上司と取引先の会社に出向いたりする時、タクシーを使うことってありますよね。
そんなとき、あなたはどこに座ってますか?
ビジネスでも重視される上座と下座は、タクシーの中にも存在します!
上司とタクシーに乗る時に、上司が座る位置はご存知ですか?
今のうちにこっそりと復習しておきましょう!
タクシーの上座と下座はどこかご存知ですか?
まずは大原則のルールから。
タクシーに乗る場合の上座下座は、次のような順番になります。
2 助手席の後ろ(後部座席左側)
3 後部座席の真ん中
4 助手席
1番が上座、4番が下座ですね。
3人で乗る時は、3番の後部座席真ん中ではなく4番の助手席に座るケースも多いです。
後部座席に3人はきついですもんね(;^ω^)
また最近は、1と2が入れ替わる考え方をする人も増えてきています。
運転席の後ろは、助手席の後ろよりもスペースがないことがあるし(ドライバーの体格によっては座席が後ろに下げられてる)
荷物を持ちながら奥まで移動させるのは失礼
というのが、大きな理由みたいですね。
ちなみに、1の運転席の後ろが最上位席となった理由には諸説あって、
運転席の後ろが一番安全
というのと、
助手席の後ろに座らせるということは、お客様を外で待たせてしまう時間が長くなる(特に風雨の強い日は失礼)
この2つがよくあげられます。
これ、どちらも相手の事を気遣ったうえでのルールが出来上がったっていうことが分かりますよね。
単純に重視する点が変わって来た、ということなのかもしれません。
マナーというのは唯一絶対ではないし、時代と共に変化していくものです。
巷にいくつもあるマナー系の検定の中には、↑のどちらも正解としているところもあるようです。
ただし年配の方ほど、運転席の後ろが最上位席という認識でいることも珍しくありません。
もともとは「運転席の後ろ→助手席の後ろ」だったのが、「助手席の後ろ→運転席の後ろ」と考える人も増えてきたという認識でいるのが一番です!
タクシーで上司が座る位置はどこになる?
では上司とタクシーに乗る時、上司が座る位置はどこになるの?っていうことが気になりますよね。
まずは大原則を思い出してください。
2 助手席の後ろ(後部座席左側)
3 後部座席の真ん中
4 助手席
今は1と2を逆にする人もいるという話をしましたが、ここでは最初のケースを使いますね。
上司と2人で乗るのであれば、1に上司、2にあなたです。シンプルですね。
ではここに取引先の方が加わったら?
取引先と自分の上司では、取引先が上になります。
なので取引先が1番、上司が2番、あなたは3番もしくは4番ですね。
これが大原則だと覚えておきましょう。
タクシーに目上の方と乗る時はマナーを分かったうえで臨機応変に
さっきから「大原則」という言葉を使っていますが、お気付きですか?
それは、これが大原則だけど「絶対」ではないからです。
今は最上位席は助手席の後ろって考える人も多いってお伝えしましたが、マナーってやっぱり変わっていきます。
またそれとは別に、「相手の気持ちに寄り添った行動」をすることも大事なんですよね。
いくらマナーだといっても、それを頑固に押し通すことで相手が不快になるのであれば逆効果になってしまいます(^-^;
よくあるのが、お客様に運転手の後ろの席に座って頂こうとしたけれど、「自分はこっち(助手席の後ろ)のほうがいいから」といわれるケース。
相手が明確に意思を示しているのにそれを無視するようなことになれば、逆に失礼となります。
そういう時は、「では失礼させていただいて・・・」と言いながら、先に乗り込むのもアリです。
もしくは運転席が結構後ろまで下げられていて、お客さまには明らかに窮屈そうな場合。
助手席の後ろの方がゆっくりできそうだったら、「奥の席は窮屈そうなので、失礼して私が奥に座らせていただいてもよろしいですか?」などと、相手の了承を取って座るということもあります。
相手の希望による時もあれば、他の事情による時も出てくると思います。
相手が上司であれ、お客さまであれ大事なのは相手の気持ちを慮ること。
ただ、言うことを聞いてばかりだと「あいつはマナーも何も知らないんだな」と思われてしまうかもしれません。
なので最初に、「〇〇部長、奥の席へどうぞ」とか「奥に座って頂きたいですが、ちょっと窮屈そうですよね」とか言えば、(マナーを知ってますよ、でもこうこうこういう事情だから、あえてこうしますね)という意思表示になりますよね。
そのうえで、一言(マナー違反をすることになる)失礼を詫びながら座れば、それは相手の気持ちを尊重したことになります。
タクシーの上座下座はどこ?上司が座る位置は?目上の方とのマナー まとめ
仕事の上でマナーってとても大事です。
上司や取引先の前でマナー違反な行動を取ってしまうと、自分の評価を下げるだけでなく会社の評価を下げてしまうことにも。
かといって、それを意固地になって守り通すのも、相手の不快感へと繋がってしまいかねません。
タクシーでの上座下座のルールをきちんと把握したうえで、状況をよく見て臨機応変に対応したいですね。