健康診断で行われる大腸がん検査って、自分で便を採取して提出ですよね。
でも便秘がちだと、そんな都合よく採取できないよ!とかいつも便秘薬飲んでるんだけど大丈夫?とかありませんか?
今日は、検便で提出する便は何日前から摂取可能なのか、整腸剤や下剤を飲んで出したものでも大丈夫なのか、さらには採取済みの容器はどこに保存する?という疑問についての答えをご紹介します!
健康診断の検便は何日前から採取しても大丈夫?
大腸がん検診のために持って来なさいって言われる検便。
医療機関によっては、2回分の便を提出させるところもありますよね。
自分の身体のためだし提出したいのはやまやまだけど、便秘症だからそう都合よく採取できるか不安・・・。
となると、早い段階から出た時に採取してしまっておきたいですよね。
検便で提出するための便は、検診当日から6日前くらいのものまでは大丈夫です。
なので検診日の6日前を切ったら、お通じがあり次第採取してしまいましょう!
容器の中に液体が入っていると思うので、その中にしっかりと便を沈ませるというか奥まで入れてくださいね。
なお、2回分提出しないといけない場合。
これは別々のタイミングで採取しないとダメです。
出来れば同日じゃなくて違う日の方が望ましいとされています。
出るか分からないから、1回のお通じで2回分採取しようっていうのはダメ!
どうしても1回分しか採取できなかったら、その旨を検診当日伝えましょう。
1回分だけで検査する場合もあれば、残りの1回分は後日提出してねって言われる場合もあります。
正しい診断結果を下してもらうためにも、ここは正直にいきましょう♪
検便では便秘のため下剤を使って出したものでも大丈夫?
普段から整腸剤や便秘薬を飲んでる、健康診断の日までに出そうにないから便秘薬を飲んで無理矢理出そうかと思ってる。
でも薬を使って出した便って、検査に影響ないの?
気になりますよねー。
結論を先に書けば、「問題ありません」となります。
ただし!
ご存知の方も多いと思いますが、検便では血液が混ざると再検査になったり検査不可となったりする場合があります。
検便の目的が大腸がん検査や便潜血検査の場合が、これにあてはまります。
ということは、一般的な健康診断はこれにあてはまりますねー。
で、ですね。
薬を使わないと出ないってことは、相当踏ん張ってる可能性が高いですよね(^▽^;)
その場合、お尻が切れて出血が混ざってしまう可能性も出てきます。
検便のためだけにするのもアレですが、食物繊維の多い食事を心がけたり、軽い運動で身体を動かす、水分を多く摂取するなどして腸の動きを活性化させてみましょう。
最初から薬に頼ってしまうのではなく、どうしても便秘が解消されない、お通じがくる気配がないという場合に薬を使うというふうにしたいですね。
検便用に採取済みの容器はどこに保存する?
さて、無事に採取に成功したら新たな問題が・・・。
そう、便を入れた容器をどこに保存するのか。
採取済みの容器は、冷暗所にて保管とされていることがほとんどです。
検診当日や前日に採取であればそこまで気にしなくても大丈夫ですが、でも夏場であればやはり気になりますよね。
よく言われるのは冷蔵庫!
冷凍庫ではなくて、冷蔵庫ですよー。
カチンコチンに凍らせてはダメです!
確かに冷蔵庫って冷暗所にぴったりですよね。
容器をきちんと閉めていれば、臭いがしたり中のものが染み出たりなんてことはありませんが、気分的にもちょっと・・・ですし、何よりも衛生面で気になりますよね。
いくら袋に入れたとしても、雑菌がうようよしている可能性が高いですし。
秋や冬のように、気温がそこまで高くならない時期は、トイレや玄関などの隅にでも置いておけば問題ありません。
部屋の中は暖房がきいていたりすると暖かくなってしまうので避けましょう。
では夏は?
袋に入れて日の当たらないなるべく涼しい場所(エアコンのきいてる部屋とか)に置きましょう。
保冷バッグとか保冷剤を使うのもアリだと思いますよ。
保冷バッグなどを使った後は念のために、しっかりと洗いましょう(*‘∀‘)
健康診断での検便-さいごに
便秘症の人にとって、検便は結構心配の種ですよね。
でも出なかったときのことばかり考えていたら、それがストレスになってますますお通じが来ないなんてことになりかねません。
どうしても出なければ、素直に受付の人に伝えれば「じゃあ、後日持ってきてくださいねー」なんて言われて終わりだったりします。
間違っても、他人の便を提出しよう・・・なんて考えないでくださいね(;´∀`)
検査の意味がなくなりますよ(笑)