夏バテするとどんな症状がでる?

話が少し前後してしまいますが、犬にも暑さに強い子や弱い子がいます。

犬にも個性がありますが大きく犬種で分けるとすると、次の3タイプ。

 
寒冷地原産の犬
秋田県、柴犬、ゴールデンレトリバー、シベリアンハスキー、チワワなど

寒さに強く、暑さに弱いです。寒さに耐えるために、毛の生え方が二重構造になっているんですね。

そのため他の犬種よりも暑さに弱いです。

 
鼻ペチャの犬(短頭犬)
パグ、ブルドッグ、シーズーなど

この子たちは、鼻の穴が小さい構造になっているため、もともと体温調節が苦手な犬の中でもさらに夏場の体温調節を苦手としています。

航空会社でも夏の間は、航空貨物として預からなかったりしますが、理由はここにあります。

 
小型犬や子犬
犬種というよりも、犬のサイズですね。

大型犬よりも水を飲むスピードが遅かったり、あまり水分を取ろうとしません。

また地面からの距離が大型犬よりも近いので、アスファルトの照り返しをより強く受けてしまいます。

暑さに弱いというよりは、より過酷な環境に置かれていると考えた方がいいのかもしれませんね。

 
はい、話を戻します。脱線してすみません。

犬が夏バテをした時の、典型的な症状についてです。

さっきは嘔吐と食欲不振を書きましたが、もちろんそれ以外にも症状はあります。

  • お散歩に行きたがらない- 歩きたがらない、歩くスピードが遅くなる
  • 元気がなくなる― 呼んだり好きなオモチャを見せても反応がない、ぐったりしている
  • ご飯を食べなくなる- 少ししか食べない、まったく食べようとしない、好物のオヤツに興味を示さない
  • 寝ている時間が増える
  • 下痢(軟便)や嘔吐をする

もちろんいつも静かな子が飛び跳ねないからといって、心配する必要はさほどありません(^^)

いつもこうなのに最近は違うな、何か変だなと思ったら注意して観察しましょう。

なので出来るだけ普段から、ワンコのことを見守っている必要がありますね。

そして継続して様子がおかしいようであれば、早めに獣医に連れて行って診てもらいましょう。

何でもなければそれでよし、でも放っておいたばかりに重症化させてしまうことだけは避けてあげたいですもんね。

 

犬が夏バテしてる時はごはんに工夫を

夏バテだということがはっきりした場合、夏バテだからご飯を食べなくても仕方ないとはなりませんよね。

やはり体力を回復してもらうためにも、なんとかして食べてもらう必要があります。

全てのワンちゃんにあてはまる方法ではないですが、幾つかご紹介しますね。

 
食事の回数を増やす
普段は1日1回が基本だったら、2回に増やして小分けにあげましょう。

少しなら食べるけど全部は食べないという子には効果があるかもしれません。

 
ドライフードを水でふやかす
柔らかくなると食べやすいんでしょうか。

また犬にとっても脱水症状は危険なので、こうすることで水分摂取にも繋がります。

 
いつものご飯に「ささみ」を混ぜる
鶏のささみを茹でたものをご飯にまぜてみましょう。

脂肪の少ないものを選んであげてくださいね。

熱々よりは少し冷ましてあげて、細かくほぐしてあげてください。

ほぐすと匂いが引き立つので、興味を示してくれるかもしれません。

 
オヤツや豪華な食事でつらない
食べてくれないとついついオヤツや人間の食事など、いつも犬が欲しがるものをあげてしまいたくなりますよね。

でもこれはやめておきましょう。

食べてくれるかもしれませんが高カロリーで犬の健康に良くないし、いったん元気になった後、普段のご飯を食べなくなってしまう可能性もあります。

犬の夏バテ-さいごに

犬だって人間と同様、暑いのは苦手です。

そして人間以上に自分で夏バテ対策を取ることが出来ません。

飼い主であるあなたが、過ごしやすい環境を整えてあげて、普段から体調を気にしてあげることで、早い段階で気付いてあげることが出来ます。

大切なペットの命を守ってあげてくださいね。

参考 猫の留守番に暑さ対策?夏バテを避けるためのおススメの方法をご紹介