国際線の乗り継ぎ 預け荷物は途中でピックアップ?スルーで目的地まで?

 

海外旅行に行くけど、国際線で乗り継ぎがある!

乗り継ぎする時に手続きは必要なの?

スーツケースとかの預け荷物はどうするの?

英語が苦手だったり、英語圏ではない国に行くなんて時は余計に不安になりますよね。

ましてや、JALやANAといった日系の航空会社以外を使う時はなおさら!

でも大丈夫なんです。

飛行機に乗る時の預け荷物の取り扱いは、大体どこの空港や航空会社も似たようなものです。

特に日本人が海外旅行で使う時の航空会社の場合は。

大原則さえ覚えておけば、8割方はこれにあてはまります!

今日は国際線の乗り継ぎがある時の、預け荷物(スーツケース)の取り扱いについてご紹介しますね。

荷物は途中でピックアップするのか?目的地までスルーで運んでくれるのか?

 
  

国際線を乗り継ぎする時って預け荷物はどうなるの?

海外旅行に行くときの乗り継ぎって、いろんなパターンがありますよね。

国内線から国内線、国内線から国際線。

国際線から国際線、国際線から国内線への乗り継ぎ。

どのパターンであっても、まずチェックをするのは次の2点!

  • 預け荷物のスーツケースに取り付けられるバゲージタグに、最終目的地が記載されているかどうか
  • 乗り継ぎをする空港で入国審査があるかどうか

 

まずこの2点の情報が分かっていれば、ある程度の判断が出来ます。

1つ目のバゲージタグについて。

空港でスーツケースを預けると、ハンドル部分とかにタグみたいのを貼りつけられますよね。

この写真だと、持ち手の部分についてますね。

そして半券は、控えとして持っておくように渡されます。

余談ですが、この半券は万一スーツケースがなくなってしまったときや、よく似たスーツケースで他人が間違って持って行ってしまったりした時に、自分のものだっていう証明するためのものになります!

スーツケースが手元に戻ってくるまで、ちゃんと保管しておきましょう!

さて、このバゲージタグには、この荷物をどこまで運べばいいのかが印刷されています。

こんな感じですね。

乗り継ぎがあるのであれば、乗り継ぎ空港が全部記載されて最終的にどこまでいくのかが、作業する人に分かるようになってるんですね。

空港の係員さんは、流れ作業でどんどん持って行ってしまうので、確認できなかったら手元にある控えで確認しましょう。

同じ内容が書かれていますよー。

このタグに書かれている空港名は、アルファベット3文字の空港コードです。

成田空港であればNRT、羽田であればHND、関空はKIXで那覇空港はOKAですね。

最後に書かれている空港コードが、この荷物が運ばれていくことになっている最終目的地です。

まずはここを確認しましょう。

ただし、最終目的地が印字されているからといって、まだ安心してはダメ!

それが次のポイント、入国審査の有無です。

国際線で到着した場合、その空港で入国審査を受けるかどうかは国によって変わります。

国際線で到着して国内線に乗り継ぐ場合、ほぼ全てのケースで入国審査を受けます(一部例外あり)

そして国際線→国際線の乗り継ぎの場合は、国によって扱いが分かれます。

国際線で来てそのまま国際線に乗り継ぐんだとしても、入国審査は受けなさい!っていう国もあれば、そのまままた外国に行くんだったら決められたエリアから出なければ入国審査を受けなくてもいいよーっていう国もあります。

あなたのケースはどちらですか?


 

国際線を乗り継ぎ 荷物をピックアップするのはこんな時

では具体的に説明してきますね。

まず乗り継ぎで荷物をピックアップしないといけないケースから。

預け荷物が最終目的地までの扱いになっていない時

さっき説明した、スーツケースに取り付けられるタグ、もしくはその控えを確認してみてください。

記載されている空港コードが最終目的地で終わっていますか?

もし途中までしか記載されていない場合、そのスーツケースはそこから先には運んでくれません。

ていうか係員は、あなたがそこから先どこに行くのか分からないわけですから、当然そこが最終地点だって思いますよね(;”∀”)

たとえば、アメリカロサンジェルス空港から成田を経由して伊丹に行くとします。

LAX(ロスの空港コード)→NRT→ITMと、最後にITMがあれば荷物はITMに運ばれます。

でも、NRTで終わっていれば、ITMには行かずにNRTでピックアップを待つことになってしまいます。

途中でピックアップしないといけなくなってしまうのは、利用する航空会社のアライアンス(JALの所属するワンワールド、ANA所属のスターアライアンスなど)が違う、乗り継ぎに必要な最低時間が確保されていないなどの理由が多いです。

そういったケースでも最後まで運んでくれるケースもあるんですけどね。。

あともちろん、システムの不具合などの理由も有り得ますねー(^^;

それから国や空港側の規定で、荷物をピックアップしてもう一度チェックインをしないといけないなんてことも。

タグに記載されている最後の空港では、必ず荷物をピックアップしてカウンターで手続きが必要と覚えておきましょう!

入国審査がある場合はピックアップする

国際線から国内線に乗り継ぐ場合は、原則としてその空港で入国審査がありますよね。

また、国際線からそのまま国際線に乗り継ぐ場合も、入国審査を必要としている国があります。

例えばアメリカ。

日本からアメリカを経由してカナダに行く場合、アメリカは飛行機の乗り継ぎだけで空港から出ないとしても、アメリカの入国審査が必要です。

こういった入国審査を受ける場合は、ほぼ必ずピックアップが必要です。

入国審査でというよりは、その先の税関を通る時に全ての荷物を持ってないといけないってことですね。

税関を通過すると、乗り継ぎ客用に航空会社関係なく荷物を再び預けられる場所が大抵はあります。

荷物についてるバゲージタグが最終目的地までちゃんと記載されている場合は、ここで係り員の指示に従ってベルトコンベアーに乗せるだけで終了。

混んでなければ30秒の作業ですよ♪

カウンターでもう一度手続きをしないといけない時は、利用航空会社のカウンターに出向きましょう。

おススメ! 海外旅行 空港の入国審査の英語は怖くない 目的と質問を覚えよう

 

国際線の乗り継ぎ 荷物がスルーされてピックアップ不要なのはこんな時

ピックアップ不要なのは、↑に書いたケース以外です(笑)

つまり、バゲージタグにちゃんと最後の目的地まで印刷されていて、途中で入国審査などがない場合ですね。

たとえば、日本からドイツを経由してイタリアに行く場合。

ドイツとイタリアは同じEU圏内なので、EUという一つの国として扱います。

なので、ドイツで入国審査を受けたら(この時は荷物もピックアップ!)、そこからEU圏内の国であれば基本的には国内線みたいなもので、次の国での入国審査はありません。

ただし、イギリスは今のところまだEU圏内ですが、入国審査が必要です!(ややこしいですねぇ)

 

バゲージタグに印字されている空港では、荷物をピックアプしてカウンターでの手続きし直しは必要ない。

ただし、入国審査がある時は税関通過のために一度ピックアップしてすぐに預けなおし(航空会社のカウンターに寄るひつようはなし)

この2つを覚えておきましょう!

国際線乗り継ぎの際の荷物-さいごに

一番確実なのは、一番最初の空港でチェックインをするときに、対応してくれた方に聞くことです(笑)

聞いたら笑われるかな・・・なんて心配は不要!

私も何十回と国際線を使ったことがありますが、直行便の時以外は必ず確認してますよ(*´▽`*)

臆することなく確認してくださいね。