年末年始を実家で過ごして、久しぶりに一人暮らしの家に戻ってきたら内定先から年賀状が届いていた。
返事を出しても今さらって感じにならないか心配ですよね。
年賀状の返事の宛先は誰にする?
返事が遅れた場合は問題になる?
寒中見舞いでもいいから返信を出すべき?
いろいろ分からないことだらけだと思います。
人事部で採用担当をしていた経験から、実際のところ担当者はこんな風に考えてますよーっていうお話をしていきますね。
内定先からの年賀状の返事が遅れた場合って問題になる?
一人暮らしをしている学生さんの場合、年末年始は実家に帰省しているっていう人も多いですよね。
実家でのんびりして家に戻ってきたら内定先から年賀状が!
すでに年賀状を送っていれば慌てる必要はないですが、送っていなかった場合焦ってしまいますよね。
こういう場合って、返事が遅れたりすると問題になったりするんでしょうか。
最悪の場合は内定取り消しとか!?
会社によって新卒内定者に求めるものは違います。
100社あれば100通りの考え方があると思って構いません。
なのでいくら私が人事部スタッフや新卒採用担当としての実際の経験や意見を言ったところで、あくまでも一つの考え方にすぎません。
でもこれだけは言えます。
というか、そんな会社があったとしたら、それは入社を考え直してもいいのでは?と思います(;^ω^)
あ、もちろん事前に会社側から指示があった場合は別ですよ?
指示があったにも関わらずルールを守らなかったのであれば、厳しい会社だったらどうなるのか分かりません・・・。
なので、内定取り消しに繋がるとかそんなことはそうそうないので、まずは安心してくださいね。
とはいえ「社会人」としてあるべき姿ということを考えたら、遅れたとしても何らかの形でリアクションを取りたいところ。
でもあまり年賀状なんて出さないっていう人は、メールで返信した方が楽だなーなんて考えませんか?
年賀状としていただいているので、本来はメールでの返信は失礼になってしまいます。
たとえば、まだ年賀状を出してもおかしくない時期(松の内が明ける前)に気付いたのに、メールでお返事っていうのはやめましょう。
出来ればメールではない形でお返事をした方がいいなとは思いますが、ノーリアクションよりは、どんな形であってもいいから年賀状に対するお礼を言ってくれた方が嬉しいもんです。
まあ何だかんだ書きましたが、正直なところ人事部の人間としては大して気にしてません(笑)
ほとんどの人は気にはしてないですけど、お返事をもらって不愉快になる人もいません。
なかには、礼儀作法に凄い厳しい人だったりすると、返事が来ないことに対してマナー違反だと思う人もいるかもしれません。
お返事を出すことはプラスになるわけではないですがマイナスにもならないので、心遣いの御礼として一言返せるようにしたいですね(*´▽`*)
返事を出す際は、
- 帰省で留守にしていたため年賀状に気付くのが遅くなった
- そのため新年のご挨拶が遅くなった事のお詫びと新年の挨拶
- 年賀状を貰って嬉しかった
- 入社後の期待や豊富など
これらを短くてもいいので、自分の言葉で書いて送りましょう!
内定先から届いた年賀状の返事 宛先は誰にするべき?
内定先から届いた年賀状に返事をするとき、宛先は誰にするべきなんでしょう?
これは、その年賀状の差出人をまず確認することが大原則。
差出人のところに個人の名前が書かれていたら、その方宛てに返事を出しましょう。
これで大丈夫です。
人事部とか採用係などの部署や係名で終わっていたら、その通りに書きます。
人事部とかだけだったら、採用担当者あてに送りましょう。
そこの部署に所得している社員さんが多い場合、郵便を仕分けする人が誰に持っていくべきなのか分からないですよね。
年賀状を送ってくれてる人はかなりの確率で採用担当者なので、その人宛にするわけです。
〇〇株式会社 〇〇部 採用担当者様 (〇〇部までで終わっていた場合)
注意したいのが、会社名しか書かれていなかったり、社長名で来ている場合。
会社名の場合は採用担当者宛に送るのが無難です。
社長名の場合は、名前がすでに印刷されているものであれば、社長ご自身が出されたというよりは会社として社長名入りの年賀状を作成していて、それを担当者が送った可能性の方が高いです。
なのでこの場合も、採用担当者宛に送りましょう。
社長名が手書きで書かれていて、会社の規模や面接時の工程などを考えても社長自ら年賀状を出してくださったと考えられる場合は、社長宛にお返事を出すのもアリです。
代表取締役のところは、会社によって変わります。
「社長」っていうのは正式な肩書ではないんですよね。
なので、社長 〇〇〇〇様とは書きません。
必ずそれ以外の正式な役職名があります。
名刺を頂いていれば名刺を確認してみましょう。
名刺がなくても、会社案内のパンフレットや会社のホームページなどに必ず書いてあります!
内定先からの年賀状の返事として寒中見舞いはマナー違反?
年賀状を出さなかった相手から頂いたけど、年賀状としてのお返事の時期を逃してしまったら寒中見舞いとして出すって言いますよね。
一般的には松の内が明けた後(1月7日)もしくは15日以降は、寒中見舞いとされています。
このルールは、内定先から頂いた年賀状に対しても同じです。
タイミングを逃してしまった場合、年賀状ではなくて寒中見舞いとして出すのは問題ありません。
ただ気を付けてほしいのは、寒中見舞いで大丈夫だからと言って放置してしまう事。
就職先から年賀状が届いていることに気付いたら、すぐにお返事を出しましょう。
実家に長期間帰省していて、気付いた時にすでに松の内が明けていたなんて時は寒中見舞いでもOK
でも寒中見舞いでいいからって1月末まで放置していたら、それはどうかなーってちょこっと思ってしまいます(;^ω^)
寒中見舞いを出す前に内定先とコンタクトを取るのであれば、そのタイミングで伝えるのも大丈夫。
大事なのは、なるべく早くお返事をするということ。
その最速のタイミングで年賀状がふさわしいのであれば年賀状を、寒中見舞いの時期に入ってたら寒中見舞いを出しましょうってことですね。
内定先からの年賀状の返事宛先は誰?遅れた場合は寒中見舞いにすべき?-さいごに
どんな形であれば、お返事をもらえれば嬉しいもんです。
それに採用担当者って、内定者が自分たちの会社に入社することをどう思っているのか案外気になっているもんなんですよ。
志望の会社に落ちたから仕方なく当社に入社するのかなー、入社後の仕事に興味を持ってくれてるかなーとか。
年賀状のお返事が来れば、それだけ前向きに考えてくれているんだって思えるんですよ(*´▽`*)