熱帯魚を連れての引っ越しで飛行機を使う時は機内持ち込みOKなの?

 

遠方に引っ越ししなければならなくなったとき、飼っているペットなどを引っ越し先にどうやって持っていくか悩みますよね。

中でも熱帯魚は、温度や水質などの環境に影響を受けやすい生き物なので、持ち運びにはとても気を使わなければなりません。

そんなデリケートな生き物なので責任を持てないという理由から、引越し業者も輸送を拒否することが多く、運んでくれたとしても高額になってしまいます。

人間とおなじように飛行機で移動するのが一番ですが、どうすれば水槽や魚を飛行機に持ち込めるのか、見当もつかないという人がほとんどだと思います。

そんな皆さんに、熱帯魚を飛行機で運ぶときの注意点などをお教えします。

 
  

引っ越しで熱帯魚を飛行機に乗せたい

引越し業者は運んでくれない

一般の引越し業者は、水槽や周辺機器は運んでくれますが、生き物は基本的に運搬してくれません。

生き物に万が一のことがあったときに、補償ができないからです。

 

専門業者もあるが、やはり高額…

最近では、熱帯魚を運んでくれる専門の業者もあります。

ただ、生き物を運ぶリスクがありますので、それ相応に高額になってきます。

引越し先までの距離が長いと、総額で数十万円となってしまう場合もあるんです。

大切なペットとはいえ、やっぱり高いですよね・・・。

費用対効果を考えれば、水槽や周辺機器などを引っ越し業者にお願いした上で、中の熱帯魚は自分で運ぶというのが最善の選択肢になってくるのではないでしょうか。

 

運搬時は移動時間を短くし、熱帯魚の負担を軽くする

熱帯魚は繊細な生き物ですので、自分で運ぶ場合には注意が必要です。

重要なのは移動時間で、短ければ短いほど熱帯魚への負担は少なくなります。

車で1時間以内に行けるなど、飛行機に乗るほどの距離程度でなければ車で行くのがよいと思いますが、車で何時間もかかってしまう距離の移動ということになれば、飛行機が一番です。

飛行機は基本的に地球上で一番早い乗り物なので、移動時間が最小で済みます。

つまり、熱帯魚にとって一番負担が少ない方法ということになるのです。

ただし、当然空港までの移動時間や最低限の待ち時間などもありますので、目的地までの移動時間すべてを考慮して運搬手段を選ぶようにしてください。

 

熱帯魚って飛行機に持ち込みOK?

航空会社によるが、多くの航空会社で持ち込み可能

航空会社にもよりますが、概ね持ち込みOKとなっています。

が、LCCは持ち込み不可となっている場合が多いので、事前に確認しましょう!

ただし、各航空会社によって条件は異なります。

条件としては、手荷物の大きさの制限や、水漏れ厳禁といった運搬方法、一人〇匹まで、といった制限ですね。

持ち込み数については、一人当たり2~3匹という場合が多いようです。

ちなみに、手荷物のX線検査によって生き物はすぐ判別されますので、生き物を無断で持ち込むことはできません。

バッグの中にこっそり隠して・・・なんてことは考えないでくださいね!

必ず申告するようにしてください。

 

熱帯魚の運び方

基本的にはビニール袋などを何枚か重ねてパッキングをした上で、発泡スチロールなどの容器に入れて運ぶのがおススメです。

パッキングの際は、あまりパンパンに中身を入れたままきつく締めてしまうと、気圧の関係で袋が破れてしまう可能性がありますので、ある程度余裕を持つようにしましょう。

発泡スチロールの容器のふたは、空港の職員に中の生き物を確認してから閉めるようにします。

水温管理なども重要になりますので、季節に応じて発泡スチロール内の温度管理を行いましょう。

 

熱帯魚の引越しは家財の引越とは別の日に!

熱帯魚の引越しは基本的に1日タップリかけて作業を行うことになります。

恐らく、家財などのその他の家具の引越しに気を使う余裕はなくなるでしょう。

出来ることならば、水槽を含む家財の運搬の日と熱帯魚の運搬の日は分けましょう。

家族がいる場合は、役割分担をして1人が熱帯魚に専念する方法もありですね。

新居に到着後すぐ水槽に入れられるようにという意味では、家財や水槽の運搬を先に行うのがいいかもしれません。

専門の業者さんに頼む場合もこうしたスケジュール管理は重要です。

熱帯魚の負担を最小にするような引越しの仕方を工夫してあげてくださいね。

 

熱帯魚を連れての引っ越しで飛行機を使う時は機内持ち込みOKなの?-さいごに

飼育している人であれば当たり前の事実ですが、熱帯魚はとてもストレスに弱い生き物です。

熱帯魚を無事に目的地まで運ぶためには、熱帯魚を中心に引越しをするくらいの覚悟がいります。

必要に応じて、専門業者や熱帯魚を販売している業者とも相談しながら、熱帯魚が最も負担の少ない方法をしっかり考えてあげましょう。