お正月飾りって毎年新しくするものだって教わったけど、捨てないで毎年同じものを使うのはよくないことなの?
お正月飾りとしてリースを飾ってるけど、可愛いし気に入ってるから捨てるのは忍びない・・・。
近くでどんど焼きもやってないし、正直に言えば毎年新調するのは家計にも打撃。
お正月飾りの再利用は罰当たりなんでしょうか?
詳しくご紹介します。
お正月飾りは来年も使えるの?
昔からお正月飾りは松の内が明けたら、神社などでお炊き上げをしていただくものって言われていますよね。
1月の後半になると、どんど焼きをする地域が多いので、そこでお炊き上げをしてもらいます。
でもなぜ2週間くらいしか使ってないお正月飾りを、その都度処分するんでしょうか?
お正月に飾り物をするのは、神様をお出迎えするためのものです。
翌年のお正月に前年と同じ飾り物でお出迎えするのは、神様に対して失礼だっていうことから新調するんですね。
特に注連縄(しめなわ)には藁が使われていることが多いですよね。
新しい藁には、過ぎ去った年の不浄を払う力があるとされています。
それなのに去年やそれ以前の注連縄を使うとその効果がなくなってしまうし、神様も嫌がって来てくれないっていう謂れもあります。
お正月飾りを捨てないで毎年同じものを使うのは縁起が悪い?
そう言われてしまうと、毎年同じものを使うのは縁起が悪いのかな?って思いますよね。
私の実家では、古いお正月飾りを取っておいて、お祓いをして頂いてから翌年のお正月飾りとして再利用する年もありました。
お祓いをしているので、1年以上経っているけど新しいものと同じ力が備わっているっていうことですね。
知り合いには、お祓いもせずにそのまま毎年使い続けている人もいます。
エコだから、まだ使えるのにもったいない、経済的にバカにならない、近くでどんど焼きをやっていないし可燃ごみに出すのも神様に失礼、理由は様々です。
これはもう、気持ちの問題だといえると思います。
ちょっと例えとして適切かどうか分かりませんが、厄年の時に厄除けの祈祷を受けるかどうかっていうのと同じなんじゃないでしょうか。
新しい年に何かあった時に、「あの時に新しいお正月飾りを使わなかったからだ」って思うかどうか。
ちがった見方をすれば、物理的に捨てないで来年用に取っておくということは可能です(藁を使っている場合などは保管方法に注意する必要はありますよー!)
ただ、昔からの伝統や気持ちの拠り所(信仰)という点で、毎年新たに買い直す人が多いっていうことですね。
また、お正月の飾りをどう捉えるのかっていうことも関係してきます。
リースのお正月飾りの処分はどうする?
最近は注連縄の代わりにリースを飾る人が増えていますよね。
そしてこのリースの飾りって、デザインもいろいろだし、そこそこのお値段がすることが多いんですよね。
でもやっぱり、リースも同じように考えるべきなんでしょうか?
こういった場合、リースを注連縄のような「正月飾り」と考えるか、インテリアの一部としての「飾り」と考えるかで変わってくると思います。
正月飾りって注連縄や門松ばかりではないですよね。
その年の干支の置物を、部屋のどこかに飾る人も多いと思いますが、この置物は毎年買い直しますか?
干支は毎年変わるので1年ごとに違う干支の置物を置くとは思いますが、捨てないで次の時用に取っておかないですか?
七福神だったりしたら、毎年同じものを使ってますよね?
それはこういった置物は、お正月用のインテリアとしての「飾り」と考えているからだと思うんですよね。
リースの飾りも同じように考えれば、お正月としての行事を楽しむためのアイテムの1つという位置付けです。
となると干支の置物なんかと同じで、毎年使い回しでも問題ないですよね。
もし注連縄と同じ「正月飾り」と考えるのであれば、今度は上の方でも書いたように伝統や慣習に敬意を表して毎年新しいものを買うのか、そこまでしなくても構わないと考えるかです。
正月飾りは来年も使える?捨てないで毎年同じものを使うのは縁起が悪い?-まとめ
少しうだうだと書いてしまいました(;^ω^)
結局のところ、こういうのって全てその人がどう考えるかが全てであって、「こうしなきゃいけない」っていうルールはないんですよね。
後で後悔しない、あなた自身がすっきりと受け入れられる方法でいいんだと思います。