長期間保存できる缶詰って便利ですよね。
特に災害時用に、ストックしてあるっていう家庭も多いんではないでしょうか。
でもそうすると起こりやすいのが、気付いたら賞味期限が切れていた問題。
一度や二度は経験したことがある人がほとんどだと思いますけど、どうでしょう?
そして、賞味期限が切れた缶詰は食べられるの?問題が発生しますよね。
今日は、賞味期限切れの缶詰は食べても大丈夫なのか?大丈夫だったら、何年先ぐらいまでイケル?そもそもなぜこんなに賞味期限が長いの?安全?っていう疑問の答えをご紹介しますね!
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賞味期限切れの缶詰は食べられるんです
缶詰の賞味期限は、一般的に2~3年のものが多いです。
もちろん例外もありますので(もっと短いものや長いもの)、それぞれ確認してくださいね。
賞味期限は缶詰のフタに、印字されていることが多いですよ。
2017.04.02のように分かりやすく記載されていることもあれば、170412と書かれている場合もあります。
日本国内の缶詰は基本的に、年月日の順番で表示されています。
年の部分は西暦の時と和暦の時があって、ちょっとややこしいんですけどね・・・。
コストコで買ったりした輸入物の缶詰の場合、表記順番がひっくり返ってることが多いです。
輸入物の場合は、国によって年月日、月日年、日月年と様々です。
もっとややこしい・・・、でも何とか解読する以外ないんですが・・・。
さて、気を取り直して。
賞味期限を確認したら、とっくに期限過ぎてた!
でもたくさんあるし、このまま捨てるのはもったいないけど食べても大丈夫なのかな。。。
もちろん保存状態や何の缶詰なのかにもよりますけど、基本的には食べて大丈夫です!
賞味期限っていうのは、美味しく食べられるのはこの日までですよという目安であって、この日を過ぎたらもう食べられません!っていうことではないんですね。
期限切れでも、味はちょっと落ちちゃうかもしれないけど、翌日から安全性ゼロになってしまうわけではありません。
缶詰の賞味期限が長い理由は?安全性や衛生面に問題はないの?
ところで缶詰の賞味期限が長い理由ってなんでなんでしょうか?
その秘密は、缶詰の製造工程にあるんです。
まず食品を缶に詰めます。
この時点で食品の安全性はしっかりとチェックされています。
そして缶に封をして空気を抜きます。
密封状態ですね。
その後、缶ごと高温で加熱殺菌をすることで、微生物を全滅させてしまいます。
微生物がいなくなれば、缶の中の食材が腐る原因がいなくなるということです。
そして、缶は密封されているので、新たに外部から微生物が侵入することは出来ません。
つまり次に缶を開ける時まで、缶の中は製造当時の新鮮な状態を保っていられるということです。
そうはいっても、味の面では2~3年が限界ということなんでしょう。
味は他の食材と一緒に調理するなどしてカバーできますよね。
だから味さえ気にしないのであれば、賞味期限が切れていても安全・衛生面には心配ないので、安心して食べて大丈夫ですよというわけです。
ただし、何らかの原因で微生物が内部に侵入してしまってた場合は、腐ってる可能性があるので食べちゃダメです。
っていうのを、これからお話しますね。
缶詰が賞味期限切れ 何年前のものでもどんな状態でも食べられる?
そもそも缶詰の賞味期限って年単位で長いですよね。
だから1週間や2週間過ぎてたところで、まあ問題ないよねって思うんじゃないでしょうか。
でも1年前のものだったら?
3年前のものはさすがに食べられないでしょ?
いやいや、5年や10年経過していても食べられるそうですよ。
さすがに10年も賞味期限から経ってしまうと、味の面でも食べたいと思うか疑問ですが・・・(´・ω・`)
ただし、これは全て保存状況が良かった場合のことです。
さっきも書いたように、保存している間に外部から微生物が侵入してしまっていたら、中身がダメになってしまっている可能性があります。
缶詰は常温保存が出来ますが、直射日光の当たるところ、風通しの悪い場所、電化製品の熱があたる場所などに置いておくと劣化してしまいます。
賞味期限が切れた未開封の缶詰を食べようかなっていう時は、下記の点をまず確認しましょう。
- 缶が錆びついたり、小さな穴が空いていないか→空気や水分と一緒に微生物侵入の可能性
- フタや缶そのものが膨らんでいないか→微生物によるガスが発生している
- フタを指で押すとペコペコしないか→微生物によるガスが発生していた
- 見た目や匂いに異常はないか→最終的にあなた自身の五感でチェック!
缶詰と賞味期限のまとめ
大掃除をしたら、忘れられていた缶詰が出てきた。
災害用持ち出し袋を覗いたら、古い缶詰が出てきた。
賞味期限が切れていてもすぐに捨てたりせず、状態を確認したうえで美味しく頂いてください。
ただし一年しか過ぎてないから大丈夫と過信しないで、必ず保存状況や匂いなどを確認してくださいね!