読書感想文・・・夏休みの宿題の定番だったり、普通に国語の授業で宿題として出されたり。
本を読むのが苦手な高校生にとっては、気が重くなる課題ですよね。
何を読んでもいいし、思った事や感じたことをそのまま書けばいいんだからって言われて、タレント本の感想を書いたら怒られたり、減点されたって経験がある人もいるんじゃないですか?
今日は、読書苦手なのに読書感想文かぁってため息ついている高校生に、読書感想文に向いてる本の選び方やおススメの本をご紹介します。
こういうタイプの本を選ぶと書きやすい!っていうのと、ズバリ具体的にこの本が書きやすい!ていう両方をご紹介しています(^O^)/
読書感想文に向いてる高校生の本の選び方は?
読書感想文に悩んでる高校生って多いですよね。
私もそうだったなぁ・・・。
でも皆さん、どうやって書こうか悩んでますけど、その前に「どんな本を選べば書きやすいんだろ」って悩んでる人って少ないですよね。
読書感想文は何よりも、題材となる本が大事です。
高校生の読書感想文に向いている本の選び方とは、どんなものがあるのか?
テーマが明確で1つ、もしくは2つに絞られている
まずはこれに尽きます。
「友情」「恋愛」「スポーツ」「戦争と平和」などいろいろありますよね。
この本は何について書かれているのか、テーマがとても明確になっていてさらにそのテーマが1つとか2つに限定されていると書きやすいです。
いろんな要素が複雑に絡み合ってる本は、読み物としては面白いかもしれませんが、いざ読書感想文を書こうとするとポイントがぶれやすくなってしまいますよ。
読書感想文を高校生が書きやすい本はどんなもの?
具体的にどんな本であれば書きやすいのか。
まずは、さっきも言ったように「テーマが絞られている」、これですね。
でもテーマが1つに限定されている本って一杯ありますよね。
その中からどんな本を選べば、読書感想文は書きやすいのか。
何かしら共感・共通するポイントがある
主人公が自分と似たような境遇、主要登場人物の考え方が自分と似ている、扱われているトピックが自分の好みと一致する。
そんな本をなるべく選びましょう。
スポーツが大の苦手なのに野球を通して成長していく友情物語を読んでも、いまいちその気になれないですよね。
将来の進路について悩んでいるんだったら、同じように主人公が大学受験にもがいている本を読んでみるのもいいですよね。
全く共感・共通するポイントがないと感情移入がしづらくなり、最後まで読み終わっても「結局何が書いてあったんだっけ?」てなってしまいますよ。
長編を避けて短編を選ぶ
読書が苦手なのであれば、わざわざ長編に取り組むのはやめましょう。
読み終わる前に飽きてしまいます(笑)
また短編の方が、テーマが絞られていて、作者が伝えたいのはコレ!っていう事が分かりやすいです。
ベストセラーや先生のお気に入りの本は避ける
ベストセラーっていうのは必ずしも、読書感想文に向いている本とは限りません。
それに今まさに旬な本なので、他の生徒と被ってしまう可能性があるし(比較されてしまう)、あちこちでその本に対する書評や意見を目にして、だんだん何を書けばいいのか分からなくなってしまいます。
また先生のお気に入りの本や愛読書などは、先生がその本にどっぷりと感情移入しています。
繰り返し繰り返し読んでるでしょうから、この時の主人公の気持ちはこうで、こういうことが背景にあったからこういう行動をした・・・なーんてことを先生なりに考えてるんですよね。
そんな先生に対して、わざわざ挑戦するようなことをしなくてもいいんじゃないかな^^;と思うんです。
読書感想文を高校生が書くならおすすめしたい本
何となく分かったけど、でも何を選べばいいのか分かんない!何かない?って方に、少しだけおすすめの本をご紹介しますね。
オー・ヘンリーの「賢者の贈り物」「最後の一葉」「都会の敗北」
どれも有名な短編です。
英語の授業で読んだことがある人もいるかもしれませんね。
短くて読みやすいけど、作者が伝えたいこと、教訓などが非常に分かりやすいので読書感想文にはうってつけ。
「変身」(カフカ)と「星の王子さま」(サン=テグジュペリ)
これもまた、どちらも有名な本ですね。
短編というよりは中編かもしれませんが・・・。
カフカは後味があまり良くない・・・と感じる方も多いですが、読書感想文には向いています。
ただ少しレベルは上がりますので、読書大嫌い!本アレルギーがある!という方はやめておいた方が無難かも^^;
「変身」はラストの結末の解釈が人によって様々です。
自分なりの「私はこう思った」というのを書きやすい本ではありますよ。
星の王子さまは子供向けの本だよ!って思った方いますか?
いやいやどうして、この本は大人が読んでも学ぶことが多い、人生の教訓が書かれている本ですよ。
子供も読む本なので、読み進めやすいと思います。
「博士の愛した数式」(小川洋子)
長編小説ですが、映画化やドラマ化されているので見たことあるっていう人もいるのでは?
一度映像で見ていればあらすじが分かっているので、読み進めやすいですよ。
色んな種類の「愛」がこの小説には出てきます。
博士の数学に対する愛、少年に対する愛、家政婦に対する愛、もっと大きく人間に対する愛。
「人間愛」について書いてみるのもアリですね(´▽`*)
読書感想文を書きやすい本-さいごに
読書感想文が書けない本というのはありませんが、書きやすい本というのはあります。
まずはあなた自身が、興味を持てる本を探すことから始めてみましょう!
そして本が決まったら、構成と書き方のコツを押さえて書いていけばもう大丈夫!