車のハザードランプの意味や使い方は?回数によっても変わってくる?

 

最近自分でも運転するようになったら、一時的にハザードランプを点滅させる車が多いことに気付いた。

でも別に停車する様子もないし、なんのために点滅させてるんだる?

点滅の回数も場合によって違う?

そんな疑問持ちませんか?私は過去にほんとうに不思議でした(;^ω^)

法律で決まっているわけではないので知らなくてもいいんだけど、知っていて損はしないハザードランプの意味や使い方。

よくある使い方をご紹介しますね。

 
  

車のハザードランプの意味は?本来の目的って?

ハザードランプの日本語名は「非常点滅表示灯」です。

名前の通り、非常時に点滅させるランプの事ですね。

たとえば急な車の故障などでやむを得ず路上に停止させるとき、ここに車が停まってるからね、気を付けてね!っていう意思表示で点滅させます。

また故障車をレッカーでけん引してるときも、点滅させていますよね。

これは危険というか、通常より遅いスピードで走っているため後続車に注意を促しているんです。

つまりハザードランプがついてる車があったら、いつもよりも少し慎重に周囲に気を配りながら運転しましょうっていうことです。

でも今は、本来のハザードランプの使い方とは別の意味を持った使われ方も、ごくごく一般的になっています。

 

車のハザードランプの使い方-ドライバー同士のコミュニケーション!

駐車、バックしますよーの合図

駐車場にお尻から駐車する時とか、少し後ろに下がりたい時って当然ギアをR(リバース)に入れますよね。

そうすると車の後部にあるバックライトが白く点灯します。

ブレーキランプや夜間のランプは赤、方向指示はオレンジ、バックライトは白で後続車も判断できますよね。

でも白って夜ははっきり見えますが、日中は太陽の角度などでバックライトがちょっと見え辛いことってないですか?

気付いていないと後続車がそのまま直進してしまって、衝突なんてことも起きかねませんよね。

そんな危険を避けるために、バックをする時にギアをリバースに入れると同時にハザードランプも点滅させるドライバーは、意外と多いです。

ハザードがつけば後ろの車のドライバーも「あれ?何かあったかな?・・・・・ああ、バックしたいんだな!」って分かりやすくなります。

 

この先渋滞してますよーの合図

高速道路などが多いですが、道がカーブしていたりトンネルの中だったりすると、その先の道路状況が見え辛いことってありますよね。

それまで普通に車が流れていたからそのつもりでカーブに差しかかったら渋滞、ブレーキが間に合わず衝突(;´Д`)

比較的珍しくない衝突事故かと思います。

珍しくないとは言っても、避けられるなら避けたいですよね(;”∀”)

そこで使われているのがハザードランプなんですよ。

前方で渋滞が発生しているのを確認すると、ハザードランプを点滅させます。

ハザードランプをつけて後続車に、この先渋滞してるよーって知らせるんですね。

周囲のクルマや後続車がそれに気づいて、相手もハザードランプをたき始めるまでハザードは点滅させたまま。

後続車がハザードランプを点滅させ始めたら、渋滞に気付いたサインなのでお役御免です。

後ろからやって来る車への、合図のリレーですね。

分かりやすい動画を見つけました。

前を走ってる車が一斉にハザードを点滅させるのが分かると思います。

 

譲ってくれてありがどうの合図

高速で本線に合流したいときにいれてくれた。

駐車場から道路に出たいけど、なかなか車の流れが途切れなくて出られない。

そんな時に親切な車が止まって入れてくれた。

こういう時って嬉しいですよね。

そこで「ありがとう」っていうお礼の意味も込めて、ハザードをつけるドライバーが増えてます。

日中はアイコンタクトが取れていれば、手を上げたりしてお礼をするドライバーも多いですが夜は見えませんよね。

昼間も譲ってくれたドライバーが、そこまで注視しているとも限りません(相手の車内って見え辛かったりするし、外の状況に注意を払ってるかもしれないし)

ハザードならいつでも分かりやすいってことですね。

これはよく「サンキューハザード」って言われてます。


 

もともとは長距離トラックのドライバーさんの間で使われていたらしいですよ。

トラックの運転席って高いから、手を上げてお礼しても乗用車には伝わり辛いじゃないですか。

渋滞もトラックの方が先の見通しがしやすいから、早く気付きやすい。

こういったコミュニケーションをハザードランプでしていたのが、一般ドライバーにも伝わってきてるってことですね^^

 

車のハザードは回数によって意味が違ってくる?

ハザードランプが点滅している意味は分かった。

でもこの場合はこうって見分ける方法はある?

点滅の回数によって意味が違ってくるもの?

この質問に対しては、決まりはないっていうのが答えになります。

でも一般的な使われ方として・・・

本来の使い方(周囲に危険を知らせる)→ その状況が解消されるまでずっと

駐車やバックする時→ バックが終わるまで

渋滞→ 後続車が渋滞に気付いていると認識できるまで、自分が最後尾の場合はさらに後ろに車がきて渋滞に気付くまで

サンキューハザード→ 2~3回だけ点滅させるのが一般的

こんな感じですねー。

 

車のハザードランプの意味や使い方は?回数によっても変わってくる?-まとめ

本来の使い方以外のハザードは、あくまでも自然発生的に広がった慣習みたいなものです。

地域によっては、また違ったローカルルールがある場合もあります。

従わないと違反になるっていう訳でもありませんが、事故を未然に防ぐのに役立っているのも事実です。

またサンキューハザードなどは、するのが常識と考えているドライバーも少なくないので、しなかった車に対して腹を立ててあおり運転をする人もいます。

最近よくニュース見かけますよね。

「車を抜かされたから腹が立った」とか「割り込んでお礼をしなかったら頭にきた」とか、しょうもない理由で警察沙汰を起こす人。

安全運転が大前提ですが、余裕があれば状況に応じてこういったハザードの使い方をするのは、トラブルや事故を避けるために有効ですね(”ω”)ノ

ただ決して法律で決まっているわけではないし、地方によっては浸透していないところもあります。

またこの慣習を知らないドライバーもいるし、旅行できてドライブを楽しんでる外国人ドライバーも当然知りません。

ハザードがついてる=渋滞かもしれない!はあり得ますが、ハザードがついていない=渋滞は発生していない、バックしてこないでは決してありません!

ハザードランプの合図に頼り過ぎず、あくまでも安全は自分の目や耳で確認すべきことであることを覚えておいてくださいね!