免許返納の年齢は?高齢者の運転はいつまで?自主返納のメリットは?

免許返納の年齢は?高齢者の運転はいつまで?自主返納のメリットは?

高齢者の事故は年々増加の傾向にあります。

高齢になればなるほど視野や反射神経、集中力、判断力が若い頃よりも失われていく傾向にあります。

アクセルとブレーキを踏み間違えたりとっさの判断ができなくなったり、自分の体の変化に「運転に自信が持てなくなった」という人も多いですよね。

またそのような状態で無理に運転したとしても、周りの家族は心配でたまりませんよね。

家族としては今のうちに運転をストップしてほしい。

何かあってからでは取り返しがつかない・・・という思いがあると思います。

高齢者はいつまで運転できるの?運転をやめさせたいけど免許の返納はどうするの?という疑問にお答えします。


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免許返納の年齢は何歳?

現在、車の運転には特に年齢制限というものはありません。

しかし、高齢者による車の運転による事故を防止するという目的で、警視庁では2017年より新たな高齢運転者制度を制定しました。

制度によると、75歳未満の運転者は高齢者講習のみですが、75歳以上の運転者は認知機能検査を受けてから高齢者講習を受けなければなりません。

認知機能検査というのは、「時間の見当識」「手がかり再生」「時計描画」という3つの認知機能を判断するためのテストを行い、その点数から第1分類、第2分類、第3分類と分けられます。

第3分類の、記憶力や判断力に心配がないとされた人は2時間の高齢者講習、第2分類(記憶力、判断力が少し低くなっている)の人は3時間の高齢者講習を受講することになります。

そして第3分類(記憶力、判断力が低くなっている)の人は、臨時適性検査(専門医の診断)の受験か診断書の提出が必要になります。

そこで認知症ではないと判断されれば第2分類の人と同様の高齢者講習を、認知症と診断された場合は運転免許が取り消しとなります。

ただし現実は、更新時に「認知機能に問題ない」と判断されていた人が事故を起こしてしまってるんですよね。

自分は大丈夫という過信が事故につながった原因の一つではと思います。

ましてや運転免許の更新は3年に1度ですよね。

その期間のうちに認知機能に影響が出てくることも、もちろんあります。

高齢者の運転はいつまでさせるべき?

高齢者運転者制度では70~74歳で高齢者講習、75歳以上で高齢者講習と認知機能に検査が義務付けられていますが、認知機能や運転の適性は年齢だけではない個人差も大きいと思います。

私の父は72歳ですが、数年前から認知症の疑いがあると医師から診断されていて、去年免許を手放しました。

以前は車が趣味で、運転にも自信を持っていました。

「男はいい車に乗らないと」というこだわりの強い性格でしたので、そんな父が車と免許を手放すことはつらい事だったと思います。

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私の父同様に、男性のなかでは車と車の運転に特別なプライドやこだわりを持っている人は多いですよね。

運転ができなくなった事で、男性としての自信が失われてしまう。

その気持ちもわからないではないですが、事故を起こしてからでは取り返しがつかないんですよね。

内閣府の世論調査では高齢者の免許保有者が免許を返そうとしたきっかけとして、75%近くが「自らの身体能力の低下」と答えたそうです。

やっぱり視力や判断力などの身体機能の衰えを感じたら、免許返納も考えるべきですよね。

ただしこういった身体の衰えって、ある日急にがくんと来るわけではないですよね。

少しずつ少しずつ衰えていくので、本人は意外と気付かないもんなんです。

認めたくないっていう気持ちもあると思いますし。

そうなるとやっぱり周囲にいる家族が、心を鬼にして免許返納を促していくしかないですよね。

免許返納はもったいないと感じているかもしれませんが、実は免許を返納することでメリットが受けられることを知っていますか?

ではどの様なものがあるのでしょうか、免許返納のメリットをご紹介します。

免許を自主返納するとメリットはある?

実は運転免許の自主返納って、1998年(平成10年)より、高齢者対策として制度化されているんです。

意外と前からあってびっくりですが、高齢者の事故ってここ数年で増えてきてるっていうだけで前からあったんですよね。

ちなみにこの制度は高齢者のための制度ではありますが、年齢制限は設けていません。

そのため、自分の意志で運転免許の自主返納を行うと、取得しているすべての免許が取り消されます。

ただし残したい免許があれば、一部残すこともできるので安心してくださいね。

自主返納は住んでいる地域の「運転免許試験場」、「運転免許更新センター」、「警察署」などでできます。

自主返納する際には「運転経歴証明書」を交付してもらいましょう。

運転免許証の代わりの身分証明書となるだけでなく、バスやタクシー、電車などの割引がうけられます。

また温泉施設の宿泊割引や商業施設サービス割引、引っ越し料金の割引、信用金庫の金利優遇など、他にもたくさんの特典があります。

免許返納を促すためにも、行政側が民間企業と協力していろいろなサービスや割引をおこなっています。

経済的な負担を減らす努力もしてくれています。

運転免許経歴証明書の提示で、さまざまな特典を受けることができるので確認してみましょう。


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免許返納の年齢は?高齢者の運転はいつまで?自主返納のメリットは?-さいごに

いかがでしたか

高齢者になってくると様々な身体的能力や認知能力が失われてくるのは、とても自然なことです。

自分ではできると信じていても、事故を起こしてしまう確率は高まってきます。

免許を手放したら不便に感じる人もいらっしゃるかもしれませんが、事故を起こしてからでは遅すぎます。

しかし、「買い物が不便になる」、」「外出がしにくくなる」、「生きがいがなくなる」などのデメリットを感じ、免許返納を拒む高齢運転者は多くいます。

高齢運転者の不便になってしまう部分は、周りの人がサポートしてあげましょう。

免許の自主返納を行うことによって受けられるメリットもあるので、デメリットも考慮しつつ、考えてみるべきではないでしょうか。