カナダのサマータイムはいつからいつまで?仕組みとなんのために実施してる?

 

カナダにもサマータイム、いわゆる夏時間が存在します。

カナダに住んでる人や、住んでる人と頻繁にやり取りをしている人なんかは、もうなんてことのない生活の一部ですよね。

海外旅行でカナダに来る人も、ほとんどの人がたいして関係ありません。

でもたまたま、年に2回ある切り替わる日に滞在することになった方!

気を付けてくださいねー。

知らずにぽけーっとしてると、飛行機とか電車に乗り遅れてしまう可能性も(;´∀`)

今日はサマータイムの期間とちょっとした豆知識です!

 
  

カナダのサマータイムはいつからいつまで?

 

サマータイムの期間は国によってまちまち

欧米を中心に、サマータイムを実施している国って結構ありますよね。

だから、サマータイムが始まると日本との時差が変わるってことをご存知の人も多いんではないでしょうか?

でも国によってサマータイムの開始日と終了日が違うってご存知でした?

なるべく国境が接する国同士では、同じタイミングで切り替わるようにはしていますが、アメリカ・カナダとヨーロッパ各国ではサマータイム適用期間が異なるんです。

同じアメリカ大陸でも、カナダとアメリカは同時ですがメキシコは違う・・・。ふぅ。

大体どこの国でも3月、4月に切り替わるんですが、この時期になるととてもややこしいですよ!

時差を考える時に、「サマータイムがない地域」「サマータイムあるけどまだ始まってない地域」「すでにサマータイムがはじまった地域」でそれぞれ計算しないといけないという(笑)

 

で、カナダはいつからいつまで?

カナダとアメリカのサマータイムは

3月第2日曜日の午前2時に始まり、11月第1日曜日の午前2時に終了します。

2017年 → 3月12日(日)午前2時 ~ 11月5日(日)午前2時

2018年 → 3月11日(日)午前2時 ~ 11月4日(日)午前2時

2019年 → 3月10日(日)午前2時 ~ 11月3日(日)午前2時

2020年 → 3月8日(日)午前2時 ~ 11月1日(日)午前2時

3月の開始日は、午前2時になったと同時に午前3時になってしまいます。

つまり午前2時台が存在しない!1時間短くなる!

サマータイムが始まった日曜日(2017年でいえば3月12日)は、うっかり忘れてて寝坊した!っていうのがサマータイムあるあるです(笑)

この日に飛行機とか電車、バスを予約している人は、特に気を付けてくださいね!

逆に11月の終了日は午前2時が午前1時に戻ります。

午前1時台を2回繰り返す!1時間長くなる!

日曜日といっても土曜日の深夜なので、なるべく平日に影響を及ば差ないための工夫ですね(*´▽`*)

注意すべきなのは2点。

アメリカもそうですけど、カナダにもサマータイムを実施しない州や地域があります!

カナダはサスカチュワン州、ケベック州の一部地域、ブリティッシュコロンビア州の一部地域がサマータイム非実施。

そしてアメリカは、ハワイ州、アリゾナ州の一部地域、インディアナ州の一部地域が非実施。

同じ州の中でもサマータイムやってたり、やってなかったりってややこしい!

そして、カナダ全土で同日開始、同日終了ですが、いっせーのせ!で同時に切り替わるわけではないですよ。

それぞれの地域で午前2時になったら切り替わります。

カナダ国内にも時差がありますからね。

トロントで午前2時に切り替わる時、バンクーバーはまだ前の日の午後11時。

バンクーバーが切り替わるまでにまだ3時間ある計算に(=゚ω゚)ノ


 

サマータイムの仕組みって?

近年、日本の一部地域や会社でもサマータイムを試験的に導入してますよね。

あれは時計の針をずらすのではなく、出退勤時間を1時間ずらしてます。

時計の針をずらすわけにいかないから仕方ないんでしょうけどね。

欧米を中心として世界各国で導入されているサマータイムは、すでに書いたように時計の針そのものを動かしてしまいます。

なので出勤や退勤時間は何も変わりません。

9時出勤の人は、サマータイム中でも9時出勤のままです。

学校の開始時間も変わりません。

単純に日の出と日の入り時刻が変わるだけなんですね。

だから別に、サマータイム中は早起きしないといけないとかっていうことでは、全くないんです。

 

時計は全部手動でなおす?

最近のマシンは優秀なので、PCやスマホ、タブレットなどは勝手に自動補正してくれます(設定でオフにしてたら適用外)

今年のサマータイムが始まった日、私はたまたまカナダにいたんですね。

今はたまにカナダに行くっていう生活なので、完全にサマータイムの事忘れてたんですよね。

で、夜Netflixで映画を見てて、何気なく携帯の時計見たら1:50AMくらい。

しばらくしてもう一度見たら3:15AMくらい。

は!?Σ(・ω・ノ)ノ!って思いました(笑)

だって見てた映画は20分くらいしか進んでないんです。

なのに1時間以上過ぎてる!?

しばらくしてようやく、ああっ!ってなりました(笑)

そんな話はさておき、電子レンジ、目覚まし時計、普通の時計、車の時計などは基本、手動でセットしなおします。

DVDなんかのプレーヤーはどうなのかな?持ってないのでちょっと・・・(;´∀`)

めんどくさいっちゃめんどくさいですけど、なん十個もあるもんでもないですしね。

気付いたらちまちま修正してます。

電子レンジなんかはもう放置だったり(笑)

 

サマータイムはなんのためにある?

さてさて、このサマータイムってなんであるんでしょう??

イギリスでは英語でもSummer Timeって言いますが、アメリカやカナダではDaylight Savings Timeって表現します。

Daylight、日光とか昼間の時間をセーブするための時間ってことです。

サマータイムが始まると、昨日まで17時に日の入りだったのが今日は18時に日の入りすることになります。

時間を1時間早めるので日没の時間が遅くなるんですね。

遅くまで明るくなるので、この時間を有効に活用しましょう(*´▽`*)ってことなんです。

一般的に言われていることが

  • 活動している時間の中で、明るい時間が長くなるので照明の節約になる
  • 遅くまで明るいので、犯罪低下につながる
  • 学校や仕事が終わってからも、日照時間が長く続くのでアフターファイブが充実すると同時に経済の活性化につながる

この3つがよく言われていることですね。

照明代が節約できても、エアコンでお金かかるんじゃない?って言われそうですが、日本みたいに高温多湿ではないので、本当に暑い日は2~3週間程度なんですよー。

でも何だかんだいながら、実際に暮らしている人達の本音はこれ!

1分でも長く太陽の光を浴びたい!

欧米のように緯度が高い地域では、冬と夏の日照時間の差が大きいんですね。

トロントでも冬は日の出が8時近くで、夕方4時頃にはまた暗くなってしまいます。

逆に夏は日が出ている時間が15時間以上ある日も!

例えば今の時期(6月下旬)は日の出が5:30ごろで、21:00過ぎに日没となります。

そして夏になると、どんなに暑くてもパティオでご飯食べたりお酒を飲むカナディアンが急増します。

冬の間は太陽があまり出ないので、太陽の光に飢えてしまうんですよね(;^ω^)

だから夏は思う存分、日の光にあたりたい。

これにつきます(笑)

カナダのサマータイム-さいごに

日本やアジア各国でサマータイムが根付かないのは、この日照時間の差が少ない事に一因があるんだと思うんですよねー。

別に必要ではないというか。

多分、北海道まで行くと、欧米人の考えてることが実感として分かるのかなーって。

これもその国や地域の文化ですね♪