インコとの引越しで飛行機に乗る時はケージ&手荷物でOK?注意することは?

 

遠距離の引越しが決まったとき、悩みの種となるのが、ペットの移動をどうするかということです。

犬や猫なら、ケージに入れれば車でも船でも飛行機でも耐えることができそうですが、インコなどの鳥となると話は別です。

特にインコなどの鳥は環境の変化に敏感な動物なので、長時間の移動は大きな負担を与えることになります。

そうなると、なるべく移動時間が短くて済む飛行機を使いたくなるところですよね。

インコを飛行機に乗せる方法や工夫点などについてご紹介します。

 
  

インコを引っ越しで飛行機に乗せる!

近距離の場合は車が便利

距離的に1~2時間程度の移動ならば、常にインコの様子を見ながら移動できる車がおススメです。

ただし、車の中の温度は変化しやすいので、時期によっては空調のコントロールが必要です。

またインコを車内に放置して人間が休憩する場合は、大人が交代で車内に残りエンジンをかけっぱなしにして空調をキープするなどの工夫をしてあげてください。

 

長距離の場合はやっぱり飛行機!でも、問題も…

車で何時間もかかるような距離の引越しであれば、移動時間が短くて済む飛行機がやはり一番ベター。

ただし、気圧の変化が大きいので、それに耐えられず死んでしまうというリスクもあります。

年齢やインコの種類等によって飛行機で移動可能かどうかが変わってきますので、かかりつけの獣医に相談してみましょう。

ただ、インコを飛行機に乗せる人は多いですし、私のご近所さんも飛行機にインコを乗せて引っ越してきました。

細心の注意は必要だけど、無事移動出来ることの方が一般的ということですね。

 

インコを飛行機に乗せる時は手荷物にできる?

航空会社によるが、基本的には預かりの荷物になる

これは航空会社によって手荷物として機内持ち込みにできる場合と、犬猫たちと同じようにカーゴに乗せなければならない場合とがあります。

ただ、大半の航空会社では手荷物での持ち込みはできず、いったんカウンターで預けて貨物室で運搬してもらうことになります。

機内持ち込みの場合も、預ける場合も、概ね数千円の料金がかかります。

 

必ずケージに入れる

インコを飛行機に乗せるためには、ケージ(鳥かご)に入れる必要があります。

各航空会社によってケージの規格がありますので、航空会社に事前に問い合わせるなどして確認しておいた方が良いでしょう。

航空会社によっては、ケージの貸出をおこなっている場合もありますので、もしケージを持っていない場合は、それを利用するのも手です。

なお大きなケージにしてしまうと、中でバタバタと飛び回ってしまうので移動用の小さいケージやキャリーケースに入れてあげましょう。

ちなみにケージに入れられるのは、だいたいケージ1つ当たり2羽までとなっています。

鳥かごは必ず鍵がかかるようにしてくださいね。

運搬途中で何かにひっかかって扉が開いてしまい、インコが脱走してしまう事態を避けましょう!

 

予約は不要だが、数が多い場合は事前連絡を

インコを乗せるにあたって、特に事前予約などは必要ありませんが、30~40分前には受付カウンターで手続きを済ませておくようにしましょう。

また、数が多い場合は断られる場合がありますので、事前に航空会社に連絡して、確認しておくようにしましょう。

 

移動の環境は悪くないが、食事や水は補給できないので注意

犬や猫、インコを含め、預けた動物は、普通の貨物室ではなく、客室と同じ温度管理ができる特別な貨物室で輸送されることになります。

ただし建物内から機内への移動は、外気温にさらされる時間帯があります。

最小限の時間で済むように航空会社側でも配慮してくれていますが、出来るだけの対策をしておきましょう。

また移動中は水を入れておいてもこぼれてしまったりするもの。

1~2時間程度のフライトであれば問題ありませんが、野菜を食べる子なら水代わりに野菜の芯をたっぷりと入れてあげるのもいいですよ。

ただ機内は暗いので寝てるだけになると思いますが(笑)

お水もエサも預ける前にしっかりとあげておき、到着して再会したら再び思う存分あげられるように、人間の手荷物に準備しておきましょう!

 

インコを飛行機に乗せる時はケージに工夫をしてストレス軽減!

事前にケージに慣れさせておく

これはケージにできる工夫とはちょっと違うかもしれませんが、重要なことです。

飼っている方は当然分かっていると思いますが、インコは環境の変化にとても敏感な動物です。

特に普段は部屋の中を自由に飛び回ってるインコの場合は、ケージに入るということに慣れさせてあげてください。

 

ケージを目隠しする

飛行機に乗せる際には、ケージ内を暗くするようにしてあげましょう。

外の景色が丸見えの状態だと、鳴いたり暴れたりする可能性が高くなります。

ケージカバーで検索するとかなりの種類が売っていますので、これを利用してみてはいかがでしょうか。

ただ、インコによっては外の景色が見えない方がストレスを溜める性格という場合もあるので、飼っているインコの特質に合わせてあげてください。

 

インコとの引越しで飛行機に乗る時はケージ&手荷物でOK?注意することは?-さいごに

インコは繊細な生き物なので、引越しで環境の違う場所に運ぶのはとても不安だ、ましてや飛行機に…と思う飼い主の方がほとんどだと思います。

ただ、各航空会社が持ち運ぶ方法を提供しているということは、裏を返せば安全に運んだ経験がある証拠です。

飛行機であれば、国内では長くても2時間程度で着きますし、それほど神経質になる必要もありませんので、気軽に飛行機を利用して、いい形でインコとの新生活のスタートが切れるよう、お祈りしています。