去年から延期になったり、任意適用だったりと運用がはっきりしなかったカナダのeTAですが、2017年6月時点では完全に義務化されています。
eTA取得の対象となる人がカナダに飛行機で入国する場合、たとえアメリカや他の国へ向かうための乗り継ぎでも、eTAがないとカナダに入れません。
じゃあ、誰がeTAの対象になるのか?
日本のパスポートを持っていたら、全員が対象?例外はある?
いつまでにeTAを申請、取得していればいいの?
そんな疑問にお答えします!
カナダのeTAは飛行機で入国する日本人も対象
eTAとはElectronic Travel Authorizationの略で、電子認証渡航です。
アメリカのESTAみたいなもんだと思ってください。
これは、ビザが免除された人がカナダに飛行機で入国する場合に、申請取得が義務付けられています。
ということは、船や車でカナダ入りする人は関係ないということですね、今のところは。
日本人の場合、半年以内の滞在であればビザの取得は必要がないです。
観光でカナダに来ると、入国審査ではパスポートさえあれば、大抵の人は入国を許可されますよね。
つまり、日本人の観光客はカナダ政府が定める「ビザが免除された人」に該当するってことです。
それはイコール、観光でカナダに行く日本人は、eTAが必要になるということ。
あ、ごめん忘れてた!(てへぺろ) みたいなことは通用しませんよー!
日本人でeTAが免除される人もいます
もちろん、日本人でもeTAが必要ない人もいます。
さっき「ビザが免除された人がカナダに飛行機で入国する場合に、申請取得が義務付けられている」って書きましたよね。
ということは、ビザやそれに相当するものを持っている人は、eTAが不要ということになるんですねー。
具体的には、
永住権(PRカード)を持っている人
永住権保持者はeTAは必要ないです。
でも、飛行機に搭乗する時にPRカードがないと、今まで同様、搭乗拒否される可能性がありますよ。
2015年8月1日以降に発行されたビザを持っている人
2015年8月1日以降に発行されたビザ(Work Permit、Study Permit、Working Holiday等)には、すでにeTAがついてきているので申請は不要です。
ただし、カナダ国内で延長申請をした結果発行されたビザに関しては、eTAがついてきません。
この場合は、新たにeTAを申請しましょう。
アメリカから車で入国する人、船で入国する人
すでに書きましたが、eTAは飛行機で入国する人が対象です、今のところは。
なので飛行機以外で入国する人は、eTAがなくても大丈夫です。
例えばナイアガラの滝で歩いて国境越えをする時、この時はeTAがなくても大丈夫。
ちなみにアメリカ側も歩いて入国の場合はESTA不要ですよ♪
カナダのeTAはいつまでにどこで申請する?申請に必要なものは?
eTAの申請は、カナダ政府のサイトから行いましょう。
旅行代理店などで手続き代行をお願いする方もいますが、↑のページは日本語ですしわざわざ手数料で数千円を払わなくても、自力で出来るよっていうのが個人的な感想(;”∀”)
申請自体は数分あればあっという間に終わります!
申請に必要なものは、
- パスポート
- クレジットカード(申請料として7ドル)
- Emailアドレス
- アメリカのグリーンカード(永住権)を持っている場合は、グリーンカード(番号や有効期限が必要)
です。
申請後すぐに、申請を受け付けした旨の確認メールが届きます。
そして、審査完了後に審査結果のメールが届きます。
日本人で犯罪歴やカナダでの不法滞在歴などがなければ、ほとんどの場合は問題なく取得できるのではないでしょうか。
審査結果はすぐに来ることが多いですが、時々時間がかかってしまうことがあります。
また何らかで発行が拒否されてしまったら、別途ビザを申請しないと入国できません。
間際で慌てないために、カナダ行きが決まったら早めに取得しておきましょう。
eTAは取得から5年間有効です。
ただし途中でパスポートの有効期限が切れてしまったら、その時点でeTAは取り直さないとダメなのでご注意を!
そうそう、最後に。
eTAがないとカナダに入国できないと書きましたが、それ以前にカナダ行きの飛行機に乗せてもらえない可能性がありますからね。
カナダ行きの航空機に乗る場合、
永住権やビザを持っていないのに復路や別の国へ向かう航空券がない
eTAが必要なのに取得していない
ような人は、搭乗を拒否される場合があります。
それは、カナダの入国審査で入国拒否される可能性が高いため。
入国拒否されると、そこまで連れてきた航空会社が責任を持って出発地まで送り届けないといけないんですよ。
なのでどこの航空会社も(日系だけでなく世界中)、こういう人たちは飛行機に乗せてくれません。
ということで、eTAは飛行機のチェックインをするまでに取得を済ませておきましょう!