シリーズ(笑)でお送りしている、日本の免税。
最後は実際のお買い物体験です!
私はちょっと前までカナダに住んでいて、日本に一時帰国した時に免税を使ったんですね。
その時の体験談をまとめてみました。
実際に買い物をしている時にハマりやすい落とし穴や、ついうっかり忘れてしまいがちな空港での手続き、日本を出国する時の荷物の取り扱いなど、これってどうするんだろ?って疑問に思いがちなことをまとめています。
次に日本に帰国する時は免税を使いたい!っていう方は、事前に読んでおいた方がいいですよ♪
ちなみに、これまでの記事はこちらから読めます♪
おススメ! 海外在住者が日本で買い物をすれば免税?一時帰国するなら仕組みを知っておこう!
おススメ! 海外在住者は日本で買い物して免税!一時帰国者の条件と方法は?
海外在住者として日本一時帰国中に免税を使うならここに注意!
まず絶対に覚えておいて欲しい注意点から書いておきますね。
これを忘れてしまうと、せっかくの免税なのに利用できないってことになりかねません。
あ、ここで書く注意点は市中型免税店(TAX-FREE)でのお買い物です。
空港や数少ないけど街中に出店してるDUTY-FREEではないですよー。
スーパーやドラッグストアなどあちこちのお店で使えるTAX-FREEの方です!!
お買い物にはパスポートが絶対に必要
海外に住んでいて6か月以内の一時帰国中であることが、日本人が免税を受ける時の条件の1つです。
それを証明するためにも半年以内の入国スタンプも必要です。
どんなに入国審査が混雑していても、無人化ゲートは通らないようにしましょうねー。
クレジットカードで払う場合は、パスポートの名義と同じじゃないとダメ
家族で買い物行ったとき、支払いは自分以外の人のクレジットカードで・・・ってありがちですよね。
私の友人は、夫婦で買い物に行って旦那さんのカードで払ったそうです。
夫婦ともに海外在住なので問題にならないはずなんですが、旦那さんのパスポートを持ってきてなかったとか(;^ω^)
お店側の厚意で商品を一回返品扱いにして、もう一度奥さん名義のカードで支払って事なきを得たそうです。
レジで一度支払いをして、後から消費税分を返金してもらうタイプのお店の場合(詳しくは↓に書いてます)、特に気を付けましょう!
免税の手続きは、お買い物をした日しか出来ません
これも返金タイプのお店の場合に要注意ですね。
免税カウンターは1箇所しかないお店が多いです。
外国人観光客がよく来るお店だと、免税カウンターに行列が出来ている場合もちょこちょこ見かけます。
免税手続きは混んでるから、明日出直そうーはダメですよ!
買い物をしたその日にしか免税手続きは出来ません!
出直すのであれば、お買い物自体を出直しましょう。
免税で買った商品は日本から持ち出さないといけないし、日本で開封禁止のものもあります
免税になるのは、その商品が日本で消費されないからです。
日本で消費するから消費税がかかるわけで、消費しないんだったら消費税を免除してあげるよっていう仕組みなのに、日本国内で消費しちゃったらダメですよね(;”∀”)
もっとも家電製品や衣類のようなものは、買ってすぐに日本国内で使うことはOKです。
出国日に必ず日本から持ち出しさえすれば。
ただ食料品や化粧品、薬類、文房具のような商品は、日本で使ってはダメ。
免税で「消耗品」のグループに入れられる商品ですね。
こういうものはお店で手続きをする時に専用の袋に入れられてしまいます。
この袋はお店によって多少違いますが、共通しているのは一度開封してしまうと「袋を開けた」ってことがすぐに分かる仕組みになっていること。
専用袋に入れたまま開封せずに、日本から持ち出すことが前提になっています。
逆に言うと、このまま荷造りをしないといけないので場合によっては「もっと小分けにして!」って注文を出しましょう(笑)
注意点をしっかりと確認していただいたところで、私の体験談です(^▽^)/
海外在住者として市中型免税店(TAX-FREE)でお買い物をする時
海外に住んでいた時は、日本に帰国するたびに免税を利用していました。
といっても、日本国内で免税が急激に広がったのはここ数年なんですけどね(笑)
私は、DUTY-FREEで扱っているものには特に興味がないので、もっぱら市中型免税店であるTAX-FREEのお世話に。
なんて言うのかな。もともと日本に帰るたびに買い占めていた服とか、食料品、雑貨なんかが対象です。
TAX-FREEが始まる前から買っていたもので、免税の有無が購入に影響されるわけではないものばっかりですね。
免税が適用されるからこれを買って行こう!ではなくて、今まで通りの買い物なんだけど免税のお陰で安く買えるようになったっていう感じですね。
消費税分だけでも免除されるんだったら、フルに活用させてもらいまっせー♪ていう感覚かな。
多分、こういう海外在住組は多いんじゃないかと思います。(´▽`*)
ただ一言で免税と言っても、実際の手続き方法はお店によって変わってきます。
お会計時にその場で免税が適用される場合
TAX-FREEのお店では、大きく分けて2つのタイプがあります。
1つがお会計の時にその場で免税の手続きをして、消費税抜きで精算。
もう1つは、レジでは普通に会計(消費税込み)して、専用の受付カウンターで免税の手続き、消費税相当分を返金してもらう。
まずは最初のタイプ、お会計の時に全部やってしまうタイプのお店。
これは、そもそも店内にレジが1か所しかないようなお店、ドラッグストア、衣料品店とかですね。
あと例えば、レジは複数か所あるけど(スーパーみたいな)免税専用のレジを作ってしまって、そこでしか免税は対応しませんってしているお店も多いですね。
多分、免税は時間がかかるので他の一般のお客さんを待たせないようにしてるんでしょうね。
デパートやイオン、イトーヨーカドー、家電量販店のような複合店タイプ以外のお店に多い印象です。
このタイプのお店では、まずは普通にお買い物をします。これ、当たり前です(笑)
お買い物が終わったら、レジに行きましょう。
この時、↑でも書いたようにTAX-FREE専用のレジがあるお店と、どこのレジでもいいよーっていうお店があります。
どこのレジに並んでもいいけど、免税って分かったら別のレジに連れていかれるっていうお店もあります。
いずれにせよ、専用レジがある場合は大きく表示しているところが多いので、特にサインがなければ普通に並んでいましょう。
レジでは、必ず免税してほしいって伝えましょうね。
商品をスキャンする前に伝えてあげてください。
パスポートを要求されるので素直に提示したら、基本的には後は店員さんにお任せ。
この時、免税の手続きに慣れているお店(店員さん)と慣れていないお店(店員さん)で、待たされる時間が大きく変わります(笑)
時には、え?日本人でしょ?何で免税??(*_*; なんて顔される時も。
慣れていないお店の場合は、根気強く待ちましょうねー(´▽`*)
その場で免税手続きをする場合、お会計はすでに消費税が免除された金額になります。
念のためにレシートを確認しましょうね。そして、パスポートを返してもらうのをお忘れなく!!
このタイプのお店で注意したいのは、レジで精算するたびに手続きを完了させるということ。
つまり買い忘れたものがあっても、合算はできないんです。
買い忘れたものが5千円以上だったら、もう1度免税の手続きをしてもらえばいいだけだけど、4,500円とかだったら適用対象外です。
忘れずに買っていれば( ;∀;)と思っても後の祭り。気を付けてね!
お会計の後に改めて免税手続きをする場合
もう1つのタイプが、さっきも言った専用の受付カウンターで手続き をするお店です。
これはデパートとかイオン、家電量販店のような大型総合店舗でよく見かけます。
こういうお店では、それぞれの売り場で普通にお会計を済ませましょう。
この時は消費税込みの金額でお支払い、パスポートの提示も必要ありません。
お買い物が全て終わったら、全てのレシートと商品を持って免税の受付カウンターへGO!
ここで免税対象としてほしい商品、レシートと一緒にパスポートを出します。
店員さんが手続きを終えたら、消費税にあたる金額を返金してくれますよ。
このタイプのお店の場合、最終的に免税対象としてほしい商品の合計額が5千円以上であれば、免税としてくれます。
どういうことかというと、1階の靴売り場で2千円の靴を買いました。
5階の衣類コーナーで2千円の靴下を買いました。
最後に7階の文具コーナーで筆箱を2千円買いました。
このレシート全部を合算すると6千円なので、免税適用ってなるんです!
もちろん、一般商品と消耗品は別扱いなので、そこだけは気を付けてくださいね。
これ結構便利ですよ。免税の手続きをする前だったら、買い忘れに気づいてもセーフです♪
パスポートに張り付けられた書類は大切に保管!
免税の手続きをすると、パスポートにこんな風にして書類が引っ付けられます。
お店によって書類の書式は違います。
複数店舗で免税ショッピングをしていると、パスポートにどんどん貼りつけられていってちょっと邪魔だなーって思うかもしれません。
でも日本出国時に必要となってきますので、捨てたりせずにそのままにしておきましょうねー。
そして購入した商品のうち消耗品は、専用袋に入れられます。
さっきも↑の注意点のところで書きましたが、袋を開けると分かる仕組みになってるので、開封せずにそのまま荷造りしましょう!
衣類とか電化製品は、すぐに利用できる状態になっていますし、実際に着たり使ったりしても問題ありません。
でも、日本出国時に一緒に持っていくことが条件です。お家に残して行ったりしちゃダメですよー。
日本出国の時の免税手続きはとーっても簡単!
買い物をした時にパスポートに貼り付けられた書類は、日本を出国する時に税関のお兄さんお姉さんに提出しましょう。
空港によって設置場所が違うのかもしれないけど、成田空港の場合はセキュリティチェックを通過して、出国審査のエリア後方あたりにありました。
出国審査が混んでいる時に、みんなが並んでる広場(?)ありますよね。
その後ろ部分です。つまり、出国審査を抜ける前ですよ!
出国審査のブースが並んでいるスペースで、後ろの壁側を振り返ってみて下さい。
ひっそりとした佇まいですので、お見逃しなく!いや、大げさでなくマジです。
私の友達は気付かずに通り過ぎたそうです(笑)
羽田はどこにあったかなぁ。やっぱり出国審査前だったハズです。
ただ出国審査のスペースに入っていく直前に、免税の書類を受け取る税関職員さんがいた気がします。
どうしても場所が分からなければ、出国審査を受ける前に空港の人に聞きましょう!
地方空港などから国内線で羽田や成田、関空などに飛んで、国際線に乗り継ぎをする方。
免税の書類を提出する空港は国内線の出発空港ではなくて、国際線の出発空港です!
伊丹空港から成田空港に国内線で移動、成田空港から国際線に乗る場合は成田空港で提出となります。
出国審査を受ける空港で提出と覚えておきましょう!
さてさて原則は、書類を提出する場所で税関の方に商品と書類を見せて、すべてを日本国外に持ち出すかチェックを受けることになっています。
でも実態は、ノーチェックで書類を提出するだけ(;^ω^)
まあね、ここでチェックするってことは、すべて機内に持ち込まないとダメっていうことになるわけです。
大量に免税でお買い物してたら、大変なことになりますよね。
おまけに液体を免税で買っていたら、機内への持ち込み制限に引っかかる可能性があるわけで。
化粧水とか調味料とか買ってたら、あっという間に持ち込み制限の上限を超えてしまいます。
ということで実際問題として、購入した商品をちゃんと見せてチェックを受けた、もしくは見せるように言われたという人は知りませんし、聞いたこともありません(笑)
知り合いはもちろんですが、ネットでそういうケースを見たこともありません。
この実態を利用して、日本国内で使うためのPCやテレビを免税で買ったって堂々とブログに書いてる人を見かけたことがあります(;^ω^)
でもそれは法律違反をしていることになりますからね・・・。
ノーチェック状態が今後もずっと続く保証はないですし、もしかしたら今でもランダムに抜き打ち検査をやっているのかもしれません。
免税で買った商品をスーツケースに詰めてしまうことは仕方がないと思いますが、日本にいる家族に使わせてあげるなんていうズルはしないでちゃんとすべて日本国外に持ち出しましょう。
あとは自己判断でお願いします(;^ω^)
海外在住者として一時帰国中に免税を利用!-さいごに
日本への一時帰国って楽しみなんだけど、お金があっという間に飛んでいくんですよね(´;ω;`)ウッ…
免税を有効活用して、楽しい滞在にしてくださいねヾ(*´∀`*)ノ