青木まりこ現象って何?私たちによく起きる謎の現象をまとめてみた

「青木まりこ現象」という現象を知っていますか?本屋さんに入った瞬間に突然こみ上げてくる便意のことを指します。便意なのに食べ物に起因せず、ただ本屋さんに入るだけで生じるのであれば実に不思議で、生理学というよりも都市伝説のように扱われることも多いそうです。この記事では、青木まりこ現象のような謎の現象をまとめてみました。きっとあなたにも一度は起きたことのあるあの現象、実は名前がついているんですよ。

青木まりこ現象って何?

青木まりこ現象とは、本屋さんに入ると突然トイレに行きたくなるあの現象をいいます。本屋さんに入るとトイレに行きたくなる人は意外にも多いようですが、生理学や心理学には関連しないということ、長らく謎現象として扱われてきました。一般社団法人霞関会のコラムによると、青木まりこ現象は10~20人に1人は経験があるそうで、決して珍しい現象ではないのだとか。

なぜ「青木まりこ現象」と呼ばれる?

この現象について1985年、青木まりこという当時29歳の女性が「理由は不明だが、2、3年前から書店に行くたびに便意を催すようになった」という趣旨の投稿を『本の雑誌』に掲載したことがきっかけで、青木まりこ現象と名付けられました。なんと、名前になっている青木まりこさんは作家でも有名人でもなく、雑誌の読者欄に投稿した一般女性だったのですね。

青木まりこ現象はなぜ起きる?

ラジオ関西トピックスによると、青木まりこ現象が起きる原因は「本屋の匂い」であると考えられるそうです。それは、本の装丁に使われている化学物質。本屋さんに入ると香ってくる独特の紙の匂いのことです。その化学物質を抽出しマウスに投与したところ、排便の回数が増えていったそうなのです!このことから、青木まりこ現象は生理現象によるものであると考えられるようになりました。

他にもある?私たちによく起きる謎の現象

青木まりこ現象以外にも、私たちによく起きる謎の現象はありますよね。よくあると思いながらも、理由や原因は疑わずにいる現象が多いでしょう。ここからは、きっとあなたも経験したことがあるであろうあの現象について、名前や原因を調べてみましょう。青木まりこ現象のように意に反して起きる現象に悩まされる人も多い中、真相が分かるとすっきりするかもしれませんよ。

名前現象原因
クリスタル・デポジット足裏を強くマッサージすると「ブチブチ」と音がすること。尿酸などの老廃物が結晶のように固まっており、マッサージすることでほぐされるときの音。
ジャーキング寝ているとき突然「ビクッ」とすること。無意識に起こる筋肉の運動。ノンレム睡眠からレム睡眠に移行する瞬間など、脳の働きが不安定なときに起こりやすい。
眼中閃光目を強く閉じてから一気に開けると、目の前にチカチカした物体が現れる。目を強く閉じることで眼球が圧迫され、網膜が刺激されることで起こる。
バルサルバ効果重いものを持ち上げるとき無意識に息を止めること。筋肉を緊張させることで、平常時よりも強い力を発揮できる。
エスカレーター効果止まっているエスカレーターを歩くと足が重く感じる現象。深層心理の中で「エスカレーターは動くもの」と認識しているため、バランス感覚を保てなくなる。
クロノスタシス現象ふと時計を見ると、秒針が止まっているように見えること。突然動いているものに目を向けることで、眼球が急激な変化に対応できず、像がぼやけて処理が追い付かない。
左の数字効果「5000円」と「4980円」という値段を見ると、後者のほうが実際以上に安く感じてしまうこと。一番左に書いてある数字に強烈な印象を覚える。

まとめ

いかがでしたでしょうか?青木まりこ現象以外にも、私たちによく起きる謎の現象をご紹介してきました。すべてのものに名前があって、また原因や真相についても明かされていることが分かりましたね。あなたも経験したことがあるであろう謎の現象は、生物学的や心理学的に証明されている不思議なものでした。今後経験することがあれば、ぜひ名前を思い出してみてくださいね!