街中で猫カフェの看板をよく見かけるようになりました。
ペットとして猫を飼うお家も増えていますよね。
家族の一員として一緒に暮らす猫ですが、引っ越しをする時はどうするのでしょうか?
近場への引っ越しだったらケージに入れて移動するのも簡単にできますが、遠方への引っ越しだとケージに長時間入れているのはストレスもたまりそうで可哀そうに思えてしまいますよね。
せめて車で移動して、少しでもネコがリラックスできる環境で移動したいと思う人も多いのではないでしょうか。
でも車で猫とどうやって長距離の移動をするのが一番いいんでしょう?
車で引っ越しの際、猫へのストレスを減らす方法をご紹介します!
猫と引っ越し 長距離を車で走らなきゃいけない・・・
猫と引っ越しの際、車で長距離移動を選択するケースは多いと思います。
なるべく猫に負担を掛けたくありませんよね。
犬は飼い主と一緒に車でお出かけするのが好きな子も多いですが、猫は逆。
猫は自由気ままに動ける空間を好むので、車内のような限られた空間は好みません。
ケージも長時間入れられるとストレスを感じてしまいます。
中にはケージが好きな猫もいるかもしれないですが、基本的には苦手だと思いましょう。
どちらにせよ、なるべく猫にとって快適空間を作る事をお勧めします。
まず、一番におすすめするのは出かける練習を事前にしておくことです。
そしてケージにも慣れさせること。
ケージも獣医のところに行くときしか使っていなければ、見ただけで逃げ出す子って多いですよね^^;
普段からケージを出しておいて、自由に出入りできるようにしてあげましょう。
すると猫も徐々に慣れてくれるかもしれません。
お出かけの練習も、車で5分10分のところまででもいいので車で行ってみましょう。
事前に練習することで、猫が車の中でどういう反応を示すのかが分かりますよね。
猫はとても繊細なので車の匂いにも敏感です。
なるべく芳香剤や香水の匂いに嫌がる子も多いです。
事前に練習しておくことで、当日慌てなくてよくなりますよ^^
家から車へ移動させる時は、すばしっこい猫が逃げない様に注意してくださいね。
家から車の少しの距離だからと言って気を抜かない様にしましょう。
必ずケージに入れて移動させましょう。
その時、念のためリードを付けておくと安心です!
リードがない場合は大き目の洗濯ネットなどで囲ってからゲージに入れてあげると良いですよ。
車の中では最初はケージに入れたまま様子を伺いましょう。
そして何度か車内を慣らしたら実際にドライブへ行きます。
猫が大丈夫なようでしたら車内に離してあげます。
後部座席で離すようにしましょう。
私の友人の猫飼いさんは、ケージから出してあげる時も必ずリードはつけておいて、常に同乗者が握っているようです。
万一、運転席の足元に潜り込んだりしたら危険ですからね!
多少長めのリードにしておけば、猫も動き回れますから大丈夫だよーって言ってました^^
そして必ず窓は閉めて、ドアのロックも忘れないで下さい!
運転手一人だけの場合は、ケージから出さずに中に入れたままにしましょう。
猫は狭いところへ行こうとするので、座席の下の空間はタオルなどで埋めて潜り込めないようにしておくと良いですよ。
また車内を汚されるのが気になる場合は、バスタオルを座席や床に引いておくと安心です!
猫と車で長距離移動するときのポイント
事前に準備が整ったらいざ本番です!
練習の段階で、この子は車酔いしやすい子だなーっていうのが分かることもあります。
そんな場合は、車に乗る前は食事を抜いておいた方がいいですね。
心配でしたら、事前に獣医で酔い止めを処方してもらう事もできます。
長時間の移動なので途中でお腹がすくかもしれません。
ご飯や水分を用意しましょう。
でも車内では緊張して食べたり飲んだりしないかもしれません。
なので2時間おきに車を止めてお水をあげましょう。
人間も休憩できるので、長時間の移動には休憩は必要です。
猫に水をあげる際、シリンジと言う針のない注射器でお水を上げると猫が飲みやすくなります。
車内は乾燥するので水分不足には注意してあげましょう。
ご飯は少しくらい食べなくても、水だけはしっかりと飲ませてあげてくださいね^^
またエアコンの風が直接当たってしまうと体調を崩してしまうので、風向きにも気を付けて下さいね。
車内には猫のトイレも用意してあげると猫が我慢せずに済みます。
猫の車移動のストレスを減らすために
とにかく事前に車でのお出かけを何度か練習しておけば、猫も慣れてくるのでそれだけでもストレスは大幅に減ります。
でもゼロにはならないんですよね・・・。
どんなに快適な空間を作ってあげても嫌がる猫もいます。
そこで車内に猫の遊び場を作ってあげると良いですね。
段ボールに肌触りの良いタオルを引いたり、おもちゃをおいてあげたりすると喜ぶかもしれません。
気分転換に猫の好きなおやつも用意してあげると良いですよ。
猫が眠くなったらケージや段ボールにいれてあげましょう。
狭い空間の方が丸くなって落ち着けるのでタオルを丸めて空間を埋めてあげましょう。
そして上から日よけに布を掛けてあげて下さい。
直接日が当たると暑くなってしまいます。
天候や気温によって猫の求める環境は変わってきます。
同乗者の方は猫から目を離さずに、常に様子を見る事が大切です。
猫と引っ越しで長距離を車移動 ストレスを減らすためにできることは?-まとめ
よく車に乗っている犬は見かけますが、猫がドライブをしている姿は見た事がありません。
猫は家の中でゆっくり過ごしているのでおでかけを好まないんです。
それでも仕方なく、車に乗せる場面は出てくると思います。
今回は長距離の移動についてでしたが、短距離でも同じ事を実践していれば猫を車に乗せる事は可能だと思います。
何度か乗っているうちに車が好きになる猫もいます。
それでも引っ越し当日は、猫の体調を注意深く観察してくださいね^^
無事に引っ越しが終わるといいですね!