健康診断でほぼ必ず指示されるのが、検診当日に家で尿を採取して持って行くことですよね。
この検尿、いつの尿を採取すればいいんでしょう?
提出する量や採取の方法に決まりはあるんでしょうか?
私は身内に腎臓病患者がおり(尿検査の目的は腎機能のチェック)、私自身も過去に尿検査で引っかかったことがあります。
そんなわけで、検尿に関してはちょっとしたエキスパートになっております(笑)
今日はそんな尿検査についてご紹介していきますね!
健康診断の検尿はいつ採取すればいいの?朝一番じゃないとダメ?
健康診断で渡される検尿キットには、起きてすぐの尿を取ってくださいって書かれてませんか?
これって、例えば朝ご飯食べて出かける前ではダメなんでしょうか?
健康診断の尿検査は、腎機能の低下や尿路系に感染がないかを調べることが一般的です。
それには、尿たんぱくの数値なども重要な指針となるんですね。
で、この尿たんぱくは食事や、起きて体を動かしていることによる影響を受けやすい性質があるんですよ。
健康診断が午前中であれば朝ご飯禁止でしょうが、午後の遅い時間だったりすると軽く食べるくらいはOKっていうこともありますよね。
それに朝ご飯はなしでも、何だかんだで体は動いています。
つまりこの状態で尿たんぱくが陽性と出ても、病気や身体の異変からくるサインではなくて、紛らわしい陽性となってしまうってことなんですね。
偽陽性というらしいですよ。
また、寝ている間に尿が濃くなっているので、より正確な数値を測りやすいというのもあります。
なので、別に朝一番の尿でないと絶対ダメというわけではありませんが、起きてすぐの早朝尿を提出するのがベストというわけです。
実際、私が昔受けた健康診断で、尿たんぱくが陽性となったことがありました。
再検査となったんですが、2回目は起きてすぐにトイレに直行して採取。
無事、異常がないことが判明しました(ほっ)
もちろん早朝尿を採取する前提として、寝る前にちゃんとお手洗いに行って出し切っておいてくださいねー!
健康診断の検尿で必要な量はどれくらい?
病院で尿検査をしますって言われたら、紙コップに入れて提出というパターンが多いですが、健康診断の場合は試験官というかチューブのようなものに入れて提出しますよね。
容器にサインが書いてあるか、紙に説明されていることが多いですが、容器の一番上ギリギリよりちょっと下にラインがあると思います。
たくさん取れた場合は、そこまで入れて提出しましょう。
朝起きてすぐの場合って、それなりの量が出ますよね。
だから量が少なくて苦労するっていう人も少ないと思いますが、そういう方も容器の半分から三分の二くらいまでは入れておきたいです。
どうしても量が少ないという場合は、とりあえず容器に入れて持って行きましょう。
検診機関で、これで充分と言われるか、後日提出などの指示を待ってくださいね。
健康診断の検尿って取り方にルールがあるの?
検尿の時に必要な尿は、検査の目的によって取り方が変わってきます。
なので予め取り方について指示があるのであれば、必ずそれに従いましょう。
特に何も指示されていなかったり、紙に「中間尿」と書かれている場合は、これから説明する取り方で大丈夫です。
まず、尿を出すときに3つのタイミングに分けます。
尿の出始めは、尿道や周囲についている分泌物や菌が混ざってしまっていることがあるので、ここは便器に直接出しましょう。
そして一度尿をストップして、途中から紙コップなどに採取します。
必要なだけ取れたら、もう紙コップに入れる必要はありません。
残りは便器に出して大丈夫ですよ。
特に出始めの尿を採取して提出すると、尿たんぱくが+(陽性)となってしまうこともあります。
出してすぐの尿は取らないってことを覚えておいてくださいね!
あ、繰り返しになりますが、「こうやって取ってください」っていう指示があった場合は、そちらに従ってください!!
健康診断の検尿-さいごに
たとえ尿の採取に失敗したり、検査結果が陽性であったりしても、後日再提出や再検査を受けれます。
なのでそこまで神経質になる必要はありません。
でもやっぱり、異常がないのであれば一回で終わらせてしまいたいですよね。
これで検尿については大丈夫ですよ♪
これまた健康診断で言われることの多い検便については、こちらの記事を参考にしてくださいね♪