読書の感想なんだから、何でも好きに思ったことを書けばいいんだよ。
よく言われませんか?
でも本当に好きに書いたら先生に減点される・・・。
これもよくありますよね。
感想文なのに微妙に中身の方向性は決められている、それが高校生が学校の宿題や課題で書く読書感想文です(;´Д`)
今日はそんなあなたに、効率よく読書感想文を書くための構成と書き方を伝授!
さらにより具体的にスラスラと書けるように、ちょっとしたコツや例文もご紹介しますよ(*‘∀‘)
読書感想文 高校生向けの書き方と構成
読書感想文を書くとき、全体の半分とかそれ以上を読んだ本の内容やあらすじで終わらせてしまう事ってありませんか?
話が複雑だったり、長編だったりするとどうしてもそうなってしまいがちですよね。
でもそれはやっぱりダメ。
それでは読書感想文ではなくなってしまいます(笑)
次のような構成で書いてみましょう!
2.本のあらすじについて簡単に説明
3.特に強く印象に残っている部分の紹介
登場人物のお気に入りのセリフ
自分の今までの考え方をひっくり返すような衝撃的な展開
強く共感した主人公の行動
自分ならこうするのに・・・と思った主人公の行動
4.3で紹介した場面についての自分なりの解釈や意見
自分は今までこう思っていたけど、こういう考え方もあると知った
自分だったらこうしていたけど、主人公の行動に衝撃を受けた(自分も見習いたい)
主人公のこのセリフには、今までのこういう環境や背景が影響を与えている
5.3と4のことを通して得た教訓、新たな視点、自分にとっての課題(反省)は?
6.まとめ-この本を読んで得られたこういう教訓や課題を、今後の自分に活かしていきたい
この構成の中で一番文字数を書きたいのが4と5です。
ここが読書感想文の一番のポイントで、それ以外の部分は簡潔にまとめましょう!
読書感想文の書き方 高校生が使えるコツ
もう少し具体的に、読書感想文が書きやすくなるコツを書いてみますね♪
導入部分は難しく考えない
読もうと思ったきっかけについては、素直に書けば大丈夫です。
テレビを見てたら、この本について紹介していた。〇〇という内容について興味を持った(ちょうど自分が悩んでいたことだった)ので手に取ってみた。
友達とケンカしてうまく仲直りが出来ずにウジウジしていたら、従妹にすすめられたので読んでみた。
こんな感じで全然OK!
主語は誰なのかを常に意識して、分かりやすく書く
「~だと考えた」のは主人公なのか、あなた自身なのかがごちゃごちゃにならないようにしましょう。
自分では明確に書いているつもりでも、主語がはっきりと書かれていないために先生が読んだら分かりにくいって思われてしまう事ってありますよ。
文章の書き出しや語尾に工夫をする
いつもいつも「~だと思います」や「私は~」「主人公は~」だと、パターン化してしまいますよね。
書き出しであれば「そうは言うものの・・・」「とはいえ・・・」「そもそもこういう時は・・・」「だとすれば・・・」「例えば・・・」「なぜなら・・・」
語尾の場合は「~だったに違ない」「~ではないだろうか」「~と考えるとつじつまがあう」
のように、ちょっと工夫するだけで、ぐんと完成度が高くなります。
小学生であればワンパターンでもいいですが、高校生ともなればこういう工夫をすると「おっ!」と先生に評価されますよ♪
いきなり書き始めない
本を読み終わった後、いきなり読書感想文を書き始めることはやめましょう。
構成内容ごとに、「ここには何を書いていこうか」ということを箇条書きでいいから書き出してみましょう。
読書感想文に書く全体像をまずつかんでから、書き始めます。
こうすれば、書いている途中で次は何を書こうか…って悩むことがなくなります!
書く内容がなければ、本のテーマを考える
印象に残っている場面や、そこで自分が考えたことなどが分かんない!って人もいますよね。
そんな場合は本のテーマについて考えてみましょう。
読書感想文を書きやすい本の選び方でも書きましたが、テーマが1つ、せいぜい2つまでの本を選びましょうっていいましたよね。
そのテーマについて書くんです。
たとえばテーマが「野球を通して成長する高校生の主人公」だったとします。
そうしたら、本の中でこのテーマをうまく表している場面を「印象に残っている場面」として使ってしまうのです。
高校生の読書感想文の構成と書き方-さいごに
読書感想文って何のためにある宿題なのか分からないですよね。
読書感想文は自分の感じた、考えたことを文章にしたり、決められた文字数で自分の考えをきちんと書くことです。
そしてそれがきちんとできる人は大学受験でも有利になりますし、大人になってからも自分の強みとして使えます。
自分で考えて書くことは、決して損にはなりませんよ!