年々、自転車保険加入の重要性が言われてきていますよね。
基本的には任意で加入する保険ですが、加入を義務化する自治体も増えてきました。
気付いたら自分の住んでる街も義務化されてた!なんてこともあるかもしれません。
どこの自治体が義務化しているんでしょうか?
もし加入していなかった場合、罰則はあるんでしょうか。
それに肝心の保険料はいくらくらいなんでしょう?
すべてご紹介します。
自転車保険加入義務化の自治体が増えてます あなたの街は大丈夫?
自転車と歩行者が衝突して、加害者である自転車側に高額な賠償金支払いが命じられるっていうニュースを、時折聞くようになりましたよね。
もちろん事故の状況によって金額はまちまちですが、数千万円レベルでの賠償金が珍しくありません。
加害者が小学生で、その子の親に9000万を超す賠償命令が出たこともありました。
こういったニュースが増えるにつれて、自転車保険の加入が推奨されているわけですが、加入を義務付ける条例を定めた自治体も増えてきています。
でも意外と、自分が住んでる街なのに知らなかった!っていう人もいると思います。
そこでまずは、自転車保険加入を義務付けている自治体を確認しましょう。
2017年10月時点の状況でご紹介しますね。
大阪府、兵庫県、滋賀県、鹿児島県、愛知県名古屋市
努力義務
東京都、千葉県、埼玉県、群馬県、京都府、京都府京都市、鳥取県、愛媛県、徳島県、福岡県、熊本県
※京都府や京都市は2018年4月から義務化
現在義務化に向けて動いている自治体や、市町村単位では義務化の条例がすでにあるところもあります。
気になる方は一度、グーグルで検索してみてくださいね!
都道府県や市区町村名+自転車保険+義務 などで出てくると思いますよ^^
もしくは役所に直接聞いてみましょう。
現在は義務化されていなくても、今後は義務化の方向に舵を切る自治体は増えると思います。
自動車も自賠責保険が義務付けられているのと同じように、自転車についてもそうなっていくのかもしれませんね。
自転車保険義務化なのに加入しなかったら罰則はある?
あれ!?自分の住んでる街も義務化されていた!
でも今はまだ自転車保険に加入していない・・・。
こんな場合、罰則はあるんでしょうか?
また事故に巻き込まれた時に、不利になるんでしょうか?
自治体が自転車保険への加入を義務化したのは、法律ではなく条令によってです。
そして条例によって、罰則規定があるものとないものがあります。
自転車保険加入の義務化に関する条例では、今のところどこの自治体も罰則は設けていません。
兵庫県が条例を制定した際、当時の兵庫県交通安全室長が罰則についてこうコメントしています。
自動車の自賠責保険とは異なり、自転車保険にはさまざまな種類があるために管理が困難で、簡単に加入の有無を確認できない。こうした理由で取り締まりが難しいことから罰則を設けなかった
これって、見方を変えれば制度やシステム化が進んで管理できるようになったら、罰則が設けられる可能性もあるってことですよね。
今のところは、義務化されているのに未加入でも罰金や懲役刑の可能性があるわけではないですが、今後はどうなるか分かりません。
またそれとは別に、自転車保険への加入は積極的に考えていきたいですね。
自転車保険の保険料はいくらぐらい?
義務化されたし、いざ自転車保険に加入しようと思ったときに気になるのは保険料のこと。
いくら義務とはいえ家計を圧迫するようだったら、自転車を使うこと自体を考え直さないといけなくなってしまうかもしれません。
自転車保険って本当にいろいろな種類があるんですよ。
自転車保険単独の保険、自動車保険や火災保険などの特約オプション、自転車屋さんで点検整備を受けて発行してもらうTSマークによる保険など。
学校のPTAや会社経由で入ってる保険に、特約がある場合もあります。
どのタイプの保険にするのか、補償内容はどうするのか、自分だけなのか家族全員分カバーするのか、などによってもちろん保険料は変わります。
それでも本人1人だけが加入の場合は、自転車保険単体なら1年間で3000円程度から、他の保険の特約オプションなら1500円程度から加入が可能なものも多いです。
家族全員でセットで加入っていうときも、1人×人数分の金額よりは割安になることが多いです。
もちろん補償内容を手厚くしたいっていう場合は、値段は上がりますけどね(;^ω^)
でも意外と安くないですか?
自転車保険加入義務化の自治体はどこ? 罰則はある?保険料はいくらぐらい?-まとめ
出番がないに越したことはないけど、万一の時の心強い味方になってくれるのが保険。
賠償額が数千万円というのが当たり前になってきているので、年間数千円の出費なら備えておいてもいいかなって思いません?
自治体による自転車保険加入義務化も、面倒だなーって思ってしまいがちですが、万一の備えをするきっかけをもらったって考えたいですね^^