教育実習の受け入れのお礼の仕方!電話なら?お礼状なら?直接挨拶なら?

 
教員を目指す方が経験する一大イベントと言えば、教育実習ですね。

教師を目指す方にとっては緊張しつつも楽しみでもある教育実習ですが、円滑に行うためにしておきたい事もいくつかあります。

その一つが受け入れに対するのお礼です。

そもそもお礼が必要なのか、どんな方法でお礼をすればいいのかなどについてまとめてみました。

 

教育実習の受け入れにお礼が必要?

教育実習は受け入れる学校にとっても楽しみなものですが、ちょっと負担でもあります。

もちろん学校としては次世代を担う先生たちの指導に力になりたいと心を砕いている事と思います。

でも実際には負担も大きいんですよね。

指導教員は仕事が増えますし、正直指導が大変な学生さんが来ないとも限りません。

教育実習生を引き受けるのは学校側の自由なので断ることもできます。

そんな中引きうけて下さった学校にお礼の気持ちを伝えることで、気持ちよく引きうけてもらえるのではないでしょうか。

もちろん母校に即OKで、お礼なんかしなかったという方もいらっしゃいます。

「実習後のお礼状は出したけど、受け入れのお礼はしていない。」と言う方も多いです。

マストなものではありませんが、忙しい中時間を割いて引き受けを決めて下さった事を感謝する気持ちがあれば是非お礼の気持ちを伝えておきましょう。

ちょっと受け入れが面倒だな~。と思っていても心のこもったお礼の気持ちが伝われば、前向きに引き受けてくれることも。

第一印象が良ければ、研修中の指導も気分よくしてくれるかもしれませんね。

 

教育実習の受け入れにお礼の電話のかけ方

お礼を伝える方法には1.電話2.お礼状3.直接行く方法があります。

一番手っ取り早く済むのが電話ですね。

 

電話のメリット

・すぐに済む

・直接やりとりができる

 

電話のデメリット

・相手の時間を奪う

・言い忘れなどをしやすい

 

時間が差し迫っている場合などは電話でも良いと思いますが、忙しい先生の事を考えるとお礼の為だけに電話を貰うのは負担かも知れません。

提出書類などのお願いがある等、他に電話をする理由がある場合にした方が良いでしょう。

電話をするときは、慌てやすいもの。

質問事項や連絡事項などをきちんとメモしてから電話をしましょう。

所属大学、学部、教育実習の内諾を貰った旨を伝えて用件に入りましょう。

担当の先生が直接捕まらない場合もあるので、用件は担当でない方にも伝わるように簡素にまとめておきましょう。

時間は授業が終わったと思われる夕方が一番負担にならないですね。

また、緊張して電話をすると早口になりやすいです。

少しゆっくりめ&はっきりとを意識して話しましょう。

私も慌てて電話して電話の向こうの相手に「ちょっと落ち着いて~」と言われて顔から火が出る思いをしたことがあります。

きちんとメモを準備し、話すことをまとめておくと落ち着いて話せますよ。

 

教育実習の受け入れに対するお礼状の書き方

相手に負担もなく、何度も推敲出来るのでお礼状が一番おすすめです。

心配性な人は送る前に他の人にも見てもらい、コピーを取っておくと安心ですよ。

 

御礼状の構成

 
1.起   拝啓+時候の挨拶

「拝啓 新緑の候 貴校ますますご繁栄の事と思います。」など、時候の挨拶をいれて出だしを書いてみましょう。

2.承  受け入れてくれたことへのお礼

3.転  提出書類などの連絡事項など

    ない場合は教育実習への心意気など

4.結   末文

「簡単ではありますが、ご挨拶申し上げます」

 

形はこのようなものですが、学生さんの気持ちが伝わることが大切なので、形にこだわり過ぎず、書いてみても大丈夫でしょう。

また、電話の時と同様、連絡事項などはきちんと書いてあるか、自分の名前・所属大学が書いてあるか確認しておきましょう。

担当教員に聞きたいことなどがなく、本当のお礼だけの場合は宛名は校長先生にするとよいですよ。

 

教育実習の受け入れのお礼に直接挨拶に行くなら?

直接の挨拶は丁寧ですが、相手の時間と自分の手間を考えるとデメリットも大きいです。

大学の方から直接内諾書を渡すように言われることもありますし、教育実習の受け入れ先から一度面談に来るように言われることもあります。

その場合はもちろん直接お礼を伝えましょう。

それ以外の場合は電話か封書でお礼の気持ちを伝えるのがオススメです。

伺う際はスケージュール調整の電話が必要ですので、電話をしてからになります。

母校なら心配いりませんが、母校以外で受け入れてもらう場合は事務所に最初に向かうのか、直接職員室に行くのかなど、具体的に訪問をイメージして気になることを電話で聞いておくとスムーズに訪問できます。

大学の方から直接伺うように言われるときは内諾書等の必要書類のお願いがあることも多いです。

忘れ物などがあって二度手間になると相手にも迷惑をかけてしまうので、忘れ物はないようにしましょうね。

スーツまでかしこまった服装を求められないこともありますが、きちんとした格好で行った方が印象も良いです。

ジーパンやジャージ、Tシャツ等はやめましょう。

スケジュールの確認などもあるかと思うので、筆記用具、メモ帳、スケジュール帳などは念の為持参しましょう。

 

教育実習の受け入れのお礼の仕方!電話なら?お礼状なら?直接挨拶なら?-さいごに

学校によって様々なので、戸惑う事もあるかと思いますが、丁寧な態度と感謝の気持ちを持って取り組めば大丈夫ですよ。

心配な方は所属学校の教育実習の担当窓口に聞いてみてもいいです。

充実して意義のある教育実習になりますように。