一度出るとなかなか止まらないしゃっくり。話しているときに出てしまうと、恥ずかしい思いをするだけでなく、言葉が途切れて聞き取りづらくなってしまいますよね。この厄介なしゃっくりを簡単に止める方法があることをご存知でしょうか?
この記事では、しゃっくりの止め方を5つご紹介いたします。しゃっくりが出るとなかなか止まらなくて困っているという方は、ぜひ参考にしてください。
しゃっくりの止め方
定番の止め方から裏ワザまで色々な方法がありますが、効果は人それぞれです。どれか1つを試してもしゃっくりが止まらない場合は、焦らず他の方法を試してみましょう。ここでは、しゃっくりの止め方を1つずつ解説していきます。
逆さ飲みをする
しゃっくりの止め方1つ目は、「逆さ飲みをする」です。コップで水を飲むとき、普通なら手前の縁に口をつけて飲みますが、しゃっくりを止めたい場合は奥に口をつけて飲みます。普通の体勢で飲もうとするとこぼれてしまうので、頭を下げた状態で人差し指に近いところに口をつけ、そのまま飲んでください。頭を下にすることで横隔膜の緊張がほぐれ、しゃっくりを止めることができると言われています。
息を止める
しゃっくりの止め方2つ目は、「息を止める」です。最も簡単な方法ですが、ただ息を止めれば良いというわけではありません。最初に大きく息を吸い込み、10秒間止めます。その後、ゆっくりと吐き出せばOKです。
息を止めることで横隔膜の痙攣を抑えられるため、1回で止まらなければ何回か繰り返してみましょう。呼吸の仕方を工夫するだけなので、場所を選ばず試せますね。
指を耳に突っ込む
しゃっくりの止め方3つ目は、「指を耳に突っ込む」です。両耳に人差し指を強めに突っ込み、1分間そのままの状態を保ちます。できる限り奥まで押し込むのがベストですが、痛くなるまで入れる必要はありません。
耳の奥の神経を刺激することで、しゃっくりが止まりやすくなります。NHKの『ためしてガッテン』では、この方法なら7割ほどの確率で止められると紹介されました。
舌を引っ張る
しゃっくりの止め方4つ目は、「舌を引っ張る」です。清潔なハンカチやガーゼで舌を掴み、30秒ほど引っ張りましょう。強く引く必要はないので、軽くでOKです。舌を引っ張ることで舌咽神経が刺激され、横隔膜を刺激するそうです。
人前でやると驚かれてしまうので、人目につかない場所で試すようにしましょう。
ツボを刺激する
しゃっくりの止め方5つ目は、「ツボを刺激する」です。効果的なツボは複数ありますが、ここではわかりやすく押しやすい「天突」をご紹介します。「天突」の場所は鎖骨の真ん中、左右の鎖骨が合わさるところです。
くぼみがあるので、親指で5秒から10秒ゆっくりと力を加えて押しましょう。鎖骨なら誰かと会話している最中でも自然に押せますね。
しゃっくりが出る理由
しゃっくりは横隔膜の痙攣によって起こります。暴飲暴食やアルコールの摂取、早食い、爆笑などにより、急激に胃が拡張されることが痙攣の原因です。
基本的には放っておけば自然に止まりますが、長時間止まらない場合や頻繫にしゃっくりが出るのであれば病気の可能性もあります。胃潰瘍や脳梗塞が原因の場合があるので、違和感を覚えたらすぐに病院を受診しましょう。
まとめ
今回は、しゃっくりの止め方をご紹介いたしました。しゃっくりの止め方には、逆さ飲みや息を止めるなどの方法があります。突然のしゃっくりに困ったら、状況に応じて試してみてください。
どの止め方も横隔膜を刺激する仕組みなので、痙攣を止めることができるでしょう。ただし、普段と違いしゃっくりがなかなか止まらず頻繁に起こる場合は、速やかに病院へ行くことをおすすめします。