住宅ローンの頭金が多いと審査に有利?貯金はいくら残すべき?

 

30代になったし、結婚もしたのでそろそろマイホームを買おう!

でも、住宅ローンってどのようにして組めばいいんでしょう?

人生でそう何度もあることではないし、かといって金額が金額だから悩んでしまいますよね。

頭金が多ければ、住宅ローン審査に通りやすいの?

頭金を捻出するのに、貯金はいくら残すべき?

住宅ローンと頭金の関係についてご紹介します!

 
  

住宅ローンの頭金が多いと審査が有利になる?

住宅ローンを組むときは、頭金についてどうするのか聞かれます。

頭金が多いと、審査が有利になりそうに感じますよね。

かといって、頭金ゼロでもローン審査OK!なんていう宣伝もよく見かけるし・・・。

実際にはどうなのでしょうか。

住宅ローンの頭金とは、住宅ローンを組む際に一定額用意しておきたいお金を言います。

簡単に言えば、マイホームを購入するのに3000万円必要だとして、頭金で500万用意するとしたら残りの2500万がローン残高になるってことですね。

頭金の額はあらかじめ決まっていないので、いくら出せばいいのか悩ましい所なんですよ^^;

一般的な頭金の目安は、物件購入価格の2割程度と言われています。

住宅ローンを組む際に頭金がないと「計画性がない」「ローンを組むのに頭金を用意していないなんて」など、印象が悪くなり、審査に通りにくくなることもあります。

しかし、現在は購入額の9割を超える住宅ローンを組むこともが出来るようになり、頭金を支払うことができない場合でも、ほとんど頭金なしで住宅購入が出来るんです。

最近では頭金ゼロのプランが登場していて、頭金を支払う必要もなくなっているのです。

昔とは「頭金」に対する考え方が変わってきたということなんでしょうね。

また、頭金を多く出すことによって、メリットとデメリットが出てきます。

 

頭金を多く出すメリット

頭金を多く出せば、当然住宅ローンの返済金額を少なくすることができ、毎月支払う返済額の負担を軽くすることができます。

長期のローン返済の大半は利息部分とも言われたりするので、ここを減らすことが出来れば長い目でかなりお得になります。

さらに月々に支払う金額も減るので、生活への負担も軽くなります。

もしくは毎月の返済を頑張る代わりに、返済期間を短くするという選択肢もありますね。

メリットだけを見ていると、やっぱり住宅ローンの頭金は多く出しておいた方がいいんじゃないの?と思われがちですが、デメリットも見ておきましょう。

 

頭金を多く出すデメリット

貯蓄に余裕がある場合には、頭金を多く出すことによって多くのメリットがあります。

しかし、貯蓄に余裕がないのに頭金へ回してしまえば、何かでお金が必要になった時に大変です。

今の時代、突然会社が倒産することだって十分にあり得ます。

あなた自身や家族が病気になって、医療費が必要になるかもしれません。

いざという時のお金は、どんな時もキープしておきたいですよね。

また、頭金にこだわりすぎてしまって「頭金が貯まるまではマイホームは我慢」なんて思っていると、お得な物件の購入タイミングをも逃すこともあるので注意しましょう。

 

住宅ローンの頭金を払う時、貯金はいくら残すべき?

住宅購入は、人生で一番高額な買い物と言われています。

マイホームをキャッシュで買う人もいますが、やはりそれは少数派。

多くの人はあなたと同じように住宅ローンを考えますし、お金のやりくりを真剣に見つめ直す人も多いです。

じゃあ、現実問題として、住宅ローンを組む際にどのくらいの頭金と貯金が必要になるのでしょうか。

 

頭金の平均額

これは金融機関に勤めてる知り合いから聞いたことがあるんですが、頭金の平均額は750万という調査結果があるんだそうです。

少数ではありますが、1,000万出している人もいるようです。

一方で、頭金をゼロにして全額ローンを組んで支払う人も増えてきているとか。

確かに私も会社で年末調整を担当していた時、住宅ローン控除の計算をしていて「頭金ゼロなんだろうなー」っていう社員をよく見かけてました。

(住宅ローン控除の紙には物件の金額とローンの金額が書いてあるので、なんとなく検討つくんです!)

 

頭金ゼロの場合のリスクについて

最近では、頭金なしでも住宅を購入することができるようになってきましたが、頭金がない場合にはリスクはあるのでしょうか。

また、リスクがある場合には、どのようなリスクがあるのでしょうか。

 
ローンの借入額が多くなる

住宅ローンを組む際に頭金ゼロの状態から始めると、事務手数料や保証料というものがかかり、借入額が多いほど高くなります。

 
売却しても借金が残る

頭金ゼロでローンを組んだ場合、将来その家を売却する際に売却価格よりもローンの残高の方が多くなる可能性もあり、家がなくなっても借金だけが残ってしまうのです。

その差額を用意出来ないと売るに売れず、将来的に住み替えなどを考えている場合でも、出来なくなってしまいます。

頭金を用意して、借入額を少なくしておいた方が、後々楽だということが分かりますね。

 

手元にどれくらいの金額を残す?

頭金を増やすか手元に残す貯金を多めにするかは、人によって意見が分かれます。

手元に残す貯金が、最低限必要な金額以上の金額を残せるかがポイントです。

頭金は多めに出すに越したことはありませんが、頭金を出すことによって、手元にある金額に余裕があるかというところも大事です。

どのくらい頭金を出して、どのくらい貯蓄するかは家族でしっかりと話し合いをするようにしましょう。

よく「給与3か月分の貯金」って言いますよね。

当然仕事を失っても、3か月分の給料があれば失業手当が出るまでしのげるからだと思いますが、やっぱりこれは1つの目安になりますね。

 

頭金や貯金の額はその家によって違う

購入する人の年代や、住宅価格、家族構成などによって、頭金と手元に残すお金をいくらにするかを決めるのが最もベストです。

「これだ!」という明確な回答はないので、無理なく計画的に決めることができます。

大きな買い物をするので、しっかりと話し合い、納得のいく金額で決めていきましょう。

「頭金ゼロ、手元に残すお金もゼロ」で家を購入するのはダメですよ!!

個人的な感覚になってしまいますが、利息支払い分を減らしたいから頭金を増やして手元に残すお金をゼロにするのは危険だと思っています。

まずは「いざという時に必要なお金」をしっかりと確保したうえで、残りの金額の中からいくら頭金にまわすかを考えましょう!

 

住宅ローンの頭金が多いと審査に有利?貯金はいくら残すべき?-さいごに

今は頭金ゼロでも家を購入することが出来ます。

が、頭金ゼロで購入する際のデメリットもあるので、頭金と貯蓄をセットにして住宅ローンを組むようにするのがポイントです。

夫婦でよく話し合って、計画的に住宅購入をしてくださいね!