ダニは洗濯機でうつるのでしょうか?夏が終わり秋になると、空気が乾燥しダニが舞いやすくなりますね。ハウスダストのアレルギーを持った人は、体調を崩してつらい時期が続くかもしれません。ダニが洗濯機でうつるかどうか知ること、また今すぐにできるダニ対策を知ることで、苦しい症状が少しでも緩和できるかもしれません。この記事で徹底解説していきますので、ぜひご家庭のダニ対策に役立ててくださいね。
ダニは洗濯機でうつる?
ダニは、洗濯機でうつる可能性があります。衣類についたダニは洗濯機にかけるだけでは死滅せず、衣類同士の摩擦によってうつることがあるからです。ダニは水に対し耐性を持っているので、洗濯機ではなかなか死滅しないのです。また、ダニは足の先に鍵爪のようなものがついており、衣類や繊維にしがみついて離れません。洗濯機の水流で流れ落ち、排水されることも期待できないのです。
服についたダニの対処法
服についたダニを除去するには、いくつかの方法があります。ダニは水に強いので洗濯機ではうつる可能性が高く、死滅させる効果はありません。しかしダニは熱に弱いので、熱を有効活用した方法で除去することができます。ダニが洗濯機でうつることのないよう、根本から除去する方法を解説しますので、参考にしてみてください。
熱湯を使う方法
ダニの除去方法1つ目は、熱湯を使う方法です。ダニは、60度以上の熱にさらされることで死にます。50度程度の熱でも、ずっとさらされ続けることでやがて死にます。
【参考サイト:快眠タイムズ】
そのため服についたダニを除去するには、洗濯に使う水を60度以上のお湯にしましょう。
より効果を上げるには、洗濯前に服を60度以上のお湯に20~30分漬けておきましょう。繊維の奥にいるダニにも熱が届き、くまなく除去することができます。
しかし、60度以上のお湯を使うことで洗濯機の部品や衣類が傷む可能性もありますので、品質表示や取扱説明書をよく読んでくださいね。
乾燥機モードを使う
ダニの除去方法2つ目は、乾燥機モードを使う方法です。ダニは熱に弱いので、乾燥機モードで使われる熱風で死滅する可能性があります。乾燥機モードを使ってダニを死滅させる場合には、洗濯機にかける前に行いましょう。ダニが死んでから洗濯を開始することで、残ったダニの死骸やフンがきれいに洗い流されます。
【参考サイト:ウェザーニュース】
洗濯機によっては「ダニ駆除モード」という機能がついている場合がありますので、活用してみましょう。
ダニの予防策
ダニは洗濯機でうつることが分かりましたが、できれば衣類にダニがつくこと自体を防ぎたいですよね。ダニの予防策としてできることをご紹介します。
- ダニよけ機能のある洗剤を使う
- 洗濯槽を掃除する
- 洗濯機を乾燥させる
- 洗濯をこまめにする
洗濯槽を掃除することや洗濯機を乾燥させることで、洗濯機そのものにダニを繁殖させない効果や、死骸を溜めない効果があります。また洗濯物をため込まずこまめにすることで、衣類にダニが繁殖するのを防げます。
ダニよけの洗剤もありますから、ぜひ使ってみてくださいね。
まとめ
アレルギー症状の天敵でもあるダニは、洗濯機でうつる可能性が高いことが分かりました。ダニが洗濯機でうつる場合、家の一部を綺麗にしていても衣類や布類全体にダニが分散してしまい、アレルギー症状が悪化したり不衛生のもとになってしまったりします。なるべく根本から死滅させるために、家でできることから始めてみましょう。また、すでにダニがいる衣類への対処法も効果的ですので、試してみてくださいね。