年賀状の喪中扱いの範囲は?同居の有無や義理の関係で変わる?

 

家族や親族がなくなるとその年(正確には翌年)の年賀状は出さずに、喪中はがきでお知らせします。

でも故人が義理の関係で同居していたわけでもないし、付き合いも濃くはなかったなんて場合は、正直そこまで悲しくなかったり・・・。

そんなときは喪中はがきを出すべきなのか?それとも年賀状を出してもいいの?迷うんですよね(;”∀”)

今日は喪中となるのは何親等の親戚までなのか、同居の有無や義理の関係で喪中の範囲が変わってくるのかなどについてご紹介していきます!

 
  

年賀状の喪中扱いの範囲は何親等までが適用されるの?

一般的には二親等までというのが、世間での共通認識となっていることが多いです。

一親等は親と子供、二親等は兄弟、祖父母、孫ですね。

ただし祖父母の場合は喪中期間がもともと3~6か月程度ということ、また大往生だった場合は気持ちを切り替えやすい人が多いなどの事情もあって、喪中にする人もいればしない人もいます。

私の周りを見てみても、お祖母ちゃんが確か亡くなったはずだけど年賀状が来たっていう子もちらほらといますねー。

逆に従妹や叔父叔母で3親等、4親等と一般的に認識されている「喪中の範囲」ではないけれど、すごく仲が良くて喪失感が大きいっていう人が年賀欠礼(喪中はがき)のお知らせをするのもアリです。

また親戚や友人には喪中とするけど、仕事関係の人には知らせずに通常通り年賀状を送るというケースも最近はよく聞きますよね。

 
喪中で年賀状を送らないというのは、「まだ悲しみが癒えてなくて新年をお祝いする気持ちにならないので、こちらからの挨拶は控えさせていただきます」という意味合いが込められているもの。

世間的な一般論を頭の片隅に留めつつ、あなた自身の気持ちを優先して喪中とするかそうでないかは決めましょう。

従妹なのに喪中はがきを出すのは変かなと気になる場合は、喪中はがきに個人との続き柄や氏名を書かなければ大丈夫ですよ^^

年賀状の喪中はがき 同居と別居で変わる?

一親等(親、子供)の場合は同居の有無は関係ありませんが、二親等(祖父母、孫、兄弟)の場合は同居している場合は喪中とされるのが一般的です。

でも現実は別居している兄弟や祖父母でも喪中はがきが来ることって多いですよね。

なので現在では、同居の有無で喪中かどうかは左右されず、あくまでも続柄や何親等の関係なのか次第と考えましょう。

たださっき、たとえ一般的に喪中とはならなくても個人との距離が近く立ち直れてなければ喪中としても構わないと言いましたよね。

この故人との距離感や心の結びつき度合いって、同居の有無も関係してきますよね。

たとえば1月に祖母が亡くなったけど、遠方に住んでて1年に1回会えるかどうかだったしあまり付き合いがなかったから喪中にしない。

よくありそうなシチュエーションですよね?

逆に、1月に祖母が亡くなった。同居してて嫌なことがあるとよくお祖母ちゃんの部屋で話を聞いてもらってたからまだ立ち直れない。

これも十分にあり得ますよね。

そしてこのパターンであれば、喪中にするという方も多いでしょう。

つまり同居だったか別居だったかで喪中となるかどうかは決まりません。

でも同居しているとそれだけ故人との結びつきも強くなり、本来なら喪中でなくてもいいんだけど喪中とするケースが増えるという事はあります。

 

年賀状の喪中はがき  故人が義理の家族の場合は不要?

では故人とは義理の関係だった場合は?

義理といっても様々ですよね。

例えば義理の兄の場合。

夫の兄であれば夫とは血が繋がってるわけですし、喪中とする方が多いです。

夫が立ち直れていない、喪中にしたい意向を持っているのであれば喪中としましょう。

でもあなた自身の姉の配偶者が亡くなった場合は?

この場合も義理の兄ですが、あなたともあなたの夫とも血縁関係が一切ありません。

通常は喪中としないケースが多いですね。

ただ、その場合もあなたのお姉さんはもちろん、義理のお兄さんと親しい関係にあった親戚の方への年賀状は控えましょう。

年賀状の喪中扱いの範囲-さいごに

一般的には2親等までが喪中の対象となりますが、それはあくまでも参考であって絶対ではありません。

ただ人によって受け止め方は変わりますので、「マナーを知らないのね」なんて思われないように世間で一般常識と思われていること(=喪中は2親等まで)は覚えておくといいですよ。

そのうえで大事なのはあなたの気持ち。

故人を想う気持ちや今を生きていく中での人間関係を考えたうえで、あなたがどうしたいのかで決めていいことです。