5月22日~6月6日にかけて、パリで開催される全仏オープン。ロシアによるウクライナ侵攻やコロナ禍など、例年とは異なった環境ですが全選手の出場が認められており、開催が楽しみですよね。錦織圭選手やロジャー・フェデラー選手が参加しないことが発表されていますが、注目選手は他にもたくさんいます!
そこで今回は全仏オープンで注目選手を男女合計7名ご紹介します!
全仏オープン、7名の注目選手
全仏オープンの組み合わせが発表され、開幕までのカウントダウンが始まっています。今大会の注目選手は、次の男子5名、女子2名です。
男子
- ノバク・ジョコビッチ選手
- ダニール・メドベージェフ選手
- ラファエル・ナダル選手
- ダニエル太郎選手
- 国枝慎吾選手
女子
- ココ・ガウフ選手
- マリア・サカーリ選手
順番にご紹介します。
男子
ノバク・ジョコビッチ(セルビア)
グランドスラム20勝を誇る、現世界ランキング1位の選手です。世界ランキング1位の通算週数も歴代最長を更新しています。ラファエル・ナダル選手、ロジャー・フェデラー選手とともに「Big3」と呼ばれているジョコビッチ選手も、今年で35歳。2022年シーズンはワクチン接種の関係で全豪オープンの出場が認められなかったり、出場した大会でも準優勝や準決勝敗退など、昨シーズンまでと比べると物足りない結果ではあります。しかしながら、全仏オープンの優勝候補の筆頭であることに変わりはありません。
ダニール・メドベージェフ(ロシア)
2月28日に発表された世界ランキングで、ジョコビッチ選手に代わり、新たに1位の座に就いたのがメドベージェフ選手です。現在はジョコビッチ選手に次ぐ2位ですが、今季は1月の全豪オープンで準優勝、2月のメキシコ・オープンではベスト4に進出するなど、好成績を残しています。4月のマイアミ・オープン後にヘルニアの手術をし、1,2ヶ月の休養を発表していましたが、全仏オープンにエントリーしています。もしかしたら、万全の体調ではないのかもしれませんが活躍が期待されます!
ラファエル・ナダル(スペイン)
グランドスラムの最多優勝記録21勝を誇り、「クレーコートのキング」といえば、ナダル選手と言われるほど、この全仏オープンでは圧倒的な結果を残しています。昨年の全仏オープンでは、決勝でジョコビッチ選手に敗れ準優勝でしたが、今シーズンは全豪オープンで優勝するなど、好成績を収めています。昨年の雪辱を果たすべく、モチベーションも非常に高いことが予想されますので、大活躍に期待です!
ダニエル太郎(日本)
錦織圭選手が怪我のため欠場、代わりに活躍が期待される日本人選手は西岡良仁選手とダニエル太郎選手です。西岡選手は本戦からの出場ですが、ダニエル太郎選手は予選からの勝ち上がりを目指します。予選では3試合勝たなければならず、かなり大変なスケジュールですが、今年1月に行われた全豪オープンで元世界ランキング1位のアンディ・マレー選手にストレート勝ちをするなど、期待できる試合を続けています。以前、一番得意だと語っていた全仏オープンで、日本のテニスファンたちを盛り上げてもらいたいですね!
国枝慎吾(日本)
車いすテニスのレジェンド・国枝選手も出場が予定されています。東京五輪では念願の金メダルに輝き、今シーズンも1月の全豪オープンで優勝するなど好成績を残しています。近年は若手選手の台頭などもあり、以前のように勝てない試合も増えてきましたが、勝負強さなどは衰えることなく、勝ち星を積み重ねています。全仏オープンでも、優勝候補筆頭と言っても過言ではないでしょう。
女子
ココ・ガウフ(アメリカ)
15歳で初出場した2019年のウィンブルドンで、元世界女王のビーナス・ウイリアムズ選手を撃破して一躍注目を浴びた選手です。その後も順調にポイントを稼ぎ、2022年5月第1週目の世界ランキングでは16位と素晴らしい位置につけています。最も得意とするサーフェスはクレーで、2021年の全仏オープンではベスト8に進出しています。得意のクレーコートで、グランドスラム初制覇の期待がかかります。
マリア・サカーリ(ギリシャ)
2021年全仏オープン、全米オープンで準決勝に進出し、シーズン末の最終戦にも初出場を果たしたサカーリ選手。パワフルで正確なフォアハンドと俊敏なコートカバー力を持つ選手です。全仏オープンはコートカバーが得意な選手が有利な傾向にあります。世界ランキング5位で挑む今大会は、昨年以上の結果も期待できそうです!
まとめ
いかがでしたか?ウクライナ侵攻やコロナ禍の中でも、例年となるべく変わらないように開催される全仏オープン。トップ選手同士のガチンコでの対決は、夜更かししてでも見る価値がありますよね!男子はジョコビッチ選手の連覇か、誰かがそれを阻止するのか、非常に楽しみです!