復活祭はいつ?由来やうさぎと卵が使われる意味は何?

 
4月に入ると、お絵かきした卵やうさぎの人形をあちこちで目にしますよね。

これは復活祭=イースターをお祝いする時の、定番グッズです。

復活祭はキリスト教由来のものなので、欧米ではもっと一般的に広まっていますが、日本ではここ数年で見かけるようになったって感じですよね。

だからか、子供に復活祭(イースター)って何?って聞かれて、ちゃんと答えられる人って少ないのではないでしょうか。

この機会に由来やうさぎと卵の意味していることを勉強しちゃいましょう!

 
  

復活祭の由来 イースターって結局何の日?

復活祭、英語にするとイースターは、単なるイベントではありません。

キリスト教にとっては、クリスマスよりも大事な日なんです。

キリスト教徒ではない方でもご存知の人は多いと思いますが、イエス・キリストは十字架に磔にされて死亡した後、蘇ったとされていますよね。

つまりキリストは復活したわけです。

キリストが処刑されたのは金曜日、その3日目の日曜日に復活したと言われています。

キリスト最大の奇跡と言われているこの復活をお祝いしているので、キリスト教で最も重要な祭日となるわけです。

日本ではイベントモード一色ですが、実はとても宗教的な意味合いが強いんです。

欧米でも、お祭り的なイースターパレードが行われますが、教会でミサが行われたり、宗教的なパレードが行われたりもしています。

以前、ちょうど復活祭の時に、アメリカに住む友達の家に遊びに行ったことがあります。

その時見かけたパレードは、とても厳かでしたよ。

賑やかさとはかけ離れていて、見ている人もパレードをしている人も、静かにお祈りをしながら黙々と歩いていました。

写真を撮るのが憚られた程です。

 
ちなみに、キリスト教の影響が強い国では、イースター前後が祝日になります。

よくあるのが、

金曜日→ Good Friday (聖金曜日、受難日)
土曜日→ 週末でお休み
日曜日→ Easter Sunday (復活祭)
月曜日→ Easter Monday

この4日間を全て祝日にして4連休にしてしまうパターンですね。

 
復活祭のことは分かった。

で、復活祭っていつだっけ?

 

復活祭はいつ?毎年変わるの?

あれ?イースターっていつだっけ?確か春だよね?

なんて、思った事ありますよね?

私達にとってイースター(復活祭)は、最近になってよく聞くようになってきた言葉。

だからなかなか日にちが定着しないんですよね。

おまけにイースターは、毎年同じ日ではありません。

さらにややこしいことに、キリスト教宗派によって日にちが変わるんです!( ̄▽ ̄;)

カトリックやプロテスタントの西方教会は西暦(グレゴリオ暦)を、ギリシャ正教などの東方教会ではユリウス暦をベースにイースターの日が決まります。

多くの欧米諸国で祝日になる場合は、西方教会の西暦基準を使っているみたいですね。

日本でも一般的に、今年のイースターはいつ?なんてイベントなどでお祝いする場合は、この西暦基準ですね。

教会でのミサなどは、そこの宗派によるのでしょう。

 
で、肝心の決め方ですが、

春分の日以降で最初の満月から数えて最初の日曜日

なんかややこしいですねヽ(´Д`;≡;´Д`)ノ

春分は毎年変わりますし、満月になる日だって何月何日なんて一定していません。

なので、イースターの日は最大で1か月程度、前年よりずれるそうですよ。

今年、2018年のイースターは 2018年4月1日(日)とされていますが、2017年は4月16日(日)、2016年は3月27日(日)でした。

その年によってかなりばらつきますよね。

ちなみに東方教会の今年のイースターは、2018年4月8日(日)です。

2017年は4月16日(日)、2016年は5月1日(日)でした。

2017年はたまたま同じとなりましたが、2016年の場合は、1か月以上違ったわけですね。

 

復活祭になるとうさぎと卵を使うの意味は?

イースターとなると、やたらとカラフルな卵やうさぎが出てきますよね。

これ何でなのかご存知ですか?

実はキリスト教では、卵は生命の誕生、復活の象徴を意味するんです。

そしてウサギは子だくさんで知られているので、豊かな生命の象徴、繁栄や子だくさんのシンボルともされています。

復活祭と名がつくだけありますねー。

さらにこの卵を、イースターウサギが運んできたともされているそうですよ。

イースターの日は、伝統的に卵料理を食べる家庭が多いんだとか。

そして、カラフルに塗られた卵は、イースターエッグと呼びます。

このイースターエッグを使ったゲームも多くあります。

代表的なのが、エッグハンティング

これはイースターバニーというウサギが、家の中や庭などに落としていったイースターエッグを、子供たちが探して回る遊びです。

一番多くイースターエッグを集めた人が勝者!

エッグレースもあります。

イースターエッグをスプーンに乗せて、ゴールまで走ります。

卵を落とさずに真っ先にゴールできた人が勝ちです。

イースターエッグって、中身(白身と黄身)は入ってません(ゆで卵にしておいて後で食べる場合もあります)

ということは、とても軽いんですよね。

だから意外とこれ、バランスを取るのが大変なんです!

最後はエッグロールですね。

今度はイースターエッグをスプーンで転がしながら、ゴールを目指します。

中身がないから軽い上に楕円形なので、なかなか真っすぐには進んでくれない。

とんでもない方向に行ってしまったり、見ている側は結構笑えますよ。

おまけにちょっと強く押したら割れてしまったり(笑)

復活祭についてのまとめ

機会があるなら、ぜひイースターエッグで遊んだりお祝いしたりしてみてくださいね。

欧米でもイベント化していますが、それでもキリスト教にとっての大事な日でもあるということは、ぜひ覚えておいてください!