若くしてこの世を去ったチャドウィック・ボーズマンについて

2022年11月11日(金)に『ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエバー』が公開されます。本作は、若くして亡くなったチャドウィック・ボーズマン演じる国王ティ・チャラの追悼が描かれています。

そこで今回は、偉大な俳優チャドウィック・ボーズマンについて紹介していきたいと思います。

チャドウィック・ボーズマンの生い立ち

チャドウィック・ボーズマンは、1976年11月29日にサウスカロライナ州で生まれました。

高校卒業後、ワシントンD.C.の名門ハワード大学に入学。そこで演技について興味を持って学び始めると、その後オックスフォード大学のブリティッシュ・アメリカン・ドラマ・アカデミーに留学し、演技を学びました。

チャドウィック・ボーズマンとはどんな人物?

チャドウィック・ボーズマンは、高校で起きた事件を脚本として書き上げ上演するなど、演劇に大きな関心を寄せていました。また、黒人を取り巻く文化の歴史や白人の壁に疑問を感じており、俳優として様々な表現を行ってきました。

ジャッキー・ロビンソンやジェームス・ブラウンなど黒人の歴史を変えた偉人、そして「ブラックパンサー」という黒人初のヒーローを演じ、俳優としてハリウッド史に残る偉業を成し遂げてきました。

チャドウィック・ボーズマンの経歴

チャドウィック・ボーズマンは大学卒業後、舞台などに出演。

2003年からTVや演劇界などでの活動を始めました。2008年には、『エクスプレス:負けざる男たち』で長編映画に初出演を果たします。

伝記映画での活躍

その後、2013年に出演した『42 世界を変えた男』では、黒人初の大リーガーであるジャッキー・ロビンソンを、2014年には『ジェームス・ブラウン:最高の魂を持つ男』では、ソウル歌手のジェームス・ブラウンを演じるなど、伝記映画で活躍しました。

ブラックパンサーとしての活躍

2016年には、マーベル・シネマティック・ユニバース初の黒人ヒーロー・ブラックパンサーとして『シビル・ウォー キャプテン・アメリカ』に登場。単独作品『ブラックパンサー』が2018年に公開すると、世界中で歴史的大ヒットを記録し、アメコミ映画としては初めてアカデミー賞の作品賞にノミネートされました。

その後は、2018年に『アベンジャーズ:インフィニティ・ウォー』、2019年には世界歴代興行収入2位の『アベンジャーズ:エンドゲーム』に出演しました。

チャドウィック・ボーズマンの闘病生活

チャドウィック・ボーズマンは、2016年にステージ3の大腸癌と診断され闘病生活に入ります。しかし、病気であることを公表することでストーリーや芸術を世界に伝える妨げになることを危惧し、闘病生活を公にはしませんでした。そして闘病生活を送る中でも、手術や過酷な化学療法の合間に俳優として活躍しました。

また、闘病生活中であった2019年に、歌手のテイラー・シモーネ・レッドワードと結婚。2020年8月28日にロサンゼルスの自宅で、家族に囲まれる中で息を引き取りました。

チャドウィック・ボーズマンの出演作品

チャドウィック・ボーズマンは亡くなるまでに様々な作品に出演しました。ここでは、チャドウィック・ボーズマンの代表作品を2つ紹介していきたいと思います。

『42 世界を変えた男』(2013年)

アフリカ系アメリカ人のジャッキー・ロビンソンをチャドウィック・ボーズマンが演じました。黒人差別の激しい1947年のメジャーリーグにおいて、ジャッキー・ロビンソンがいかに闘いぬいてきたのかという物語となっています。

『ブラックパンサー』(2018年)

ボーズマン演じるスーパーヒーロー・ブラックパンサーは「マーベル・シネマティック・ユニバース」シリーズ初の黒人ヒーローです。この作品は、アカデミー賞7部門にノミネートされるなど、世界中の多くのファンを熱狂の渦に巻き込み、何より人種問題に対して大きな影響を与えました。

『ブラックパンサー』は世界中で愛され、『ブラックパンサー2』への出演を世界中の多くのファンが期待していました。11月に公開される『ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエバー』では、そんな彼に対する追悼としても大きな意味を持っていると感じます。

まとめ

今回は、チャドウィック・ボーズマンについて紹介してきました。彼は、世界に多大な影響を与え、多くの人々に愛された名優でした。今後、ボーズマンとブラックパンサーが世界へ託したバトンが一体どのように引き継がれていくのか、注目していきたいところですね。